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本当に長いことご無沙汰しましてご心配おかけしました。息子がサボり病だと気に病んで書き込んでいましたが、仕事が沢山舞い込んでまして(全部お任せの特注品なのです)紺屋の明後日状態で、この不景気なのにご依頼が立て続けに頂くことは本当にありがたいことです右はシルクのブラウス桜の枝と葉で染めました。オフタートルで、さらりとした感じです。左はシルクにレース(首元と袖)に配したブラウスザクロで染めました。マフラー3枚左からシルク・パシミヤです花梨(枝葉)で染め木酢酸鉄の中媒染したもの中央はカシミヤ、素材が高価でなんとも言えない深い良い色が出ます。炭酸カリウムで先媒染してから浸染めしました。右はバナナパシミヤです。これもまたざっくりした感じで暖かそうです。 私の性格とは全く反対な色ですが、こんな色が好きなんです。ザクロ染3枚です。生地はシルクジャガード 手前からチタン、右後は木酢酸鉄、左後は酢酸アルミで媒染しました。 バラのすかし模様が入ったストール、なんとも言えない品格のある色(ログウッドの木酢酸鉄媒染)に仕上がりました 暖簾です萩・菊・ザクロ・藍・茜などでランダムに絞り、麻糸を結んだり、外したり、気に入った色に染まるまで何度も入れたり浸したり。茶道のお師匠さんの和室に使用するのだそうで とてもお気に入りで絶賛されていました 産直物産展からのご注文です。以前に大きな日除けを作ったことがありました。社長さんがたいへんお気に入りで今度は幟です。まだ乾燥してませんが、良い出来です。200坪ばかりの畑にみんなで育てた藍を藍玉にして保存していた物を使用しています。布地は厚地のオックスフオードです。・・・・・・・・・・・*・・・・・・・・・・・・・・*・・・・・・・・・・・・・・・*・・・・・・・・・・・・・・・・読みたい本はあるし、見たいテレビは有るし、お掃除も沢庵も花梨の飴も作りたいし「卵酒を造ってえ!」と依頼も沢山うけてますし、年末は、やっぱり忙しいですねえ。
December 1, 2010
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殿方は巾着袋が好きらしいです。これもすぐ欲しいと言う方がいらしてお持ちになりました。「和服を着る会」の方で、もっと和服を見直し日本文化を広めようと言うグループをつくったそうです。 ぞろぞろと男の方が街を流して歩いたら目を引くことでしょう。これは北海道のお医者様で、袋物が大好きとのこと、うれしいです。どんな使い方するのか見たいものです。これは茶道のお師匠さん。さりげなく普段にお持ちになるのでしょうか 色違いの2組みです。どうしても欲しいと懇願されて手放しました。なかなか同じものは作れないものですから・・・・・。全部ジュート麻地の草木染です。 袋物は色だけでなく、縦横のバランス、色の分量、生地の風合いなどで出来上がりに差がでます。 センスの違いですね。縫製の方に細かくお願いしてもなかなか私の納得出来る物に仕上がって来ないのが悩みです。それだけにお気に入りの物には愛着があり手放すのが惜しくなります。草木は同色には中々出会えない物なんですねえ。
July 17, 2010
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Y市民センターから草木染講習会の依頼を受けました。ボランテアでしたが、木曜コースの仲間を連れて行ってきました 当日は気温28度の夏日でしたが、やる気十分の若い?主婦達の雰囲気に圧されて仲間も必死に指導しました。年配の殿方も参加しました。綺麗なストールに挑戦、奥様へプレゼントにするとの事でした 羨ましいですねえ。 これが作品と見本です。むらにもならず、とても綺麗に染まりました。左からラックダイの銅媒染、鉄、銅、アルミ、炭酸カリウム 酢酸アルミ真中辺から刈安の鉄、酢酸アルミ、酢酸銅等のぼかしです。工房とは材料も時間も全て不足ですし、みな、話もいい加減に聴いて勝手に染色する方もいてとても大変でしたが満足そうなこの笑顔を見てください良かったよかった。
June 26, 2010
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袋物が沢山出来ました 手前の木口袋はジュート麻の型染めです。染料は栗のイガを使い、酢酸銅で媒染しました。ショルダーバックです。 手作りらしく小ぶりなところがいいと思いますが?スリランカのロウケツ染め(タペストリー)3枚出来ました。ジュート麻の小袋。 お財布とかハンケチを入れて大きなバックにポンと余布で作りました。 染料は藍・くぬぎの皮木葉。媒染剤は木酢酸鉄、酢酸銅。
June 14, 2010
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梅の枝で染めたストール3枚です 同布質のシルクストールで藍染にしました これは蘇芳染め媒染剤は炭酸カリウムの先媒染ですとても品良く、風合いもあり、数枚もまとめてお求め頂いてる方も数多くいらっしゃいます。ご入学のお返しやお祝いなどによく出ます
April 7, 2010
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春は色々と行事が多く、依頼品の染色は出来ないので小物作りをしています。それが又好評で、ホテルの売店などでよく出るんですよジュウト麻で染めた小袋 栗イガの媒染を変えて3色染にしました ジュウト麻をカテキューで染めた小袋 斜めに1本だけ色抜きをしてアクセントをつけました 藍絞り染の小袋 厚手のインド綿年配のおばさんたちがお好みで、まあよく出ます 色分けしたジュート麻の袋物 上から濃藍・栗・藍・カテキューそれぞれの媒染で色分けしたもの です。 車の運転と同じで休むと感が鈍るのでしょうか、毎日何か染にかかわりあることをしていないと駄目なんですね。携帯電話の万歩計を見ながら歩くことも、やっぱり継続は力です。
April 7, 2010
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「梅の枝を剪定したけど、染めてみる?」友人より電話です。寒くて動きたくない・・・でも仲間が桑の木、胡桃の殻、葛の蔓、藤の木、キハダなど持って始めましょうよと催促されてますし、そろそろ藍の種蒔きもしなくちゃならないし、のんびりしていられないのですよ。 梅の枝は乾燥してしまうので急いで細かく刻んで水に浸しました。ホテルからや知人の注文が立て込んでいますし、これで染めてみようかしら? 工房で仕事をするのは久しぶりです。この冬トイレの窓をうっかり閉め忘れて凍らせてしまいました。床が水浸しです。早速500、500何日間噴いていたのでしょうか暖冬とは言え、東北の冬は寒いのです氷点下6度の日が続いてましたから・・・。暖房を入れ掃除をして気持ちを切り替えてっと。さあ仕事仕事!!梅の枝は細かく切って大きいなべに入れ煮出します。生の枝葉は品のある済んだ良い色が出ます。ゆっくり時間をかけて抽出し、又水を足して、2番目の色をとります。竹の笊に木綿の布を敷き、塵、木の皮などが入らないように漉します。梅の染めは改めて後日写真とともに載せます。 ガーゼの2重織りマフラー6枚 若い子にとても人気のマフラーです。左からラックダイ染・紅茶染・カリヤス・ 藍とラックダイ・バラと藍・バラとラックダイの絞り小物類 袋物 左から 庭で拾った栗のイガで染めた絹のテーブルセンター額絵 蕪 孫が冬休みに染めた型染めこれは紅型風に顔料で染めたもの木綿センター 仲間の作品キハダで染めてから色抜きしたもの
March 16, 2010
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渋紙1枚の大きさのままダイナミックに彫る。今では洋型紙の物が出来たので気楽に彫ることが出来るようになった。 本物の和渋紙では扱い方も紗も貼り付け方も価格も異なる。でも私は和渋紙に絹の紗張りをして使用するのが好き。 左は涼しげな花の暖簾をお寺さんの庫裡に寄贈したいとの依頼で、麻生平にヤマボウシ風の絵柄を、優しい色に(ヒメジオン)で浸染全体を生藍(利休ねずみ色) 右は繁華街のデパートのエスカレーターや アーケード、交差点をモチーフに、 線の複雑さをイメージアップする為、 色を単純化した積もりだけど・・・ ザクロ、栗のイガで木酢酸の後媒染 生藍染 暖簾(90×155) 展覧会 県立美術館に染額絵(70号) 下は86歳のお母さん(福島県の果樹園)にプレゼントしたいと依頼された作品、全体を藍では無い 控えめの水色に無媒染のくさぎで染め天女と花は紅型染の多色染に。 花と天女像 縦45cm幅70cmの染額絵 ルソーのジャングルをイメージして3枚続けて彫った。 ジャングル シリーズ A ジャングル シリーズ B ジャングル シリーズ Cこれはヒット作だった。 何にしても引き立つ絵柄で今でも初心者にびっくりされ、喜ばれ人気がある型。
December 6, 2009
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型染め用 渋紙 第3段 ピカソのゲルニカを意識していたずらで彫りましたら 結構面白がられた染額絵(縦長3号) 色分けで(カリヤス、藍染、茜、栗)多色染のハンカチ 地厚の木綿でテーブルセンターを 紅型風に鳳凰をつなぎは糊置きが済んだら消す方が安全鳳凰は右向きと左向きと2枚組みであり合せて風炉先屏風に染めました。
November 30, 2009
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思いつくまま 気の向くまま イメージだけでカッターを動かして・・・これって何の花? 只今 電話中!通話中ペンを持つ手が無意識に呪文のようなものを描くらしい 真直ぐ、キチンと描くのがもっとも苦手な私です 客間の大きなテーブル用(70×130cm)に染めて欲しいとの依頼でした。渋木染(ももかわ)で染め、酢酸銅の媒染でこげ茶の濃淡
November 24, 2009
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35年間の型紙を引っ張り出してみました。京都の植物園で大きなウコンを見て驚き、写生をしました。後日デッサンし直し、型用にアレンジして彫ったものです。和食の店からいす用の小座布団、暖簾など内装を任され、こんな型絵染をプレゼントしました。木綿の小風呂敷を依頼され沢山染めました。カテキュー、カリヤス、藍などで多色染めにしました。 小さな額絵です。何周年かの記念に染めたときのもの(3号)皆さんに喜んでいただきました。蜘の巣が大好きな小学校の先生に彫ったばかりのを見せましたら、大受けされてこちらも吃驚。Tシャツに蜘蛛と糸まで染めましたっけ。これは皆が1度は染めたがる白川郷風の型紙(4号位)藍染めにするといい感じまだまだ有りますので載せてみますよろしかったらご覧くださいね
November 16, 2009
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A新聞の日曜特版で染工房が掲載されたのは3年前のことです。突然の取材で驚きましたが、それよりも驚いたのは「ぜひお稽古に行きたいので・・・」などとやメール沢山来たことです。マスコミのちからって凄いですね。それ以来、近郊からグループ数人、夏・冬休みの幼稚園児、小学生や先生方、PTAの両親学級、おばさま方、趣味の会と圧倒的に女性が多いです。女性は意欲的でパワーがあるんですね。今まで男性は工学部の大学生と小学生グループ位です。 そのなかでも新聞を持参して横浜のから見えたYさんには驚きました。交通費+宿泊費+受講料をかけてわざわざ来てくれます。 今年で3年目です。今回は丹後ちりめん、牛首紬等の反物、シルク、麻生平など、まあよくもこんなにと思うほど背負って来ました。私は嬉しくって泣きたいです。熱心で手際よくあっと言う間に全部仕上げて満足して帰られました。 又小学校の先生が草木染や藍染を推奨してくれたことで、児童、保護者と広まり忙しい日々が続いてます。 口コミの凄さもさることながら責任の重さもひしひしと感じています。 わざわざ時間を割いてきて下さる方たちが良い作品に満足して頂けるように教える 難しさ、中々上達しない人もいますし、1度で期待以上の作品を作る人も居ます。、 自分の作品でさえちっとも満足出来ないのに……、何故こんなにどっぷり浸かっているのかふしぎです。染をはじめていよいよ35年目に突入です。
November 6, 2009
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同期生に六花会と言う会があります。日舞のお師匠さん達が流派ごとに競い合います。又、歌曲、シャンソン、語りべをする方も参加して、とても華やかで賑やかな会です。日舞を3歳からお稽古していた彼女はさすが年期の入った伸びやかで品格のある踊りをご披露しました。 お祝いに染めて差し上げた暖簾(暁流)。染料はラックダイで染めてから酸アルミで後媒染した型染めです 過日友人たちと泊りに行った時のスケッチを型に起こしたものです。布地は厚手のジュート麻地畑で育てた藍の葉を灰汁と衾で藍建てしたもの。 型絵染 コテージ F6号
November 1, 2009
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先日彫った型紙です。ご依頼を受けたのは初夏でしたが なにせ染屋の白袴… 多忙につき、予約待ちでしてごめんなさい。向日葵なので、来年にまわそうと勝手に決めていましたら、ぜひ今年中にとの事。 あわてて染めました。 藍染にしたらひまわりでも違和感なく、喜んでくださったようで、いいかも知れませんね座布団カバー3客分も再注文いただきました。ありがとうございます。
October 14, 2009
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長い夏休みも終わり、お客様も子供たちも孫たちも、一段落したようです。家中何処もかも掻き回し、ひっくり返してよくもまあ~!! パワーのありったけを我が家で発散して帰りました。「9月の連休に又集まろうねっ」て。「こら!誰に相談して決めるんですかあ」 夏の初めに彫り出して・・・依頼の暖簾は・・・・・気が抜けてしまいました。 来年ですね。 こんな日が無い夏でしたから。今日など寒くて鍋物でも食べたい気分です。コースターとセンター用に意味?無い。 なあんにもないの 思い付きです図案を考えて彫るのは楽しい。でも、根気がなくなってねえ。
August 31, 2009
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気温と湿度が高い日は藍がよく建ちます(高温多湿)藍建ては化学建て(ハイドロ建て)が一般的ですが、天然の灰汁と衾(フスマ)で建てますと見事に藍の華がさきます…・ 濃紫色の光る泡がモクモク、キラキラと重なり光ります。堪らないんです。こんな日は嬉しくて何もかも藍甕に浸したくなります。私まで浸りたくなります♪ ♪ ♪ 無中になって染めるその格好を子供たちは棟方志功的だと笑い、あきれています。老眼鏡をかけてバンダナを巻き、物凄い顔をしてるらしいです。夕鶴のツウが機織りの姿を「決して見てはいけません」と言ったのと同じ形相らしいです。 今日も又、夕食がおそくなり、ジイサンの怒りをかう事でしょう。「まあまあ、ご立腹なさらず、大好物の鰻もあるし、糠みそとインゲンの胡麻和えとお酒も冷やしてありますから…ねッ ご機嫌がなおった所で、こっそり工房に降りますか。 藍染めのタペストリー 格子織り麻地に揚羽蝶を型染め 木の年輪と木目をアレンジした藍染木棉のランナー(40cm×200cm)
July 22, 2009
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目に青葉 山ホトトギス さくらんぼホトトギスは今年、明け方に1度聞いたきり、もう我が家では無理なのかもしれません姿は殆んど見つけられません まったく百人一首の通り「ほととぎす 鳴きつるかたをながむれば ただ有明の月ぞのこれり」 なのです。「テッペンカケタカ」私 「ポトサケタ」夫 「オメナニシチョル」葛粉のおじさん 皆さんのところでは何と鳴く? さて、DIYホームセンターで絞り染に使う板をカットしてもらいました2枚1組です。廃材の中をかき回し、長方形は適当なのが見つかりました。丸形はないですねえ それで優しいそうなおにいちゃんにスライスしてもらうことにしました。カット賃は〆て40円でした。面倒がらずにニコニコと研磨のサービスもしてくれました。この歳になると人の優しさとか穏やかな笑顔に特に感動するのです。若い頃の私は微塵にも考えなかった心ですね……。 絞るのが楽しみです。もう少しお待ちくださいね
June 20, 2009
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自然の素晴らしさに感謝です。草いろいろ おのおの花の手柄かな 芭蕉 優しい素材を2枚 インド茜・藍シャリ感のあるオーガンジー・蘇芳色のストール奥からアセン・渋木・大黄・カメノゾキ藍・茜・すくも藍 大きなストール6枚カテキューのテーブルクロス 素材は木綿地下は五倍子(ゴバイシ)格子・上は薔薇(縦縞)の糸通しクロス
June 18, 2009
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子供のころ、故郷には町を横切る大きな川が流れていた。水は満々として氾濫すると大暴れして、民家が流され田畑を荒らす程大河だが、延々と続く桜並木も見事で川鱒や鮎もたくさん獲れ、町のシンボルでもあった。現在は川上にダムができ、護岸工事がされ、きれいにはなった水害もなくなった。しかしそれが自然破壊に拍車を掛けたのだろうか、蛍もヤゴも少なくなり、故郷の思い出とともに影を落としていった気がする。夏休みになると川は学校の監視下でロープが張られ、区域指定夏限定のプールに早代わりする。太陽が暑く照りつける堤防を越えて砂まじりの畑を突き抜ける。とうもろこしやスイカ、かぼちゃがいっぱい植えられ、堤防には山羊が繋がれていた。桑の木が沢山実をつけていた。真っ黒に熟した桑の実は酸味と甘みで私たちを夢中にさせた最高のおやつだった。 口いっぱいに詰め込み、唇と胸ポケットに紫色の証拠をべったり残して帰り、よく母親に叱られたっけ。 -・-・-・-・-・-・-・-・-・ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・たまたま染仲間の近くで桑の木を伐るとのことで車いっぱいに積んできた。桑の鋸くずで染めたときは素晴らしい色が出たけどどんなものか、木が若すぎるから…桑染めシルクウール(150cm×100cm)板締め絞り染シルク麻地 ストール桑染の(銅と鉄の中媒染)したもの麻生平地に源氏香を型染めにした暖簾 左奥から蓬生(よもぎゅう)・御法(みのり)・空蝉(うつせみ)形が面白いので染めています栗のイガ染(120cm×90cm)
June 8, 2009
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気温が高くなると藍染めベストな日が何度かあります。そんな日は1日中工房にこもり寝食も忘れて染まくります。沢山の注文が溜まっていますので受講生が講習日を返上してお手伝いしてくれます。これは藍染に残しておいた白糸を刺し戻しました結構根気のいる作業ですテーブルクロス(150cm×100cm) ザックリ織った木綿を板締めしインド茜に、薔薇を重ね鉄媒染したテーブルクロス(150cm×90cm) 下は同じように見えますが厚手のシルクウールで生地の価格が6倍ほどちがいます。これはT字で染め木酢酸鉄で媒染しました。(5倍子、楊梅、現の証拠、薔薇もいい鼠色になりますが)今回のチョウジは2・3年前に求めたものを見つけたので染めてみました。上の板締めとは全く似て非なるもので、風合いが全く違います。思いの外の出来で満足です。半年前のお客様へやっとお届けできます。ヤレヤレ!
May 30, 2009
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橡の実・葉 仲間が「祖父さんの裏庭から橡(とち)の葉と実をたくさん拾ってきたので染めてみたい」とのこと真ん丸い栗のような美味しそうな木の実だけど、前に餅にしようと頂いたことがありました。とても渋くて栃餅にするのは大変なので敬遠していました。あれ以来です。 見るからに美味しそうですのに…ミロバランやドングリ、梔子(くちなし)は染色によく使うけど、橡の実はどんな色になるのでしょうか 図鑑には結構良いいろが出ています。という訳で染めてみました。下は染め上がった布 右はインドシルク紬・次は正絹羽二重・左端はコットンなかなか色が出ない…… 生の葉ならきっと出るのかもしれない。重ね染めを繰り返したり、濃染剤や抽出剤に入れたり、温度や媒染剤の濃度を上げたりやっと染め上がりました。 近頃は簡単に染めることばかりしている自分に、難題を突きつけられた気持ち。本来の植物を生かした色の抽出法を甘く見ていたことに反省しました。 自然の中で目前の草木を摘んで染める暮らしにあこがれながら今日も又1日中染色に明け暮れました。
March 19, 2009
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春色の染めを沢山ご注文頂いてありがとうございます。桜便りにあわせてきれいな色に染めてお届けしましょう。黄色はくちなし、カリヤス、紅花の黄色、赤はすおう、あかね、紅花は後日使用するので餅にして保存します。緑色は藍にカリヤスを重ねました。藤色はラックダイの炭酸カリウム媒染、桜と蘭のコットンレースでとても色が入りやすい布地です。仕上げをしてお客様にお渡しするまでが、又大変な仕事ですが私の気持ちは華やぎます。没頭できる仕事があることに感謝です。
March 17, 2009
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皆様大変ご無沙汰しました。私個人的に、いろいろありブログに向かう気になりませんでした。いえ、病気でもなんでもないんですが…ねっ啓蟄も過ぎ、やっと染色に本腰を入れなくっちゃ、いろんな所からの仕事が山積しているのですから……でも、年寄りにはフルタイムは疲れます。後継者がほしい心境です昔から「染屋の明後日」とか「染屋の白袴」と、まったく私のことにきこえます昔は天気次第ということだったのでしょうが今は違います。工房も快適だし、只、私のこだわり思案が長びかせているのです。どんな絵にするか、書体は色は、草木は?絞り、蝋?型染め、抜染、布地は?オリジナリティを出し、納得出来るものを創りたい。相手に喜んでもらいたい 個性的で楽しい物を。 とにかく、手ならしに素材を染めました。 色のコラボレーションを楽しむ 赤系の染色絹布の素材も.染液の(インド茜染め、ラック染め、すおう染)でこんなに違います。又媒染剤によってもちがいます藍色藍も発酵建てハイドロ建てで異なるし、すくも藍と藍玉、粉末それぞれ異なるのが面白いのです。人間国宝に指定された千葉よしのさんの藍の里もあり(栗原地区の震災で今お休みです)やっぱり藍は染色を志したものにとっては藍に始まり藍に終わるそのとおりです。 バラの葉・枝でやっぱり布の素材や浸す順序、媒染剤の量。回数でいろいろ変化することが驚異であり期待感でもあります。又生葉と乾燥葉の違いは全ての草木に言えることです。
March 17, 2009
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これが私が購入した乾燥のオトギリ草なのですが、 フクギ(福木)-黄色系科名/オトギリソウ科 学名/Garcinia subelliptica台湾からフィリピンが原産で、沖縄では古くから集落や家の周りに暴風垣向きの植物として、積極的に植えられてきたといわれています。幹は直立し、高さは20メートルほどになります。 柿に似た丸くてオレンジ色の実をつけ、その実はオオコウモリが食べるそうです 全く違う木にのようですがこの木もオトギリ科とは驚きました。垣根に出来るほど(20m)大きくなり丈夫で、実がたくさんつくとか沖縄にはこんな染料になる草木がいっぱいあり、うらやましいと思いました。
January 11, 2009
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去年の仕事なのですが、物産展がリニュアルするまでお預かりなのです。お揃いのTシャツも5枚サービスしてあげることにしましたが、型彫りは小さくとも手数は同じです。むしろ小さいほうが大変です。藍は自家栽培ですので、150×200cmでも染められますが何度も重ね染してさばいて酸化させるのが重労働です。水分も沢山含んでいますし、 元々男の仕事なのでしょうね。キャッチフレーズの言葉も面白いし書体もGOODでした。
January 3, 2009
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新年多忙の為、息子ッツプが画像UPしました。今年も、そめ工房えむをよろしくお願いします。くぼ園芸さん写真使わせていただきました。
January 1, 2009
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彼女は何にでも意欲的。持ち前の明るさと一生懸命さが娘のようで可愛い。センスと手際の良さが作品に表現れて見事だ。型染袋物 藍染(キャンパス地)の袋物と藍染のバックは底板(マチ)の部分が広くお弁当やケーキ等運ぶのに便利 ぼかしの袋物(ビレッジヤーン地)(モモ皮)渋木染と藍(畑で作ったすくも藍)のぼかし染持ち手とのバランスもいい感じです テーブルクロス(綿シャンタン地)槐(エンジュ )で染め、銅&鉄媒染「お正月のテーブルを華やかに明るく飾りたい」と屈託のない笑顔を向ける。それが又可愛い。
November 28, 2008
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朝日新聞の記事を持参して横浜からYさんが染色に来たのは夏でした。特集として取り上げて頂いた事で、あちこちからメールやら手紙が届き、何が良いのか、こんなむさくるしい工房に泊りがけで来てくれるのです。遠くは山口県のから78歳のご婦人でした「どうしても伺いたい」には戸惑いました。宿のお世話もさる事ながらお一人で空港に…? とてもとても失礼の無いようにお断りいたしました。年賀状は差し上げておりますが、今どうしているのでしょう。とても有りがたいことです。再び見えた、横浜のYさんはその点お若いので、心配有りませんが染めたい気持ちが満々で、身体以上大きなバックに目一杯詰め他の生徒さんより朝早く工房を訪れました。もう従来の生徒さん達は圧倒されていましたが、やっぱり交通費、宿泊費を掛けて来るのですから当然そうでなくっちゃいけませんね。 丹後ちりめんの帯揚げ、毛糸、絹糸、藍染のストール、、草木染のTシャツ、藍型染めテーブルセンター、胴裏の端切れ、あるわあるわ。昼食も追い立てられるように食べて8時間びっしり、がっちり染めて帰られました。我、工房の受講料は1日1000円です。楽しかったけどホントにくたびれました。「又お願いします、今度は仲間も一緒に」との事ですこれから他県から高校の先生方がみえるし、着付け教室の先生方も10人ほど予約が入ってます。たまねぎ皮や桜の葉っぱ、栗のイガを集めて、出来るだけエコを生かし、健康に気を使いながら若い人達に還元しようと思っています。野山や周りには染材が一杯ころがっていますから。
November 23, 2008
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〈型染め〉 もも皮で染めて酢酸銅で後媒染しました近頃、長時間仕事をすると疲れてしまうのです。相変わらずあちこちから声がかかり仕事が続いています忙しけどありがたいことです。型染め樹脂顔料の色差しあちこち糊が落ちてしまいましたが、何枚も何枚も作るとこんなミスも出てきます。でもカットして袋物にしたり、パッチワークにしたり、それでも良いという方にお分けします。型だけは私のオリジナルですので結構重宝されてるみたいです。これから寒くなると糯粉の糊は乾燥するし、朝早くの仕事はこたえます。来週は横浜の方々が見えますが寒い日はすくも藍も醗酵が鈍ります。次々と新しい方が研修に見えます。冬休みになると先生方が多く見えます。仲間展の予定もあるので、頑張っていますが…いささか疲れ気味です
November 14, 2008
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工房中に白布が溢れています。問屋さんの支払い時になるとパニックになる程、購入してしまうんです。30数年も前から居座っている布もあり悩みの種。まるで嫁ぎ先の決まらない娘のようです。
November 5, 2008
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今は夏でもストールをするんですってね。メタボの私には暑くてとても考えられません。お客様のニーズにおこたえして染めました。左から藍・ログウッド・刈安・八重山青木・ラックダイこちらはレースのハンカチ(ホテル納め用)染料は藍・仮安・ラックダイ・栗イガ・ログウッドなどを使用しました。ジュート麻のエコバッグも染めました。藍染にぎしぎし(だいおう)重ね染しました。これも依頼品です。週末は来客が多いので疲れて仕事がはかどらない、おまけに孫たちが「ばあば遊びにいってもい~い?といわれれると「どうぞ!」って……年少さんから中学生の孫まで嬉々としてやって来るのですものねえ。
June 8, 2008
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金曜コースの仲間が半年振りに顔を出しました。もう辞めるのかと思っていましたが、これだけ良い作品を作る力があるだけに、もう少し頑張ってほしいと思います。継続は力なのです。上左から 大きな袋物 藍染 自家栽培(すくも)型染め 梔子型染め(酢酸アルミ媒染) 薔薇 (鉄媒染) ジュート麻地藍染(型染) ポーチ ロッグウッド(錫媒染) ロウケツ染 附子(ゴバイシ)鉄媒染 型染木曜コースも袋物に夢中。今はエコバックが流行してるので皆が欲しいだそう
April 28, 2008
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藍絞り染マフラーの特注品20枚ホテルとお店やさんからです。「輪ゴムをかけて素朴な風合いに」今月中に収めてとの事。素材は綿2重織りガーゼ。色は 藍とヤマモモ 藍と紅茶 藍とラックダイ いよいよ忙しくなってきました。 教室も新入生を募集し 張り切っていきましょう!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::やっと、パソコンがなおりましたなにかとご迷惑をかけました。 誰に?ムスコップにでーすメーカーに行って受け取ってきてくれたり、「マウスをコードレスにして!」と我儘を言っても直ぐ買ってきてくれ、若いのでフットワ-クが軽く、こまめに良く動いてくれるんですよ。 この年でパソコンに、すっかりはまってますが、決して夫よりパソコンが大事になんて思っていませんから。 ハイ!今回のノート型も、「ポン!」と現金で買ってくれましたもの。45年の苦労はこんな時あらわれるんですね。 安いもんですよ。介護付きでこれからの道のりを歩いていくんですものね。なあんて強がりを言ってますが、もしかしたら私のほうが先に介護されたりして・・・・それまで夫とパソコンを大事にしましょう。 おわり
March 17, 2008
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彼女が訪ねて来たのは、8月下旬だった。退社後に立ち寄り、「どうしても藍染の風呂敷を染めたいのだ」と言う。「韓国語の先生が帰国するので、風呂敷を染めて御礼に差し上げたい」との事だ。彼女の希望に応えてあげたいと引き受けることにした。仕事の合間や、退社時間を利用し、玄関先での指導はとても大変だった。しかし、彼女の才能、経験、記憶が優れているのか、とても順調に進んだ。 前期終業日までにやっと型を彫り終え、とうとう5枚の大判風呂敷と蝶々を染め上げた。初体験で型から仕上げた根性は、現受講生達に追従を許さない迫力があった。私まで引き込まれてしまうほど久々にいい気分だった。勿論、頂いた先生も自作と知り、大変驚き喜んでくださったとの事、彼女は嬉々として報告に見えた事はいうまでもない。習う者、こうありたいものだ。 Sさんの初体験の藍染は、風呂敷8枚全て上出来でした。次は色差ししたものに挑戦して欲しいと思う。
December 18, 2007
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木曜コースは今日でオシマイ!冬休みに入ります。みんな一杯お歳暮用に染めました。藍、ラックダイ、ギシギシ、栗、ウコン、カリヤス、ログウッド、あっちに入れたり、こっちに入れたり、とても楽しそうでした。。上からインド「茜のぼかし染」工程です。媒染剤は酢酸銅と炭酸カリウムです。制作途中です。ぼかしは何時もこのようにして染めています。クリーニング屋さんのハンガーにピンチをつけて畳んだ布を止めます。長い棹に伸子をかけ、ハンガーを引っ掛け、屏風たたみにした布をかけて浸します。1反物を染める時は、衣装ケースに染液をいれ、温熱ヒーターを突っ込みます。下はざっくりした麻地を、ラックダイ、栗、柿渋で一度染めてから、更に柿渋を重ね染しました。もう一度重ねる予定です。大きめのバックに仕上げたら、きっと素敵になるでしょう。乞うご期待!上は絹地(塩瀬)に樹脂顔料で蟹と土筆を描きました。軽くてとても使い勝手の良いエコバックになりました。私の手にズック地(木綿)はどうもしっくり来ないのです。左は型染にした暖簾を藍液(甕のぞきより少し濃い目)に浸したもの。麻生平の夏物です。左は明子さんの作品。ジュート麻のセンターです。型染めで幾何学模様の藍抜染。右側の閲子さんの作品。紫陽花のセンターです。餅粉の型糊を置いて、顔料で色差ししたものです。古くなったので、ラックダイに浸染して、炭酸カリウムで媒染しました。優しい色になりました。まだまだ使用可です。
November 30, 2007
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今日は休む人が多かったので、アシスタントの佐藤さんに手伝ってもらい草木染のストールを一杯染めました。 彼女も親戚に持参するそうで30枚、狭い工房一杯になる程2人で染めました。屈伸運動をかなりしましたので、疲れました。左からラックダイ・茜・藍・インド茜・?・ログウッド・ギシギシ・桜葉・藍
November 17, 2007
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もう30年も前のことです。スーパーの前で友人とばったり出会いました。大きな荷物を持っていて「今、ロウケツ染めを習っているのよ」と木蓮の花を描いた額絵を見せてくれました。それが染と言う未知の世界に踏み込んだ最初の強烈な印象でした。蝋で絵を描いた?どんな風にして?へ~っ。今思うと彼女も習い始めたばかりで、どの程度の物だったか(失礼!)見当付きませんが、とても不思議で新鮮な驚きでした。面白そう,決めた。友達を10人集めて彼女の家に押しかけ、教えて欲しいと頼みました。ロウケツ染です。 彼女も習いたてで、復習の積りで教える、という染知識もおぼつかない新米先生でしたが、結構楽しく三年続きました。所がおしゃべりの方が楽しく、染は一向に上達しません。とうとう壁に突き当たってしまい、解散することになりました。私はもっと続けたい! そんな或る日、「地元の女子大が同窓会会館でカルチャー教室を始め、蝋纈染めの講座もある」の情報が入ってきました。講師はルーブル美術館の常設展にも飾られて、フランス政府の賞やルーブル館で、草木染めの講習会をなさったり、ドートンヌ賞など各賞を数々頂いてる、その道では世界的に有名な先生とのことです。素敵な染の著書を多数出版なさってる、語り口の優しい、品格のある先生で、前から存じ上げていました。その宮地房江先生(同学園の元教授)の受講生になれるとは・・・。チャンス到来、私は飛びついてすぐ応募しました初回は40名、基本からみっちり、教えをいただきました。後輩は次々入って来るけど、最後まで6年間続けたのは私一人だけでした。卒業と同時に、先生の「グループに入会するように」とのことで、あらゆる展覧会や制作のお手伝い、公募展にと寝るまもなく、貪欲に仕事をしました。ロウケツだけでなく、すべての染を体験し、玄関ドアや箪笥、勿論着物も絞り染やら、型染め、友禅、紅型なども染めました。もう面白くて楽しくて、寝ても醒めても頭から染が抜けないほど没頭しました。もう気が付いたら、染を始めて20年も過ぎていました。先生もご高齢(92歳)になり、全国にいる会員42名に「これからは自分の力で活躍の場を広げるように」との言葉を頂き「散会」しました。私はその頃には工房を開いていましたので、男子大学生から84歳の元教諭まで先生の所から引き受けました。常時20名ほど、遠くからも集まり、活気がありました。会員は次々と入れ替わり、このまま続けるには、藍甕を工房に設置したいし、藍草を育てたい。これからの事を考え、自宅を改装して本格的に工房を作ろうと決心しました。陶芸店やインテリヤのお店、ホテルの売店、個展、仲間展もしました。好調な滑り出しでしたが、勉強する時間が足りません。 もう一歩踏み出すにはどうしたらいいか?ーーーー思案中ーーーー そうだ! あこがれのキャンパスワークだ・・・。「今だ、今を逃がしたら出来ない、いざ、念願の芸大へ行こう」と決心しました。しかし通信教育で染色が有るのは、京都しかないのですじゃあ京都に行けばいいのだワ・・・。単純な私です。母校へ卒業証明書を受け取りに行き、あらゆる保険やへそくりをかき集め学費を作ってそれ~行け!っと乗り込みました。私は決めたら直ぐ実行するのです。反省はするのですが後悔はしません晴れて 京都造形芸術大学、美術科(染織コース)に席を置くことなりました。 が、それからが大変でした。スクーリングは工房(教室)が夏・冬休みになる時に行けるけど、夫は二年前急性肺炎で入院、後酸素ボンベ携帯者なのです夜間はドデカイ酸素吸入器を使用するので、学校のペンションにその機械を設置して貰わなくちゃいけないのです。かと言って夫を自宅に残して、1人で3週間のスクーリングを受けるなんてそんな、無慈悲なこと、私に出来無いじゃあないですか。真夏の京都は暑いなんてもんじゃあないんですね。あのクマゼミかアブラゼミか知らないけど、部屋の中まで進入し、大きな声で鳴くんですよ。街路樹は幹が真っ黒になるほど、地面にも湘南ビーチのように隙間なくうごめいて・・・。フオルテッシモで「これでもか!これでもか!」って。あの鳴声は、車の騒音と変わりなく風情も無く、只暑さに拍車をかけるだけです。東北人の私には最大の苦痛でした。冬は1週間づつに分け2回スクーリングに通い、夫は子供たちに交代で世話を頼みました。カリュキュラムは外国語(英語&韓国語)は、冷や汗もので単位は取れ、パソコンも4単位パス。ルンルンでした。愛知、有松町(絞り染)、岩手、平泉(歴史と文化)、東京、田町、郷土史のレポートの為、あちこち飛び歩きました。3年生の夏期講習の最中、夫が又、救急車のお世話になってしまいました。今度は45日の入院で、さすがに人頼みでスクーリングはいけません。休学届けを出して翌年に望みをかけました。が、今度は私がダウン(4週間の入院)。じゃあ、もう一年留年する?いや・・・。 いさぎよく諦めよう!かくて、単位(100弱)は授業料と共にあっけなく、消えました。 1年生の夏、希望に燃えて夫とペンションの屋上から見た大文字焼(五山のながめ)の美しかった事。朝の散歩は左京区周辺(哲学の道や銀閣寺)を毎朝。休日は2人で名所めぐりをし、夫と夜の街を飲み歩いたり 不自由で何にもない狭いペンションの部屋は、まるで同棲生活している学生の様に、コンビニの弁当を食べながら、カリキュラムをこなし、もう2度と経験出来ないような、それなりに楽しいものでした。初心に帰って基礎から学んだ事は道場破りのようなもの、それが今、自信と生き甲斐になっているので、まあ良いとしましょう。たそがれてきた私の人生ですもの、これを幸せということで。チョン! おしまーい!
November 9, 2007
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金曜コースの仲間は特別指導なしでもどんどん作品ができるところまでのなった。上はかやぶきの民家 下は琉球風の型染め藍染した太織麻生平に藍抜染の糊を置いたもの。一杯糊を置いて帰った。次は乾いた布を水洗いして仕上げをする。糠糊を置くより早くて失敗が少ないのでこの方法をやりたがる。 私は糊置きをして色差しを薦めるのだが・・・・・・。これもまた中々良い作品だと思う。次週が楽しみね。
November 5, 2007
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良い麻地を見つけたので、ランチョンマットを染めてみた。カキッとした堅めの麻地が草木染を生かして良い感じに仕上がった。染材は左から素材のまま水に浸して、整形したものギシギシ(大黄)・・・茎 モモ皮(山桃の皮) すおうキザミ(木、枝) ログウット(エキス) 藍(甕のぞき) すくも藍(発酵建て)久し振りに本気で染色をしたら、良い疲れが・・・。やっぱり満足な出来にならないと疲れだけが残る。もう早速、明朝「1組発送」と相成ったのには驚いた。
October 20, 2007
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手帳が一杯出来てきました。まもなく出荷です、1冊づつ手染めして手づくりした物で愛着があります。お嫁入りの前にに記念撮影しました。お気に入りは私専用に残しておく積りなのよ。 さあ~!どれを残そうかなあ 全部勿体ないので残したい気持ち。でも、家中に手帳があふれてしまうし・・・・。
October 13, 2007
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明子さんの袋 ジュート麻で作った手提袋。藍染の型染めにしたエコバック。中々使い勝手がよさそう。
October 12, 2007
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刈り取った生藍でストールを染めたら、秋の空のような澄んだコバルト色になった。生染めはシルクが最も染つきが良い3番刈りはもう止めにした。 残りは藍玉にして使用と決めた。生藍の葉は冷凍するといつでも生藍染が出来ると問屋の社長さんから伺った。でもそんなに入らない、ゴミ袋2個分工房の冷蔵庫は満杯状態である。幼稚園の先生方が研修に見えるまでの辛抱である。生藍染はとにかく綺麗! でも酸化しやすいのが欠点である。紙袋に収納すると長持ちするけどその儚さが良いのかも知れないが、商品にならないのよねえ。まもなく工芸展があるが、もう私の分野ではないので、後輩の道を開ける方を選ぶ。なにしろ、特注の仕事で手が一杯。 《麻生地の座布団》干支を象形文字で表し、型を起こし彫り、糊置きして浸染したもの。 濃淡の文字の方は一度糊を水洗いして仕上ったものを、もう一度藍がめ軽く浸染した。本麻の八反座布団地(60×60cm)を、灰汁建てした自家製の藍甕に、回数を重ねて染め上げたもの。オキザリスルリマツリベランダの朝顔たちも最後の一咲きと満開クルクマ敬老の日に孫や子供たちから頂いた洋花達は季節に逆らうように元気だ。アザレア アブロチンアブロチンはそろそろ終りになったかな?津軽なのに群馬特産と言うリンゴが届いた。カタログギフトでの依頼品らしい。誰が?何処から?何故家に?悩んで暫く手をつけなかったリンゴ。娘婿殿と判明。 とたんにワア~ッと手が出て・・・・!! 草刈馬っ子のお土産(自分でかついできて自分で食べる事と姑がよく言ってた言葉)でした。
September 25, 2007
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藍の干し場は日が当たり過ぎないほうがいいけど、一人で仕事をするのはとても大変です。 まだ仲間は夏休み中でいないし、沢山の藍草を陰干しするのは楽じゃないのよ。9月になったら、もう一度刈り取り作業にいくけど、その時は手伝って貰おうかしら。 麻の座布団地を藍染にしたもの 干支を抽象文字にして見た。同じ藍染も布によって色の入り方も、風合いも異なってくる。 それが又面白い。やっと涼しくなって仕事が進む。仲間が休みの内に一杯、依頼品を染めねば・・・。
August 29, 2007
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藍のご機嫌が良いので、依頼品の暖簾を2枚染めた。透け感のある麻生地を藍のよさを活かしてぼかしにして見た。 ベランダに出して透け感を見る。友人のパラソルを染め直した。絞り染めは想定外の模様が楽しめる。、藍染は、染め替えしが出来るので、10年以上も使っている方もいる。 (パラソルカバー〉藍の型染めで上に木製の飾りをつけたら良い感じに。〈シルクデニム地の暖簾〉厚目の布で絞りにくいけど色の入りが良い 今年は阿波藍の種を蒔いた。気温が上がらず天候不順で伸びが悪かったが、それでもそろそろ一番刈りしなくちゃならない。 今年は100坪だけにしたけど、仲間を誘っても一日で終わらない。手摘みして次に伸びたのから、来年度の種用に10株ほど、刈らずに残す。お茶と同じで2番刈り、天候次第で3番4番と刈り取れる。最後は枝茎等も染材として使う。今日も晴れ、藍のご機嫌次第でもう一仕事できそう。
August 1, 2007
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おばあちゃんのの箪笥から古いTシャツが出てきた。自分で栽培した昨年の藍、 絞ったのは生徒さんたち。少し絞りが多すぎてうっとうしいように思うけど?
July 1, 2007
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木、金曜日と夏休み前の工房は、満杯だった。夕食後もう一仕事と工房に降りた。そして型染の渋紙に紗張りをした。気が付けば十時を廻っていた。自宅に戻って、ひと休みの積りが、目が覚めたら午前三時。朝食の準備と浴槽、トイレ掃除、着替えをして(藍だらけのエプロン)もう一度布団に戻った。今朝は ●大根葉飯●アボカドの和え物 ●紫蘇巻き、キウリ漬大根葉飯掘りたての大根を頂いたのでこんな風にして食べました。塩もみをして、しんなりとなったら熱湯にさっと浸ける。きつく絞って水分を切り、温かいご飯に混ぜ込みます。半摺り胡麻を加え、色が変わらない内に召し上がれ!アボカドのわさマヨ和えアボカドは畑のバターと言われます。元気のない時、疲れた日によく食べます。今日は蒲鉾ですが、なんでも合いますね紫蘇巻当地の名物はずんだ餅と紫蘇巻きと云うほど定番ですが、私は自分で作りますこの時期、紫蘇の葉が沢山店頭に並びます。私は自分で栽培したもので一杯作ってフリージングします。紫蘇のはを裏返しにまな板の上に置き、田楽味噌と同量の小麦粉へ、胡桃、胡麻、干しレーズンなど好みの物を加え、よく混ぜて巻きます。10本程竹串に並べて刺しますが2本並べて筏のようにします。(ひっくり返るのを防ぐ為です)弱火で、ゆっくり揚げると綺麗な緑色になります。 長期保存が利きますし、小麦粉を多くしても子供のおやつにします。田楽味噌の作り方 材料 赤味噌100g 白砂糖80g 酒 60g 作り方 材料を全部一緒に鍋に入れて中火で煮詰めます。 砂糖が溶けはじめたらもう出来たようなものですが、 長期保存する為には少し硬くなるまで、煮詰めて置きます。 常温でも長持ちします。 酢でのばしてあさつきとアサリの和え物 芥子入りにしたり、わさびを入れたり、マヨネーズを加えたり とっても便利です。
June 30, 2007
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物置に子供部屋をくっつけて、12畳の工房を作ったのは、今から15年前の事。改装費用を捻出して、水道、電気、内装工事をして、快適な工房(私の城)が出来た。染の仕事も順調に進み、まだまだやる気充分で若かった。 あれから30年目を迎えた。偉いもんじゃこの飽きっぽい私がである。この度、手狭になったし、汚れが目立つので、思い切って工房を改装することにした。不用品や染め損ないなど処分したら、見違えるほど広くて綺麗になった。自分へのご褒美だ。染もブログも料理も健康であればこそ、前向きに考えられるのだと思う。さて、工房は綺麗になったけど、それで今後、如何する気なの?後継者も居ないし、困ったわねえ 工房さん~!まっ いいか。
June 22, 2007
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現代美術工芸展を見てきた。それぞれ力作ぞろいで、見ごたえがあった。特に今年はこぎん染織が素晴らしかった。目的の染色も七宝も発想の面白さが結構楽しめた。友人の陶芸は新たな挑戦に飛躍できず、悩み抜いたと言う。さもありなん。 もう趣味や主婦の片手間の仕事では、美術展に出品出来る物ではない。芸術には果てしなく大きい魔物が潜んでいる。
June 19, 2007
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いらっしゃーい!横浜から素敵な女性が姪ごさんと2人で工房見学にいらした。2年ほど前、春の特集で朝日新聞に載った記事を頼りに、横浜から訪ねていらしたそうで、まあ驚きました。とにかく色んな方が訪ねてきますが、横浜からとは嬉しい事です。大学時代の仲間や地元の方からも「一度遊びにいきたい」と電話やお手紙を頂きます。私のお城は、草木染の煮沸するの匂いや、発酵した藍甕もあり、染めた布が所狭しとぶら下がっている、狭くてむさ苦しい工房です。絞染め、型染め、蝋纈染め、紅型、藍、何でもござれです。材料も道具も時間も自由です。又、いろんな物を持参して染める人もいます。古いコート、セーター、シーツ。着物やパラソルなど。曜日コースごとに集まっていますが、お茶だけの人、お喋りだけの人、作品を買って帰る人、果ては、身の上相談の人も老若○女。とにかく工房は何時も賑やかで楽しいのです。こんな工房でよかったらどうぞ!
June 15, 2007
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絞り染めの大風呂敷を作ります 根気の要る仕事ですが、色を差しや絞るのが楽しい、空き時間でやれる染めの一つです。まず、図案を描き平縫いや巻き縫い、折り縫いをします。糸は布地にもよりますが、8番の2本どりが良いです。運針が苦手な私、何とか頑張って色差しまで出来ました。 藤の葉と蝶々に色を差し、乾くのを待って、一つずつ絞ります。次は染めに入ります。今回は淡い藍染にしました。蝶々の色が、少し地味であんまり可愛いくない。もう一枚はグレーか藤色にしようと思っています。
June 11, 2007
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