真理を求めて

真理を求めて

2003.02.01
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日はアルバム<ローリング30>の中から、松本隆作詞のこの歌を選んだ。残念ながら<うたまっぷ>には入っていない。まあ古い歌だから仕方がないかな。でも、これも全編すてきな言葉にあふれているので、事情が許すのならば全文引用したいところだけれど我慢しよう。

この歌の主人公も不幸な女だ。どうも「ノルウェイの森」で自覚して以来、僕は不幸な女というものに目がいってしまう自分を感じる。心の裏が読みとれると強がりを言う女の姿に、心の裏を読まなければ傷ついてしまうその人生の悲しみが伝わってくる。人間は、正直に見たままを信じることが出来ればきっと幸せなんだろうけれど、裏切られ続けた人は人の心の裏を読まずにはいられないんだろう。

男なんて、みんな「抱きたい」だけで近づいてくるんだと、男を信じることの出来ないマリアに、「ノルウェイの森」に出てくるワタナベ君のような男だっているんだよと信じさせてやりたいものだ。

ちょっと長いかもしれないけれど、最後のところだけ引用させてもらおう。

      気持ちのきれいな人ほど汚れる 裏町のマリア素顔が泣いてる
      化粧は落として 僕の手でお泣き
      裏町のマリア 想っているより 人には優しい心があるさ
      裏町のマリア 信じてごらんよ 今夜は朝まで 僕の手でお泣き

唯乃葉羽さんのところで、受難者という言葉を考えて書き込みをしたけれど、心の優しい人ほど受難者になる。きれいすぎて、ちょっとした汚れが目立ってしまうこともある。



それが信じられるようになれば、もう人の心の裏を読む力を使わずにすむ。そして傷つかずに、幸せになることが出来ると思うんだけれどな。





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最終更新日  2003.02.03 09:11:05
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