閑古鳥の巣箱

閑古鳥の巣箱

PR

Profile

小市民伯爵

小市民伯爵

Favorite Blog

趣味の人 New! alex99さん

『18歳、新妻、不倫… 嘘つきな太陽さん

トリプルパンデミッ… はおめい1542さん

”おま毛屋敷” まきろん★さん
せんぷりちぇ♪ AAKOさん

Comments

シナモン畑 @ お久しぶりですね。 今晩は。 お元気でしたか? 久しぶりに…
おかいもの君 @ Re:ニコニコ動画にいろいろアップしてみた(08/06) ニコ動は僕も観ています 『神曲』とか言…
cishivonne @ こんにちは 長いこと、ブログのリンクをありがとう。 …
おかいもの君 @ Re[2]:シイナと麻美(06/08) 小市民伯爵さん >しかし久々に日記書こ…

Keyword Search

▼キーワード検索

2004.11.24
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
雨の日は歩くべきか走るべきか。

これは人類最大の関心事である、といったらいいすぎだろう。

しかし私にとっては気になって気になって、宿題も手がつかないくらいだ。


雨が降っても傘がないというのはよくあることだ。

しかも追い討ちをかけるように、お金も人望も恋人もない。

そうなると傘の入手は極めて困難だ。トトロも町には来てくれない。

あとはもうなるたけ濡れる量を最小限に抑えることを考えるのみだ。


もし雨量が少ないのなら、降り注ぐ雨粒を絶妙なフットワークでかわすことも可能だ。

達人の域に達しているのなら、襲い来る雨滴を拳で粉砕することもできるだろう。



だいたい、粉砕したって濡れるじゃないか。


さてここからが問題だ。

出来るだけ濡れないようにするためには、走った方がいいのか歩いた方がいいのか。

一見すると雨に当たる時間が短ければそれだけ濡れないのだから走った方が良いように見える。

しかし走れば、本来あたるはずがなかった雨粒にも自ら突進していくことになる。


この難問を物理学の観点から見るとどのようなことになるのか。

結論からいうと、何ともいえない。


テキサス大学のスターンによると走った方がいいとのことだ。

動く速度は上からあたる雨粒の数には関係ないが、前方へ動くときにぶつかる

雨粒の数には影響する。そして速く進むほどあたる雨粒は少なくなるらしい。

しかし走ることによって単位時間あたりの雨粒の数は増えるので、



その理想的な形として彼は、寝そべってスケートボートで進むことを強く推奨している。


このように、物理学者もバカである。

しかし、科学者のお墨付きだ。21世紀は、雨の日、

スケートボートで這いつくばっているのが当たり前の時代になるかも知れない。


イタリアウディン大学物理学研究所のアレッサンドロ・デ・アンジェリスによると



これは彼の論文「雨の中で走ることは本当に価値があることなのか」に書かれている。

たいへん有意義な論文である。このように直接的に人の役に立つ研究は意外と少ない。


彼によると時速3キロメートルできびきびと歩いても、

短距離選手のようなスピードで走ったときに比べ、濡れる度合いは

わずか10%増えるだけとのことだ。そして結論に

「この程度の差で、走るのは無駄な努力だ」と述べている。

確かに、スケートボートで這うくらいなら、エレガントに歩いた方がいい気もしてくる。


そういうわけで、私は雨の中、きびきびと歩くことを強く推奨する。


しかしもし暴風で、雨が水平方向に吹き付けてくる場合は

風下に向かってうまいこと走れば、全く濡れずに済む。

だがこれはあまりオススメできない。

雨の日に走って、つるんとすべり腰の骨を折った私の存在も覚えておいて欲しい。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.01.15 02:49:21
コメント(20) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: