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March 29, 2008
テーマ： 中日ドラゴンズを応援しています！(37)
カテゴリ： 中日ドラゴンズ
昨日は
勝てそうで勝てなく
同点で終わりました
なんといっても川上憲伸さんのホームラン
今日は勝ってくださいね！
開幕不敗男が負けるはずはない。先取点を許した３回は、憲伸自ら同点弾。９回の痛恨失点は、中村紀が執念の一打で取り返す。いきなり熱い死闘ドロー。さあ今季初星、今夜こそ－。
エースは絶対に負けない。開幕戦不敗の川上が１点ビハインドでマウンドを降りる。直後の９回裏、同点に追いついた。川上が一瞬だけ背負った黒星を“不敗神話”が消し去った。
神話は生きていた。開幕投手を務めた過去５度、川上自身は３勝無敗。過去１０年のキャリア、開幕戦を含む自身のシーズン最初の登板も５勝負けなしという強さだ。
勝負事の女神を振り向かせたのは、ほかならぬ川上だ。波瀾（はらん）万丈の川上劇場。１点先制された直後の３回の攻撃だった。ナゴヤドーム全体が度肝を抜かれた。「狙ったわけじゃないけど、甘い球に体が反応しました」。先頭の川上がフルスイング。「スライダー系」という変化球は左翼席へ。同点ソロだ。
取られたら、自分で取り返す。負けず嫌いのエースを刺激したのは、直前の失点だけではなかった。「『しっかり投げろ』とヤジられて、悔しいから打ちました」。火を付けたのは何と、スタンドからのヤジだという。反骨心を燃やした。かっ飛ばした。「正直、完ぺきでした」。チームの今季初本塁打、初打点までたたき出した。
スーパーエースぶりは記録も物語る。開幕投手の本塁打は２リーグ分立後の球団史上初という記録。セ・リーグ全体で見てもヤクルト・ベバリン以来５人目、７度目だ。「時代も違うでしょう」。本人は謙遜（けんそん）したが、時代としては今、投手の本塁打は減少傾向にある。そんな現代において、川上が放った本塁打は０５年７月２９日以来約３年、９７３日ぶりの通算８本目。現役投手では断トツ。胸を張れる“強打者”だ。
客席を一気に沸き立たせた一発。直前までは、冷や冷やだった。３回まで６安打１四球とピンチの連続。３回２死二塁ではシーボルに右前先制タイムリーを許した。
「自分の悪いところは先取点を与えてしまったこと。開幕の緊張感の中で、追いかける立場よりは、追いかけられる方がウチの野球のペースなのに、それができなかったところを反省しないといけないですね」
先取点の献上。そしてヤジ…。火が付いたとたん、快投が始まる。「状態が良くなかった割にはゲームをつくることができました」。４回から８回までは別人のように１安打無失点。９回に勝ち越し点を与えたが、トータル９イニング２失点。結果は十分な“完投”だ。
白星こそ付かなかったが、２リーグ制移行後、球団史上最多新記録となる６度目の開幕投手をキッチリ務めた。球団史の最上位に名を刻むエースが、次は勝つ。
勝てそうで勝てなく
同点で終わりました
なんといっても川上憲伸さんのホームラン
今日は勝ってくださいね！
開幕不敗男が負けるはずはない。先取点を許した３回は、憲伸自ら同点弾。９回の痛恨失点は、中村紀が執念の一打で取り返す。いきなり熱い死闘ドロー。さあ今季初星、今夜こそ－。
エースは絶対に負けない。開幕戦不敗の川上が１点ビハインドでマウンドを降りる。直後の９回裏、同点に追いついた。川上が一瞬だけ背負った黒星を“不敗神話”が消し去った。
神話は生きていた。開幕投手を務めた過去５度、川上自身は３勝無敗。過去１０年のキャリア、開幕戦を含む自身のシーズン最初の登板も５勝負けなしという強さだ。
勝負事の女神を振り向かせたのは、ほかならぬ川上だ。波瀾（はらん）万丈の川上劇場。１点先制された直後の３回の攻撃だった。ナゴヤドーム全体が度肝を抜かれた。「狙ったわけじゃないけど、甘い球に体が反応しました」。先頭の川上がフルスイング。「スライダー系」という変化球は左翼席へ。同点ソロだ。
取られたら、自分で取り返す。負けず嫌いのエースを刺激したのは、直前の失点だけではなかった。「『しっかり投げろ』とヤジられて、悔しいから打ちました」。火を付けたのは何と、スタンドからのヤジだという。反骨心を燃やした。かっ飛ばした。「正直、完ぺきでした」。チームの今季初本塁打、初打点までたたき出した。
スーパーエースぶりは記録も物語る。開幕投手の本塁打は２リーグ分立後の球団史上初という記録。セ・リーグ全体で見てもヤクルト・ベバリン以来５人目、７度目だ。「時代も違うでしょう」。本人は謙遜（けんそん）したが、時代としては今、投手の本塁打は減少傾向にある。そんな現代において、川上が放った本塁打は０５年７月２９日以来約３年、９７３日ぶりの通算８本目。現役投手では断トツ。胸を張れる“強打者”だ。
客席を一気に沸き立たせた一発。直前までは、冷や冷やだった。３回まで６安打１四球とピンチの連続。３回２死二塁ではシーボルに右前先制タイムリーを許した。
「自分の悪いところは先取点を与えてしまったこと。開幕の緊張感の中で、追いかける立場よりは、追いかけられる方がウチの野球のペースなのに、それができなかったところを反省しないといけないですね」
先取点の献上。そしてヤジ…。火が付いたとたん、快投が始まる。「状態が良くなかった割にはゲームをつくることができました」。４回から８回までは別人のように１安打無失点。９回に勝ち越し点を与えたが、トータル９イニング２失点。結果は十分な“完投”だ。
白星こそ付かなかったが、２リーグ制移行後、球団史上最多新記録となる６度目の開幕投手をキッチリ務めた。球団史の最上位に名を刻むエースが、次は勝つ。
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