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2006.01.31
ライブドア問題再考 1
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ライブドア問題というのは、大きく分けて二つの問題に分かれていると思う。それは、関連はあるものの、互いに相対的に独立した問題として考察しないと間違えるのではないかと思われる問題だ。
一つは、ライブドアの会社そのものの問題で、本当に違法性・犯罪性があったかという分析だ。これがあったということになれば、その程度に応じて責任を取らざるを得ないだろう。もしこれがなければ、ライブドアが攻撃されるのは不当だということになる。
もう一つの問題は、ライブドアという存在が日本社会で持っている意味の方だ。これは、宮台真司氏が「壊し屋」として高く評価した面と関わってくる。僕も、この面では積極的に評価されるところがあると思っている。しかし、この面を評価するあまり、違法面・犯罪面を免除するような、ひいきの引き倒しになってはいけないと思う。
むしろ、積極的に評価出来る面があるからこそ、違法性・犯罪性を含むような無理なやり方で「壊し屋」を演じた方を厳しく批判しなければならないと思う。それは、積極的な評価が出来る「壊し屋」の面をもマイナスに引き下ろしてしまう結果になりかねないからだ。個々の独立の評価と、その総合的な評価とを区別して行うべきだろうと思う。
最初の問題に関して、シカゴ・ブルースさんの
「掲示板<濫觴(らんしょう)>193 ホリエモンの実像」
に面白いページの紹介が載っていた。それは、山根治さんという会計の専門家の
「「ホリエモンの錬金術」 ミラーサイト」
というところだ。ここには、ライブドアの犯罪性に関する詳細な分析がある。
僕には、ここに書かれていることがすべて正しいかどうかを確かめる能力もデータもないが、その主張に非常に説得力を感じる。論理の展開に整合性を感じるからだ。このページを頼りに、ライブドアの犯罪性を考察し、その上で、「壊し屋」としての積極面をもう一度考えてみようかと思う。
山根さんの主張の注目すべき点は、2005年3月という、約1年前からすでにライブドアの犯罪性を指摘していることだ。最近のニュースになってから注目したのではなく、すでにかなり前からライブドアの会社としての行為におかしさを感じていたのだ。その最初の指摘は、2005年3月15日に
「ホリエモンの錬金術 -1」
「これといった会社の実態が見えてこないのです。プロ野球の球団を買収しようというほどの会社なら、会社の本体がしっかりしていてそれなりの収益がなければいけないのですが、ライブドアの決算書をのぞいてみたところ、余りのオソマツさに呆(あき)れてしまい、会社の分析を途中でやめてしまいました。」
これだけの指摘であれば、単に悪口を言っているのか、本当に問題を指摘しているのかは分からない。どこが「オソマツ」なのかは、山根さんが専門家だから分かるのであって、素人には分からないという感じになってしまう。しかし、
「早速、ライブドアが証取法に従って、平成16年12月27日関東財務局長に提出した、第9期有価証券報告書(表示を含めて133枚。以下、有報といいます)をライブドアのホームページから引っ張り出して印刷し、分析開始。
同時に、一期前の第8期の有報も印刷して手許に。
その結果判ったことは、公表されている決算書ではもっともらしく利益が出たように繕ってはありますが、実際の業績は極めて悪く、いわば自転車操業に陥っているのではないか、ということでした。
私はライブドアの帳簿とか証憑などをチェックしたわけでなく、また堀江さん本人に直接問い質したわけでもありませんので、現時点では粉飾決算とまでは断定することはできません。
しかし、会社が公表している第8期と第9期の有報を私なりの方法で分析した限りでは、粉飾の疑いが極めて濃厚であると言えるようです。」
という文章には、素人でも納得出来る説得力を感じる。それは、山根さんの判断が、「第9期有価証券報告書」という具体的な対象から得られたものだということが分かるからだ。単に印象判断による感想を述べたのではなく、専門的見地からの分析の結果が述べられていると思われるからだ。その内容は素人にはすぐには分からないかも知れないが、もし山根さんが、恣意的に勝手なことを並べているだけなら、この資料を基に他の専門家からの批判がやってくるだろう。そのような議論の前提を提出した上で自分の主張を展開しているところに、僕は論理的な整合性を感じた。
その結論についても、「現時点では粉飾決算とまでは断定することはできません」と語っていることに、信用が出来そうだという感じがする。もしも、このような断定が出来るなら、この時点で司法が見逃すはずはないと思うからだ。この時点の資料だけでは断定出来なかったが、現時点では犯罪性が指摘されて逮捕者が出ているということは、「粉飾の疑いが極めて濃厚である」という結論が正しかったことを証明するのではないかとも思われる。
もちろん、ライブドアへの疑いが、政治的な陰謀だと解釈することも出来る。現時点では何が真理なのかが分からないから、さまざまな解釈の余地を残している。しかし、山根さんが論理的に導いた解釈と、陰謀説的な解釈を比べると、陰謀説の方は、現時点では根拠が薄弱な印象批判的な解釈に過ぎないように僕には感じる。ライブドアの会社としての行為には犯罪性があったと解釈した方が現実的に正しいのではないかと思える。そして、その犯罪性を早くから指摘していた山根さんは、その本質を見抜いていたのではないかとも感じる。
堀江氏の金儲けの分析から山根さんは始めている。それは、信じられないくらい驚異的な儲け方だ。これを批判するときに、単に印象批判だけになってしまえば、それは単なるジェラシーに過ぎないものになるだろう。しかし、この驚異的な金儲けが、論理的に整合性のあるものとして納得出来なければ、そこには何らかの尋常でない要素が入り込んでいる可能性がある。それを山根さんは、
と語っているのだが、どのように「株式市場の盲点を巧みにくぐり抜けていく」かが具体的に指摘されていると、それは単なるジェラシーではなくて、本当の批判というものになる。
具体的な指摘の第一は、2005年3月29日に書かれた
「ホリエモンの錬金術 -3」
にこう記述されている。
「ホリエモンの現在の資産の主なものは、2億2千万株強のライブドアの株式(一株340円で計算すると、748億円)です。
この膨大な資産は、もとを辿れば、5年半ほど前に、彼が会社に投入した3,300万円の資金でした。5年余りで、この3,300万円を748億円へと、なんと2,200倍以上にも膨らませているのです。
ライブドアから? いいえ、違います。では、どこから?
実は、この748億円という富は、全て一般投資家からホリエモンに移ってきたものなのです。つまり、一般投資家からホリエモンへ、700億円を超える富の移転がなされているのです。しかも、彼らは、ホリエモンに自分たちの富を差し出したとは夢にも思っていないことでしょう。」
堀江氏は、5年間でこれだけの富を作ったのだが、これは、彼の頭の良さから来るもので、少しも不正でないと考える人もいるだろう。しかし、これだけの富を、ライブドアという会社が生み出し、その源泉が彼の頭の良さだったと信じるには、現実のライブドアという会社が、これだけの富を生むものだろうかということに疑いを感じる。
ビジネス界の億万長者物語では、新しい発明によって、爆発的な需要を作り出した人が、その頭の良さによって巨大な富を得るという話がある。これは、世の中に便利なものを提供したのだから、巨大な富を得たとしても、それは報酬として当然だという整合性を感じる。しかし、堀江氏が得た富は、このような現実に存在するものを基礎にした富のようには見えない。山根氏が指摘するように、「富の移転」が行われただけではないかと感じる。つまり、誰かが損した分だけ堀江氏が儲けたというだけのことではないだろうか。
もちろん、株の世界は自己責任原則があるから、損したやつは自分が悪いのであって、儲けた堀江氏は頭が良かったのだと解釈することも出来る。だが、堀江氏が「株式市場の盲点を巧みにくぐり抜けていく手法」によって儲けているのだとしたら、損した人間がすべて自己責任でその損をかぶるのは、不公平ではないかという感じもする。
もしこれが不公平なものだったら、株の売買において健全な競争が行われなくなるのではないだろうか。そうなれば、堀江氏の「壊し屋」としての積極面の評価にもかげりが見えてくる。進歩や改革を押しとどめる古い面を壊すのなら高く評価出来るが、それと共に健全性まで壊してしまったら、その評価も考え直さなければならなくなる。
山根さんは、
「では、このような富の移転は、一体どのようになされたのでしょうか。
ここにホリエモンのマジックがあり、私が錬金術と名づけた巧妙なカラクリがあったのです。
ホリエモンのマジックは、彼の3つのトリックに集約されています。一般投資家の眼を欺(あざむ)いてきた騙しのテクニックと言っていいでしょう。」
と語り、「3つのトリック」というものを分析している。この理解には難しさを感じるが、何とか努力してみよう。項を改めて考えてみたい。
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最終更新日 2006.01.31 10:00:45
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