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2003.12.10
小泉さんの説明責任は果たされたか
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イラクへの自衛隊の派遣が決まった。目的は「人道復興支援」だという。その中身は報道によると次のものだった。
「【人道復興支援活動】
・陸自の隊員は600人以内、車両200台以内。イラク南東部で医療、給水、学校などの公共施設の復旧・整備活動を実施。安全確保のため装輪装甲車、軽装甲機動車、無反動砲、個人携帯対戦車弾などを装備
・空自はC130輸送機など8機以内で、クウェートを拠点にイラク国内に人道復興関連物資を輸送・海自は輸送艦、護衛艦各2隻で陸自部隊を輸送・派遣期間は03年12月15日~04年12月14日の範囲内」
「人道復興支援」そのものに反対する人はいないだろう。しかし、それをするのがなぜ自衛隊なのかと言うことが問題だ。今朝のテレビでも、そこら辺を巡って議論がされていた。自衛隊派遣に賛成する人々は、自衛隊でなければそれは出来ないと言う論調だった。そして、自衛隊派遣に反対する人のことを、「人道復興支援」そのものに反対しているのだという感じで受け取って議論していた。果たしてそうだろうか。
イラクは安全だと語っていたケン・ジョセフ氏も出演していて、彼も自衛隊の派遣には反対していた。それは、自衛隊という軍隊が来ることは危険だという判断からだった。イラクの人は軍隊が来ることは望んでいない。望んでいるのは、本当の復興支援だけれど、それが軍隊によって行われれば復興支援とは見られずに米軍の占領の一環として受け取られるからだと語っていた。日本は、軍隊を送るのではなく、中東でまだ手を汚していない日本だからこそ出来る支援があるのに、軍隊を送ってなぜ他の国と同じように手を汚して、本当の復興支援が出来ないようにするのかという疑問を提出していた。
自衛隊派遣に賛成する人たちは、今の現状を見たら自衛隊しか送れないという意見がほとんどだった。ケン・ジョセフ氏は、イラクは安全だから自衛隊ではなく民間の支援をすべきだと語っているように感じた。しかし、一方では危険なイラクには自衛隊しか行けないと考える人たちもいる。だが、そう主張する人たちも、イラク特措法によれば自衛隊の行くところは安全だから行くのだと言うことをどう考えるのだろうか。危険だから軍隊を送るのか、軍隊だから危険になるのか、どう判断するかが自衛隊派遣賛否を分けるのではないだろうか。
なぜ自衛隊でなければならないのかを小泉さんは次のように説明したようだ。
「厳しい訓練に耐えた自衛隊だからこそ、出来る分野がある。必ずや高い評価を受ける」
これは一般論の範囲でしか語っていない。出来る分野を具体的に説明して、その内容だったらなるほど自衛隊でなければ出来ないのだなと納得させてもらわないと、この説明だけで説明責任を果たしたと言えるだろうか。具体的な説明は軍事機密だというのだろうか。人道的な活動が軍事機密になってしまうのだろうか。
ここがちゃんと説明されないから、何をするかを予想するしかなくなり、予想の中に、戦闘行為に巻き込まれて武力行使に至るのではないかとか、本当に「人道復興支援」になるのかという疑問が生まれてくるのではないかと思う。こちらの側が「人道復興支援」だというつもりで行っても、受け取る側が占領軍と一緒だと受け取って、日本が反米勢力の敵になりはしないかという疑問に、これは全く答えていないのではないか。
次の言葉は、言葉としては美しいが、その内容が全く信用されていないということが問題なのではないか。言葉の美しさでごまかしているという感じが消えないのではないだろうか。
「イラクの人道復興支援のために活動してもらう。武力行使はしない。戦闘行為にも参加しない。戦争に行くわけではない」
「イラク人によるイラク人のための安定、繁栄した国をつくるために国際社会が協力している。日本もその中で責任を果たしていかないといけない」
「いずれの国も自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」
「内閣総理大臣の談話(イラク人道復興支援特措法に基づく対応措置に関する基本計画)
復興支援活動を担う自衛隊は、武力行使をするものではありません。組織の力を生かし効果的な人道復興支援を継続的に行い得るのは自己完結性を持った自衛隊をおいて他にはありません。派遣される隊員は皆、命に応え使命感に燃えて自らの意思に基づき任地に赴く決意をしている優秀な人材であり、日頃の地道な訓練の成果を発揮し、必ずや任務を達成してくれるものと信じます。また、専門家としての知識や経験、高い能力と強い意志を持った文民をイラク復興支援職員として現地に派遣する考えです。 」
「イラクの安定した民主的政権を作るために、日本も国際社会の責任ある一員として、イラクの国民が希望をもって自国再建に努力できるような環境整備に責任を果たすことが必要と考える。そのために、日本は、資金的援助のみならず、物的支援、自衛隊を含めた人的支援が必要と判断した」
こういうきれい事よりも、次の言葉の方が本音に近いものだと感じる。
「日米同盟と国際協調の両立を図ることが日本外交の基本だとし、国際社会の責任ある一員として、口先だけでない、その行動が試されていると、自衛隊派遣を決断した背景を説明した。」
「(国連が加盟国に対して要請したイラク復興支援に)日本も答えなければならない」
「自衛隊派遣は日米同盟の強化につながり、日本の国益にかなう」
「日米同盟と国際協調の観点から、自衛隊を含む人的支援を決断した」
これが本音だったら、イラクへの自衛隊の派遣は、大きなリスクがあるけれども、そのリスクを背負ってもなおやらなければならない国益があるのだという点で議論しなければならないだろう。しかし、そういう議論をしているだろうか。たとえ自衛隊員に犠牲が出たとしても、そのことで外交的利益が守られるならば、その方が意義が大きいのだとなぜ政府は言えないんだろうか。
自衛隊員の覚悟としても、これだけの国益のために命をかけるのだと、国益が信頼できるものであるならば、命をかけてもやり遂げようという気持ちにもなるのではないだろうか。命をかけるに値するかどうかが分からないときは、安全の確保がなければとても行けないという気持ちになるのではないか。
命がけという点で言えば、自衛隊がイラクへ行けば日本はアルカイダの標的になる。そういう意味では、一般の日本人も命がけでこのことを考えなければならないのではないかと思う。僕は、アメリカの侵略に荷担することに命をかけたくはない。今のブッシュ政権のやり方と運命をともにしたくはないものだ。自衛隊派遣に対して反対する意見としては、次のような報道があった。
「民主党の菅直人代表は「米国の先制攻撃を支持した判断も、治安が回復されるという前提で自衛隊派遣を約束した判断も間違っている。間違った判断の下での派遣には賛成できない。閣議決定をしないよう求める」と強調。共産党の志位和夫委員長も「人道復興支援というが占領軍への合流であり、憲法を真っ向からじゅうりんするのは明りょうだ」と反対した。」
僕は、こちらの反対意見の方に共感をする。
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最終更新日 2003.12.10 10:42:15
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