龍の集う町-The Dragon City-

闇に生きる亡者‐ヤミニイキルモウジャ‐



朝は夜で

夜は朝


だって

朝は眩しくて

私の嫌いな

太陽が照っていて

無償に腹が立つ

でも

夜は

美しく蒼白な月が出ていて

私の心を落ち着かせてくれる






朝は夜で

夜は朝


私は

朝はじっと巣穴にいるけれど

夜になると

まるで幽霊のように

ゆっくり

静かに

浮いているかのようにふわりと

這い出して行く

そして

太陽の光を欲する

人間どもを

引き裂き

食いちぎり

壊す






そう

私は

闇に生きる者



そんな私を軽蔑するのは





恨みがましい

人間ども




闇





夜




その二つさえあれば私は生きていける



私にとって

大切なのは




闇


でも





もっと





もっと







大切なのは




私の糧とする












人間ども



‐2004年10月16日投稿‐

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