愛詩典念(あいしてんねん)

愛詩典念(あいしてんねん)

工事中44 好きなのに好きだと言えない恋の



カラオケの 歌詞本を開けば
いつもよみがえる 若い日々
踏ん張ったけど 売れないバンド
僕が詞を書いて 君が歌った

「夢見るころの 君の夢を 夢見てる僕」
希望に燃えた 声が聞こえてくるよ

 あの人は どうしているのかな
 学食で 知り合って意気投合
 書きたいな あの頃みたいに
 好きなのに 好きだと言えない恋の歌

ぱらぱらと 歌本をめくる
いつか載るからね あなたの詞
十年前の さわやかな声
いまも胸を突く いつか載るから

「テンパってても だめなものは だめなんだから」
降りるのだって 前向きな選択肢

 あの人の スマイル素敵だった
 ぺこりと お辞儀して背を向けたね
 何マイル 離れていようとも
 思い出す 忘れられないいい笑顔

 あの人は どうしているのかな
 学食で 知り合って意気投合
 歌ってよ あの頃みたいに
 好きなのに 好きだと言えない恋の歌



好きなのに好きだと言えない恋の歌 20120408

カラオケの 歌詞本を開けば
ふとよみがえる 若い日々
寄せ集めの さえないバンド
僕が詞を書き 君が歌った

桃の実が実るころになると
希望に燃えた 声が聞こえてくるよ

 あの人は どうしているのかな
 ひそかな おもい織り込んだラブソング
 書きたいな あの頃みたいに
 好きなのに 好きだと言えない恋の歌

楽しかった 言葉遊びでわらう
一字一句で けんかする
見上げた空 雲がちぎれて
新たな旅立ち 飛び出した夏

がんばってもだめなものはだめ
あきらめるのも 前向きな選択枝

 あの人の ケツダン素敵だった
 明るい 声に燃え上がったこの胸
 何マイル 離れていたって
 いまだから 素直に言えるよ君が好き

 あの人は どうしているのかな
 ひそかな おもい織り込んだラブソング
 書きたいな あの頃みたいに
 好きなのに 好きだと言えない恋の歌



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