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郵便番号分布図を作ってみた というのを見つけた。郵便番号は、郵便を届けるために日本の地区をコード化したものである。7ケタの郵便番号のデータは12万件強ほど。郵便事業は公共サービスだから、一応、全国を網羅している(はず)。ならば、郵便番号から緯度/経度を算出した群を、白紙の座標にマッピングすれば、日本地図が現れるはずであるはず、、、ですよねぇ。で、実際にやってみた地図が出ている。そのページにあった 似たようなのUSA(The US ZIPScribble Map (Updated)) も見てみる。ふーん、おもしろい。USA の方は州の境界が見えるのだな。確かに言われてみればそう、なるほど、そういう発想もできるのか。確かにそうだけど、やってみるところが偉いなぁと。さらに実際にやってみると、気づかなかったところに気づいたりして。zipdecode なんかも、ほうっ、て感じ。こういうことってけっこうあるのかもしれない。EagerEyes.org を見ると、いろいろな視覚化の試みを見ることができるし、書かれていることも興味深く考えさせられる。お気に入りに入った。
2007.11.16
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Good Math, Bad Math の Comparing Apples to Oranges: Unit Errors in the NYT を読む。ニューヨークタイムズが米国の失業率とドイツの失業率を比べて云々しているが、そもそも、失業率のカウントの仕方が違うのだから、それを比べちゃダメよという話。米国だとパートタイムで 20時間働いたら雇用状態にあるとカウントされるが、ドイツではフルタイムの労働の場合しかカウントされない。また、職についていない人は、職を探していようがいまいが、職に就くことができるにも関わらず職についていなければ失業者としてカウントされる。だから、ドイツの失業率の方が、常に高く出る。とりあえず日本の雇用状況を他国と比べるには OECD の資料の Employment Outlook 2007 -- How does Japan compare? を見るのがよさそう。15-64歳の人口に占める雇用率というかたちでグラフが出ている。労働分配率を見てみると、日本は1975~1983年あたりは 75% 以上で高かったが、2005年では 61% と OECD 諸国 の平均に近づいた。これは労働集約型から資本集約型への変化でもある。確かに、トヨタにしても、新日鐵にしても、今、比較的強いところって資本集約型で、労働分配率が低くなるっていうのも、頷けないことはない。労働分配率をめぐる評価 (三菱総合研究所) を見ると、生産活動に関わった「プロセス」への貢献という視点に立てば、資本減耗を含めるという考え方も成り立つ。これもやや乱暴にいえば、「どれだけ作ったか」への貢献である。で、GDP の 20%以上を占める固定資本減耗にも目をむけないといけないんじゃないかと。加えて考えてみる。1970~1990年あたりに、労働者が利益を先取りし過ぎてしまって(労働分配率が高止まりし過ぎで)、その反動にあるのかもしれない。そして年金に関しても。要するに、今の団塊の世代あたりまでの世代が未来の利益を先取りしてしまったから、その分、割引されることになっているというのが現状かもしれない。先取りした人たちに、返してもらいましょと。とすると親の世代のすねをかじるというのは合理的な経済活動なのかもしれない。高齢の富裕者層からいかに合理的に吸い上げるかというのが現役世代の課題となる。
2007.09.15
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livedoor Blogの売上比率について - livedoor ディレクター Blog から ">あえてimpを下げて収益倍増(本当にあったGoogle AdSenseのうまい話) を読む。つまり、ログインしているユーザーとゲストでGoogle AdSenseの表示を変えるのは、- 広告に関心の低いユーザーのクリックを減らし- 広告に関心の高いユーザーのクリックを増やすということであり、そのページの信頼性をあげるテクニックです。読んでみるとなるほどねと思う。ログインしていると広告が減るというのも、ログインするモチベーションにもなるなとか思う。ログインしたら何かが見えるというのの逆に、ログインしたら何かが見えなくなるとかいうのも、一般的な方法としてありかなとか思う。記事とかも、ログインしていないと途中に広告が入り込んで読みにくいけれど、ログインしていたら広告が減って読みやすいとか。プラスにすることだけでなく、マイナスにするというのも考え方としてありかと。まあ、広告も情報の一種であるというのを積極的にとらえると、必要とされるかもしれないときに、必要なものを見せるということになるんだろうな。Google の AdSense 自体がそもそもそういう考え方で作られているわけだし。情報提供レポートの類も、ログインしていないとサマリーが読めないけれど、ログインしていると分かりやすいサマリーが読めるとかもあり得るのかもしれない。ログインしていると要領よく情報が得られ、ログインしていないと要領が悪くなる。話は違うが、社員教育と広告テクニックってもっと結びつけると、社員教育の効率があがると思うのだが、あまり全面にそういう視点を押し出したものって見かけない。キャッチフレーズひとつとってみても応用が利くと思うのだが。
2007.09.11
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パソコンに穴が開く,NECが5万4800台を無償修理 を読む。経年劣化が早く進行--NEC、無線LAN機器の不具合で無償交換 なんてニュースもあるか。なんてことを思いながら、この1年間で経年劣化が元になったトラブルはどのぐらいあるのだろうかと考える。けっこう多いなという印象がある。ジェットコースターの事故とかもあった。そもそも、社会システムもそのものもそうかもしれない。そういえば PSE法なんてものはあったな。やっぱり電化製品って、10年20年持つように作らないというのが前提だったりするわけだし。とはいえ、NEC のやつはちょっと早すぎだな。2003年12月~2006年6月まで出荷された Aterm ってことで、問題出たのは 2003年12月~2004年あたりのなんだろうかどうだろうか。同じ部品を使っているから新しいものも何年もたてば同じことになるってことで無償交換なんだろうな。最近のものってコンパクトになっているから内部温度とか高くなりがちで、予想も難しいんだろうな。まあ、トラブル対応コストもばかにならないし、うだうだしてないで回収しちゃえ+イメージの問題もあるしなというところなんだろうか。しばらく前にバッテリー関連で各社のノートPC やら携帯電話やら回収があったが、メーカのこの手のコストはばかにならないレベルにありそうな感じ。最近とっても多い気がするのは、ちゃんと対応するようになったからなのか、ほんとうに発生件数が増えているのかも微妙なところはあるか。なんていうのはまあそうかという感じなのだが、社会システムの経年劣化は著しいものがあって、そっちの方が問題でかいなと思う今日この頃。官僚にあれこれ任せすぎるシステムはもう破綻の度合いが著しいし。これもできたころは有効に動いていたけど、あちこち発火する状態になっているから、今年から来年にかけてさらに巨大な問題が出てくるんじゃないかなとか思っていたりする。社会保険庁の問題は氷山の一角だと思う。とりあえず、厚生労働省とか文部科学省あたりがターゲットとしては簡単なのかな。そういえばミラーマンこと植草元教授に懲役6月求刑 電車で女子高生に痴漢 か。痴漢なんかで捕まってないで、まともな活動しなさいって感じ。“植草本”出る のだな。「知られざる真実―勾留地にて―」が7月末に発売か。小泉政権が最も知られたくないりそな銀行処理インサイダ-疑惑について という話が根強くあるが、こうしたことについても書かれているのだろうか。興味津々。それにしても、私の頭も経年劣化が著しい。。。。。
2007.07.18
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Google、書籍全文検索サービスの日本語版を開始 ということで、Googleブック検索 を早速使ってみる。これは使える。おもしろそうな本を探すときに役立つし、拾い読みもできちゃう。これって、改めて過激なサービスだよなぁと思う。そういえば アップル、iTunes Storeに「iTunes U」を開設 もある。スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、デューク大学、マサチューセッツ工科大学といった米国内の著名大学から提供される教育課程の講義、語学の授業、研究デモ、スポーツの名場面、キャンパスツアーといったコンテンツが無料で配信されます。iTunes U のページ を見てみる。そして、iTunes を使ってみる。ネットにつながっている限り、意欲さえあれば学習コンテンツはいくらでも無償で手に入る時代になった。たまたま読んだ 言葉とコミュニケーション 景浦 峡 に次のロラン・バルトの引用があった。われわれ二人は、種々の情報やわかりきった事柄は交換することができるが、しかし、それ以外のもの、つまり、言語活動の膨大な総量やその作用の全体についてはどうだろうか? (ロラン・バルト 『言語のざわめき』みすず書房、花輪光訳 p98)文脈はまったく異なるのだが、ふと思う。大学が無償でコンテンツを提供するような時代になったとしても、本当にまともな大学であれば、それは活動のほんの一部でしかなく、コンテンツの無償公開は PR を無償で行えるということのメリットに比べると失うモノは小さく、得られるモノの方が大きいということになるだろう。Internet Week 2006 の ネットワーク設計構築A to Z[I] ~基礎から始める最適ネットワーク設計~ は分かりやすい。よい教材。こんなものも無償で見られるなんてよい時代ね。逆に言えば、素人でもこうしたものを簡単に見られるわけだから、何かを知っている、あるいは、知る手段を持っているだけでは意味がない時代になってしまったということでもある。IT 技術者の地位低下というのも、こうした現象が関係している。素人であっても、ちょっと調べると知ったかぶりできるし、何かのやり方を調べるのも簡単にできてしまう。たとえ、答えを探せたというのが錯覚であったとしても。その結果、中途半端な者の単価が切り下げられていく。結果として魅力のない業界になってしまう。たとえ、高給取りがいたとしても、全般的に見ると 3K 業界ということになってしまう。さて、そうした時代に知識を売るという立場にある人はどのように振る舞うべきなのか。常に情報発信側に回って権威をつかむか、情報を整理する側に回って便利屋あるいは流通・啓蒙者としての地位を確立するか、あるいは対応の速さを売り物にするか、対応の正確さを売り物にするか。頭の悪い IT営業は、安さと速さを売り物にして単価をさらに切り下げていく。その一方で高くできるところでは、それを補うために、いいカモを見つけて高いものを売りつける。というか、そうでもしないと成り立たないということになる。政府関連はある意味、いいカモであったわけだろうしね。カモにしても、自分の金じゃない上に、カモになってあげることで、個々人は隠れた報酬があったりして。。。。オープンソースの流れは、作る者が発信者としての主導権を握る動きでもあるのだなと思う。作り手である彼の言葉は、他の誰の言葉に比べても大きい声として響く。知る者から作る者へ。それは目立ったところがない、作っていても作っていないと思われる職人にとっては受難の時代なのかもしれない。結果が急がれる時代は、本当に分かっているか、知っているかなどは問われないことも多い。けれども、その早急さと稚拙な対応によって、長期的に見ると、より高い社会コストが支払われる場合も多い。とはいえ、いつでも最高のものを使う必要もないというのもまた真実。結局、存在を際だたせる広告の役割というのが、一段と強くなるのだな。
2007.07.07
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ブログの文章を内容によって色分けする を読む。この記事の中で紹介されている 「emo+beer = busted career」 を見ておもしろいなと思った。ひとつは、Informative, positive, negative, jokes という分類。やはり、ネガティブポジティブだけに分類するのは、そもそも無理があるから、ネガポジ以外をどう扱うかというところで、Informative と jokes を持ってきたところ。だいたいニュースの類と、それをリピートするだけのページは Informative になって、それなりの量になるだろうという自分の著観的な認識と一致するような図になっている。以前にオートバイテルと blogWatcher、クチコミ分析 で、また、ブログのエントリは、必ずしもネガポジの数に入るとは限らないようだ。確かに強引にネガポジに割り振ることはない。光岡自動車 ヌエラの検索結果 を見ると、たとえば 光岡自動車 ヌエラ があるが、このように客観的なリリース情報であればネガポジにはカウントされないのは利にかなっている。と書いたが、積極的にネガポジ以外を明示すると、「emo+beer = busted career」 のようになるのだろう。図を見ていて、ふと頭に浮かんだのがデフラグの画面。そして、特定のブログを取り上げたときの、継続的興味対象と単発的興味対象。俺マイニングをするときには、特定の単語の初出年月日、その後の取り上げ方の継続状況をみるとおもしろいのかもしれない。Oxford English Dictionary (OED)を自分のテキストだけで作った感じ、言葉を取り上げて、年代ごとに用法が入っているような。考えてみると、自分の検索やテキストマイニングあるいはコーパスのイメージに与えている OED の影響って大きいのだなと思う。大学時代、初めて OED を使ったときに、なんでこういうものが日本にはないんだろうって思ったのが、この方面に対する興味の始まりだったのかもしれない。
2007.06.22
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あらためて衝撃――日本のソフト産業を統計分析する2004年の日本のソフトウェア輸出額(PCゲーム除く)は320億円。対して輸入は3646億円。うち、米国からの輸入は3292億円と90%を占める。懸念される中国からの輸入は171億とそれほどでもない。こうやってあらためて見てみると、入超の度合いがすさまじい。ふと、中国にやられちゃって衰退産業のイメージがある繊維産業を見てみる。日本の繊維はどこへ行ってしまった?を見ると、繊維産地の生産額は85年の7兆5390億円をピークに、04年には2兆304億円と大きく減少しました。日本全国の繊維の自給率も、高度経済成長期には170%を超えていたのに、04年には35%に落ち込んでいます。このままだと日本の繊維産業はますます衰退していくでしょう。そして、原因として考えられるのは、 (1)為替相場が変動して輸入が急増し、輸出が減ったこと。 (2)国内の人件費が高くなり、労働者を確保できにくくなったこと。 (3)既製服が衣料の主流になり、その最も大量に売れる商品領域で価格競争に走ったこと。ソフトウェア産業と繊維産業を比べてみると、産業の規模としてはほぼ同程度(繊維産業の方が大きい)。ソフトウェア開発の自給率という面で見れば、 1兆9345億7800万円のうち、3646億円が輸入だから約 18.9%が輸入。今のところは 80% 以上の自給率は保っている。しかし、このままでいくと自給率がさらに下がっていく可能性が高い。元々、輸出が弱いところに国内の需要を海外に持って行かれたら、繊維産業以上に深刻な状況になりかねない気がする。繊維産業がかつては輸出額が大きく花形産業であったこともあるのに対して、日本のソフトウェア産業は、そもそも輸出が大きかった時代などないという点でさらに深刻なのかもしれない。ガートナー ジャパン発表 - 世界のIT投資マインド、1位インド、日本最下位 - 日本は将来もIT先進国でいられるか? や、「日本企業のIT生産性が低い2つのワケ」,アクセンチュアが調査結果を公表, 「日本企業はITによる生産性向上を実感できてない」、アクセンチュアが大企業の管理職にアンケート実施 なども見てみる。さてさて、そんな中で日本のソフトウェア産業はなんとかなることがあり得るんだろうか。
2007.05.22
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「今、何をしているの?」でつながる『twitter』 の twitter がなんだか話題になることが多い今日この頃。この手のものは苦手なのだけれど、ちょっと調べてみる(IM とかも使ってないし)。とりあえず 先取り! Twitter使いへの道 AtoZ とか、新SNS「Twitter」--初心者のためのスタートガイド も読んでみる。日本でも追随路線で Twitter への同時書き込みや携帯利用にも対応したミニブログ「Haru」 、 Twitter ライクな一言 Blog も実装、SNS 的につながる初心者向け Blog「nowa」、「今、何をしているの?」Blog プラス SNS 的メモ共有サービス など出てきているようだ。「いまなにしてる」でゆるくつながる 続々増えるTwitterライクなサービス。Haru、Timelog、nowa、もごもご あたりのサイトも見てみる。ボットはいるのかなぁと思って探してみる。Twitter用天気予報ボット や CNN cnnbrk のように実用性をや いたら、酢鶏 が見つかるが、止められたようだ。会話ロボットです。(どうやら書き込みをロックされたようです、APIもWEBも投稿が出来ません)ボットとして投稿するよりも、ボット用の発言を収集して、ボットをタイムリーに賢くしていくのに twitter の投稿を使うとよいんじゃないかなとふと思った。あるいは口語表現や新しい言葉や表現を拾うのに。発言者が明確だから、個人差見るのにも使えるだろうし。それ系の人で流行っている原因の一つが、こっち方面の可能性から来るおもしろさなのかな。まつもとゆきひろ氏も、4月18日の“「次」の言語” と題したブログのエントリで「次にくるトレンドは『関数型』と『並列』。両方を押さえたErlangが本命。歴史も信頼性もあり、知名度上昇中」と、次にメジャーになりうる言語の本命にErlangの名前を挙げている。twitterブームの陰で注目を集める“Erlang” - @IT「Javaに並列処理と関数型言語の要素を」、ティム・ブレイ氏 - @IT とかも見る。Wikipedia で Erlang を見たり、Rubyist のための他言語探訪 【第 10 回】 Erlang なども見てみる。ふーん、と感心して終わる。Python 方面で twitter を探してみると、python-twitter - Google Code があった。これを使って、iTunesで聞いている曲をTwitterにPostするPythonのスクリプト とか 携帯メールからTwitterしてみる とか、Wikipediaを検索してくれるTwitterロボットユーザ とか、DjangoでTwitterの収集アプリ作成 とかやっている人がいる。ネットワーク監視の類に twitter 使う人とかいるんかなぁ。MoniTwitter のようにサーバの死活監視レベルだけじゃなくて、snmp のトラップによって何かしゃべらせる形で使うとか。効率どうこうの問題じゃなくて、一人で寂しくしているサーバの管理者がせめて少しでも人間的にということで、ネットワーク機器の発話を人間ぽくしてしゃべらせる。Nagios を外部から使わせるのはあれだけど、外からも状況をつかみたい。けど、内側の情報とは分からないようにしゃべる。「背中がかゆい」とかあったらどこかのトラフィックが一定以上に上がっているとか。IDS で何かひっかかったら「真弓がまた来た」とか。これを音声合成を使ってさらにしゃべらせる。ちなみにセキュリティに関しては、人気のTwitterにセキュリティ問題、研究者が指摘 のような指摘があった。でも、やっぱり基本的には興味ないんだな。我思うに twitter を好んで使うタイプの人は、情報遮断に弱いんだろうな。感覚遮断 の実験とかの被験者にするとおもしろかろう。というか、長時間感覚遮断状態を続けると自分で刺激を作り出すようになる。口が使える状態であれば、独り言が多くなったり口笛を吹くようになったり歌を歌い出したりするようになる。一種の感覚遮断状態にある人間が自分で刺激を作り出している状況に近いのかもしれない。人の目が気になる人は多い。けど、人の目が届かなくなり視線を感じないと逆に寂しく感じたりして、人の目を求める。見られていたい願望。そこを twitter はくすぐるところがあるから、いったん使われ始めたら試してみる人が増えたとか。見られながら、見られすぎないことが一つの救いなのかもしれない。見られてるかもしれないことから来る快感。自分自身の作り出した動きによる快感。ふと、「疲れたなぁー」と一人でいるときに、つぶやいたときになぜか感じる快感。そういうものとつながるところがあるのかな。一人でつぶやいたとき、場合によってはとっても寂しい気分になることもあるが、twitter 使っていても、そういう感じってあるんだろうか。関係ないけど、視線、目、オディロン・ルドンをふと思い浮かべた。
2007.05.21
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利害関係を見える化するにはどのような方式があるのだろうか。どうすれば分かりやすくなるのだろうか。力関係と方向、そしてその力への対処やリスクを分かりやすく視覚化できるようなものってないのかな。プロジェクト管理のステークホルダー分析みたいなものを探したら何かあるのかな。
2007.04.29
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NEC、地方公共団体向けソリューション「GPRIME」を強化 を読む。総務省が推進する「地域情報プラットフォーム」(PDF 版)の仕様 から、電子自治体の推進 あたりも見てみる。総務省では、平成19年3月に『新電子自治体推進指針』を策定しました。同指針では、「2010年度までに利便・効率・活力を実感できる電子自治体を実現」することを目標としています。なのね。「新電子自治体推進指針」の公表 のあたりも見てみる。新電子自治体推進指針 (pdf) に、国の行政機関への申請・届出等手続の96%はオンラインにより申請・届出等を行うことが可能となるなど、国民、企業等から国の行政機関等に対して行われる申請・届出等手続のオンライン化はほぼ完了している。とある。理屈上はそういうことになっているのか。あくまでも制度上。実際に使われているかは別として。平成18 年1 月にIT 戦略本部において決定された「IT 新改革戦略」では、その点政策の一つとして、「世界一便利で効率的な電子行政」をあげ、「国・地方公共団体に対する申請・届出等手続におけるオンライン利用率を平成22(2010)年度までに50%以上とする」ことを目標として掲げている。利用率 50% 以上とは、かなり野心的な目標。数のマジックで大量にある少数の申請の利用率が高まれば可能性としてあるのかな。手数料がある手続において電子納付が実現されていない場合には、窓口に行って支払う必要があったり、添付書類が電子化されておらず、申請時の添付書類を別途送付しなければならない行政手続等も存在する。だから、Yahoo や 三菱 UFJ ニコス等をはじめとする最近のカードで公共料金等を支払えるようにする動きは、手数料の電子納付かの延長線上にあるわけね。添付書類の廃止・電子化の推進のためには、住民基本台帳ネットワークシステムの利用を推進する必要もあると。(そういえば、大阪高裁判事自殺か 住基ネットに違憲判断、大阪高裁判事自殺か 住基ネットに違憲判断 、大阪高裁裁判官の自殺 なんて話もあるが)。さらに、証明書等の自動交付機設置等も駅やコンビニ等で受け取れるようにすると。電子自治体 や 「自治体セキュリティ支援室」のあたりも眺めてみる。いろんな形で膨大な無駄金が使われているのは間違いないんだろうが、あまりに膨大でよく分からんところがある。でも細かいところで見ていけば、例えば、こういう資料 とか、いろんな団体に作らせて浪費しているとか、あるだろうし、財団法人 地方自治情報センター (LASDEC) という存在そのものもあれだし。洗脳ゲームに関しては、例えば過去に こんなものとかあるみたいだし、いろんな形で金を使う。まあ、お役人というのは、あれこれ作り出すもんだと、ほんとに感心する。独立行政法人、財団法人、特殊法人、各種公益団体をあれこれ作るもんだから、行政にいったいどのぐらいの人か関わって、どういうコストがかかっているか、誰も分からない状態にしてる。blog や SNS やコミュニティーがなんたらかんたらとよけいなところに金使わずに、まず本質的なところに資本を集中投下しろよとか思うしなぁ。こんなのは、民間のたかりの類が深く関わっているだろうし。官民そろって、とらなきゃ損ゲームをしているわけだけど、現状やりすぎてしまって、訳が分からんことになっている。今、不当ともいえる利益を得ている人にしても、本当は、もっと社会システムが効率化されれば、さらに多くの不当利益を得られるにもかかわらず、それができないほど複雑化してしまっているというのが現状なような気がする。というか、分かっても、是正されるまでに時間がかかるから、不効率なままで、少なくとも低リスクで一定の利益が目先で得られる方を優先するんだろうなぁ。それゆえ社会システムは時間をかけて、少しずつしか進化しない。電子化された政府というのは、革命がもはや通じない政府になる。というのも、政府が電子化されると、システムに対するダメージなしに社会システムの移行が不可能であり、移行コストが膨大になるから。システムの変更にコストがかかりすぎるため、いかなる革命であっても受け入れられないものになる。ゆえに10~20年かけた緩やかな革命と、パラメータの変更による革新しか実質的に許されないことになる。ゆえに上流、中流の人が革命に参加することはあり得ず、社会システムに絶望し、破壊を求める層のテロ活動が問題となる。オンライン利用率が 50% 以上になったときの電子的なテロにどの程度、現状の延長線上にあるシステムは耐えられるのだろうか。テロリストが国家公務員等で行政に加わっている場合はどうなのだろう。社会保険庁などは、すでに、年金の加入記録の漏れなどという形でテロ行為を行った前科があるが。。。。。そういう意味では、都合の悪いデータを政府側が改竄する可能性というのも考慮しなくてはならない。内部犯行に対して、どの程度ロバストなシステムが作られているのだろうか。実際のところ、どの程度、安全なシステムかは作っている人たちも、よく分かっていないところがあるだろう。実験状態を抜け出るのに、あと 20~30年ぐらいはかかるのだろうな。とにかく、やってみねぇと分からねぇというのが現状なんだろう。後世の歴史では、1950年代~2050年代あたりが、情報革命の時代と位置づけられるようになるのかなとかふと考える。その時代は試行錯誤であれこれ失敗しながら現代の基礎が作られましたと。未来の教科書には書かれる。1950~70年代(原始時代)、1980~2000年代(石器時代)、2010~2030年代(青銅器時代)、2040~2060年代(鉄器時代)程度に分けられるか。青銅器時代は 矛盾 の時代。なんだか分からない話になった。
2007.04.28
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温室ガス排出権、政府が06年度は638万トン購入 で、「07年度予算でも407億円の購入資金を準備している。」らしい。CO2 削減しないと、無駄に税金が使われることになる。ということで、脅しをかけながら CO2 削減を進めなければならないという悲しい現実。チームマイナス6% は、会員 100万人突破らしい。水位が 1cm 上昇するとかよりも、温室ガス排出権を買うために使われる税金が 400億から 800億とかに増えるとかの方がインパクトを感じて、皆、まじめに取り組み始めるかもしれない。そうすると、購入する製品はできるだけ CO2 を出さない取り組みをしている企業のものを買うようにとかいう方向にもなるだろうし。もっとも、CO2 をたくさん排出する企業が黒字で税金をたくさん納めていれば、その企業からの税金が使われることになると考えられないことはないのだが、その他の用途に振り向けられた方が有効なのは当然の話。NEC、ポリ乳酸樹脂でステンレス以上の熱伝導性を持つバイオプラスチックを開発 なのね。こういうものをうまく使えば、PC も若干ではあっても、放熱のためのファンの電力を削減できるだろうし、サーバー製品とかにも使われると面白いかな。
2007.04.15
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ヤフー対楽天、“第2.0幕”の決戦に向けた技術重視路線を鮮明に なる記事を読む。楽天、「Web 3.0ではなく“サードリアリティ”を追求する研究所」について語るヤフー、インターネットの未来を考える「Yahoo! JAPAN研究所」設立Yahoo! Japan研究所を4月に創立――初年度数億円の投資でWeb3.0~10.0 までを先取りする!こういうところで働ける人は楽しいだろうなぁ。それはさておき、ヤフーも使わないことはないのだけれど、買い物の類はほとんど楽天を使っている。検索は Google を使うことがほとんど。ヤフーは Yahoo! JAPAN ファイナンスを見る。動画はもっぱら Gyao。ニュース系は NIKKEI NET とか nikkei BP net、その他、IT 情報系サイトを見る。なんでそういう使い方なのかなと自問してみるが、あまり深い理由はないな。長年の積み重ね、ロックインなのかな。まあ、個々のサービスを比較してみると、なんとなくこっちを使っている理由というのはないこともないのだが。で、楽天でもヤフーでも自分が使っているところが十分、使いやすければ先端的でなくてもいいやという気もする。新しい体験を求めるものよりも、洗練されたものの方が今は欲しいかな。ニュースとして注目しているのは、ヤフーがそろそろ大人の組織として、ある程度、社会的に受け入れられるようになってきたところだろうか。たとえば、「ダメ。ゼッタイ。」~Yahoo!検索が麻薬撲滅に協力、 ヤフーと産総研、フィッシング詐欺を防止するプロトコルを開発 あるいは、みんなで止めよう温暖化特集 など、一般的な社会の一員になるためにやっているようなことが目立ってきた。たんなるやんちゃ坊主でいるには大きい存在になり過ぎの状態になったのかもしれない。かといって大人の組織になったかといえばまだそこまでは行っていないと思うが。今後のヤフーはある意味、意外感のない、つまらない存在になる一方で、こうした希望的なことをやるのはよいかなと。価格とかで想定外とかやっても方向性自体は、もう特別ワクワク感はないでしょ。だから、タイミング的によいかなと。楽天はどうかといえば、楽天は最初からあまり意外性やワクワク感を自分には感じさせない会社で、普通の賢いやり方という感じ。あんまり冒険しないで金勘定しながらやってますねと。ヤフーより無茶な度合いが最初から低い。とはいえ、あんまり無難なのもなんなので "More than web" でも、サードリアリティでも何でも、なんかイメージ作らんとあれなんかな。そもそも血が違うものを対立軸を作って比較しても仕方ないか。数や金でどちらが上位に来るかをもって勝ち負けをつけることはできるだろうが、猫と犬はどちらがペットとして好まれるかと同じようなもんじゃないかなという気もする。とはいえ、車好きでもトヨタ、ホンダ、日産等々、好みがあってシェアが云々されるのと同じようなところもあるか。なんだかよく分からん。が、まあ、微妙な選択は最先端のところじゃないところで行われると思う。でもまあ、研究所の類は将来の企業イメージにもつながるから選択時の微妙なところに関わることもあるだろうけど。楽天もヤフーも Google ほどインパクトないし、結論、鳶に油揚げで Google の勝ち。とにかく、巻き込み巻き込まれることで、どれもまだ伸びるから、終わった感はないか。最近、興味があるのは、終わった感が出ている会社が再生できるかどうかの方なのかな。
2007.03.29
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世界の良薬、日本に届かず“ドラッグラグ”で世界から取り残される日本 を読む。この記事によると、日本は薬事審査官が少ないため薬品の審査機関が長くかかり、世界トップ100の医薬品のうち3割がまだ販売が許可されない状況だという。米国の2000人の審査官に対して日本は 200人。10分の1。英国は日本の3倍程度とすると 600人。ドラッグラグ解消には、治験(承認審査申請前に新薬の有効性や安全性について製薬会社が患者データを集めて検証すること)の問題です。日本の治験は「遅い、高い、質が悪い」と言われています。新薬開発に欠かせない治験環境が十分に整っていないのです。という問題もあるという。「『国際共同治験』では20年の遅れ」などもあり、抜本的な変革が必要としていると書かれている。この記事は、日本製薬工業協会 医薬産業政策研究所主任研究員の方なので製薬業界からの視点になるが、それでも、日本の薬事行政はいろいろ問題があるんだろうな。上記記事には書かれていない大きな問題として(というか、審査官等の人数の関係とも関わるのだろうが)、審査に通るまでは時間がかかるのに、審査に通ってしまうと、その後に問題が起きたときの対処が遅れることなんじゃないかと思う。たとえばタミフルについても、米国では FDA adds 'abnormal behavior' precaution to Tamiflu label (2006-11-13) のように FDA では、昨年の11月の時点でタミフルの注意書きのラベルの表現を強くするように指導をロッシュに対して求めている。それも米国で問題がたくさん生じたからではなく、日本の状況からの判断で。FDA の 2005年の資料 を見てみると、米国に比べて日本はタミフルの使用量がなんと10倍。使用開始されるまでの時間は長い日本では、逆に、いったん使い始めると素早く普及するということか。この資料でも、タミフルのインフルエンザに対するリスクと有効性の総合的判断をするとプラスの方が大きいものの、そのリスクに対しもちゃんと目が向けられている。もしかすると、日本の場合、使用開始までのコストが高すぎるから、いったん使えるようになったら売りまくりしてできるだけ短期にコストを回収しようという力が働くんじゃなかろうか。加えて、これがいいとなったら、そればっかりに流れてしまうという国民性もあるんだろうか。そういえば、国会でもタミフルの国家備蓄を進めよとか、さんざん、まくしたてる議員もいたな。注意して使えばいいものであれば、できるだけ素早く、そのリスクを公表して注意を喚起しながら使うという、FDA のような素早い対応はできなかったのだろうか。厚生労働省は統計的に有意な危険性が証明されていないから問題ないという方向だった。これが悲劇を増やす結果になったのではないか。リスクとメリットを明確にした上で両天秤にかけて使うという大人の使い方が薬品以外の分野でも日本は弱い気がする。タミフルで問題が出た、そら、許可した厚生労働省がいけない、とかいうお上批判もおかしいし。そういう批判がイヤだから、早期に許可するのにためらうとかいう背景ももしかしたらあるのかもしれない。リスク、コスト、メリットを考慮した上で使いますか、使いませんかという世界は利用者にも責任を強いるところがある。そして、そうした世界ではリスク隠しは重大犯罪になる。○か×かの二元論だからいけない。問題を明確にして、それでも、有効ですという△の使い方が求められる。いったん△と判断しても、深刻な問題が出れば、すぐに×にする。そうした迅速さが必要なのだろう。行政機構のメリハリがまだうまくいっていないのね。切り捨てるところは切り捨てて、思い切って増やすところは増やすという。特許関連や証券取引監視委員会とか、そういうところもまだマンパワーが弱いんだろう。日本の行政がある程度、好ましい形に落ち着くまでまだ何十年かの年月が必要か。行政の変化には国民の意識の変化も伴わなくては不可能なことも多いし。
2007.03.27
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「Yahoo! みんなの政治」 の 日本の政治が変わる! マニフェストを学んでみよう にある Vol.5 国会議員さんの発言とマニフェストの内容が違うんですが。 を見ていたら、予算からみてみましょう。現在、国の予算は借金を含めて約80兆円です。そうすると、向こう3年間の予算は合計すると240兆円になります。1回の選挙でその使い道を決めているといってもいいのです。それを、1億2千万の国民で割ると、何と一人当たり200万円にもなるのです。この表現は、わかりやすくてキャッチーな表現かもしれない。ある意味まやかしの数字であるわけだけど。1億2千万で割ったんじゃ、そもそも投票権がない人間まで換算しちゃってるからダメでしょ。だから、1票あたりの値段はもっと高い。加えて、もう少しまやかしの度合いを上げると、投票率が 50% であれば、実質上、もっと高くなる。選挙のあとには捨てられた札束を絵にするとかもおもしろい。1票の経済価値について、多面的に計算して分かりやすい指標を出すとおもしろいかもしれない。国会議員も当選したあとに、いくらの経済価値を持つか得票数によって出すとか、死に票を当選議員に配分した上で再計算とか。そうすると、1票の価値の地方格差に目がいくようになる。計算結果を出してみると、恐ろしい実体があきらかになるかもしれない。これをさらに視覚化して、県の大きさを票から計算した価値に基づいた地図に落とし込む。政治の見える化だね。政治や経済は複雑だから、これをいかに視覚化して分かりやすい形にしていくかというのはおもしろい領域だろう。見えるようにすると困ることを見えるようにするところに意義がある。見たくないものを見えるようにするのに意義がある。視覚化の方法によってはミスリードな表現が出てくる可能性もあるし、まやかしが出てくることもあるだろう。それでもないよりはまし。形に表すことによって議論形成のコアができる。
2007.03.21
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「Yahoo! みんなの政治」が投稿機能「みんなの議案評価」を追加 ということで、Yahoo!みんなの政治を見てみる。Yahoo! JAPAN がこういう領域に手を出しているということ自体はおもしろいと思うのだが、まだ、盛り上がりに欠ける感じね。みんなの議案評価にしても、もうちょっと工夫が必要か。この手のものからネット政治家が出るのを期待しているところがあるのかな。たとえば、議案評価でたくさん評価を出して理由も明確で納得できるようなことを書いて徐々に有名になった人がいるとする。この人がある日選挙に出たらどうなるか。ネット上で支持を受ける存在であれば、それがリアルな政治家になってもおかしくない。もし、そういう方向も狙うのであったらもっとやりようがある。まあ、選挙に関わるところがあると公職選挙法にひっかからないようにいかにやっていくかというところがあるから、いろいろ難しい問題もあるだろうが。まんがでわかる!日本の政治 とか、ボクらが選挙に行く理由 とか、まんがを取り入れてみたり、日本の政治が変わる! マニフェストを学んでみようとか、あれこれやっているようだが。マンガより 政治ポジションテスト のような企画の方がおもしろいと思う。もっとこういうものを発展させていけばおもしろいのに。この企画は、新日本パブリック・アフェアーズ株式会社 がやっているのね。こういう本とか出しているところか(本の詳細)。新日本監査法人系の会社か。これまで、Yahoo! のようなメディアは娯楽の面ばかり伸びてきたが、政治、経済等に影響を与えることができるようなメディアが作れるかがおもしろいところ。新聞社や広告会社は、暗黙のうちに何気に権力を行使してきたわけだが、そうしたものとは別に、あたかも民意を反映したかのような権力機構が作れるかというところが興味あるところ。
2007.03.21
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アトムはもうそこに!ロボット特集2007 というページが Yahoo! JAPAN にあった。二足歩行ロボットを作ってみよう のあたりには、「MANOI AT01」のパーツ紹介や組み立てから動かすところまで紹介されている。後退歩行や片足屈伸までできるのか。すごいね。ヒューマノイドロボットカタログ では、しっかり「Yahoo!ショッピングYahoo!ショッピングで安い順に探す」リンクが入っていて、購買に即結びつくようになっているし、「Yahoo!ブックスで検索する」みたいのも入っている。ページによっては、「ロボコン」に関するクチコミ情報を検索する、 Yahoo!ブログ検索「ロボコン」について書かれたブログを検索する のように口コミ情報検索やブログ検索がついていて、苦労せずにコンテンツの厚みを増すことができるのは、検索エンジンを持っているところならではの強み。トラフィックを外にすぐに逃がさないで済む。結局のところインフォマーシャルなわけね。楽天もそれに類するページもあるけど、たとえば、下のページみたいなやつ。楽天はチラシやカタログの延長線上なのに対して Yahoo! の方は雑誌文化を取り込んだ感覚がある。Yahoo! コミック って、。無料立ち読みページがあるのね。ブラウザは FireFox が使えなくて IE じゃないとダメなのが気に入らないけど、話題になっているものをちょっとどんなものだろうと見たりするのにいいなぁ。Yahoo! ブックス にしてもそうだけど。楽天使うようになってから、本の衝動買いがほとんどなくなった。要するに何気に使いにくいからと、衝動買いを誘いにくい感じだからなんだけど。Yahoo! ブックスの新着で キミがこの本を買ったワケ (このリンクは楽天ブックス)を見て欲しくなった。けど、下のリンクをたどって、最初に楽天で見つけたら買いたくなるかといえば NO。Yahoo! の『キミがこの本を買ったワケ』のページ。ほんの少しでも立ち読みできるのと、そうでないのとでは、やっぱり雲泥の差がある。以前 Amazon を使っていたときよりもやっぱり買う気がそそられない。楽天ブックスがそそってくれないのはなぜなんだろう。楽天 ミュージック ダウンロードとか、ShowTime@楽天 がそそらないのはなぜなんだろう。まあ、ここは所詮は借り物だからというのはあるだろうけど。素朴に自分は、なんでこのサービスを使うんだろう、使わないんだろうと、思った。意外に自分のサービスの選択性について冷静に考えたことがない。
2007.03.19
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日本の子供、最も孤独 先進国の幸福度調査 を読む。「自分が気まずく感じる」との回答も、日本が18.1%とトップだった。陰湿なイジメの多い国だからかなぁ。人の目を気にし過ぎて生きている感じもするし、窒息しそうな感じね。学習用の机やコンピューター、インターネット接続など教育環境の充実度を示す8品目のうち、6品目未満しか持たない15歳が日本では53.3%に上り、ギリシャに次いで高かった。これが、ちょっと驚きだった。恵まれている子供が多いと思ったら、そんなことはなかったのね。そう言えば給食費を払わない親も多いとかいう話もあったか。でも 子ども「幸福度」 米・英が最下位 とかいう話もある。このうち比較に十分なデータがそろったOECD加盟二十一カ国の中で、子どもが最も幸福とされたのはオランダで、続いて北欧諸国が並んでいます。オランダや北欧諸国が高くなるということは、基本的に福祉国家が高い順位になるような調査なのだろうな。でも、経済的に比較的恵まれているはずの国が、子供の幸福度が低いというのは、なんとも皮肉なこと。「子供より大切な存在があるかしら?」 ユニセフ親善大使 オードリー・ヘップバーン
2007.03.17
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とあるウェブサイトでプログラムが動かなくなったから何とかしてほしいと連絡があったので対処中。1件は環境設定を変えたせい。ちゃんと構成管理やってください。。。。それまで何ヶ月も正常動作していたものが突然動かなくなったら、最初に何か変っているところがないかチェックするのが普通。最初にプログラム開発の会社に頼んだらしいが解決できないということで、私のところに相談がきたのだが、プログラムをステップで実行して確認すれば、問題はすぐに突き止められるはずなのに。。。。こんなもの1ヶ月以上直せずに放置しておくなんて。こっちにとっては、おかげで小遣い稼ぎにはなっているが。でも、トラブルシューティングって、経験値が必要なのかなとかも思う。状況を聞いて、じゃあ、このあたりチェックすればいいかな、という思いつきのあるなしで解決までの時間は100倍以上違う。勘がよい人、悪い人というのは、根本的なところであるにしても、経験値によってある程度まで埋められるところがある。団塊の世代の大量退職で、製造業なんかにしても、だんだんと経験者がいなくなってトラブルシューティングに時間がかかる分野が出てくるんだろうな。それこそ原発とか大型プラントとか、新製品にそう簡単に置き換えができない分野でのトラブルシューティングが怖い分野だと思う。。。。。当時の原発所長が判断/女川原発の緊急停止隠ぺい とか相変わらずニュースに出てくる。トラブルシューティングの技術は継承されるべきだが、隠蔽技術は伝承されないでほしいな。でも、どの業界でも隠蔽技術がもっとも最初に伝承されるとかあったりして。東電、米社に原発技術のノウハウ提供・支援契約を締結 とか 米国で初の原発単独受注へ 三菱重、最大6000億円 とか、海外に日本の原発技術がますます出ていく時代。昨年は、東芝が米原子力発電メーカーのウエスティングハウスを買収し子会社化,三菱重工業に競り勝つ とかもあったし。良い悪いの判断を超えたところで日本にとっての原発の重要性が増してしまっている。それにしても、石油をはじめとする化石化燃料を使い続ければ温暖化はさらにひどくなるし、原発にしても、まだ不安は多い上、使い終わったあとの問題も大きい。じゃあ、カーボンニュートラルなバイオマスってことで盛り上がるわけですか。バイオマスは有機物であるため、燃焼させると二酸化炭素が排出される。しかしこれに含まれる炭素は、そのバイオマスが成長過程で光合成により大気中から吸収した二酸化炭素に由来する。そのため、バイオマスを使用しても全体として見れば大気中の二酸化炭素量を増加させていないと考えてよいとされる。この性質をカーボンニュートラルと呼ぶ。バイオマス バイオマスにも関係ある松岡農相は、水に流せぬ“還元水”の謎 浄水器業界もあきれた「500万円」 とか、わけのわからん状態だし。議員会館内でトマトの水耕栽培やって配ってましただったら笑えたのだが。エタノール製造、2030年に600万kl目標 ガソリン消費量の1割 -バイオマス・ニッポン総合戦略会議 (2/27)。農村の収入アップのためにもバイオマスって話か。バイオマスの方が金になるって動けば、食料の自給率が落ちる可能性もある。この整合性をどうやってとっていくか。バイオマス 循環型社会の扉開けるか という議論が高まってきたところで、こんなくだらない問題が出てくるのが陰謀じみていておもしろい。国会議員がアホなことばかりやっているから、結局、官僚が好き放題やってしまう。官僚組織の各種技術継承は問題ないんだろうか。国家公務員の世代別構成はどうなっているんだろうか。継承がうまくいかないとき、過去の問題が浮上する。きれいにしてしまうか、それとも新たに隠蔽するか。。。。デバグ・ジャパンしかし、小手先の修正ではだめで、根本的に直さないとどうしようもない問題もある。コストとのバランスもあるので、やっぱり経験値の問題がある。
2007.03.14
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基礎年金番号漏れ、記録に不備5000万件・社保庁調査 を読む。加入記録に同番号がないと、保険料を払っていても加算されず、年金の受取額が減る恐れもある。コンピューターへの入力ミスや企業の届け出書類の不備などにより基礎年金番号がないままの加入記録が大量に残っている。あまりにすばらしすぎる仕事ぶり。とりあえず団塊の世代が引退するときの支出を抑えるために、ちゃんとこうした配慮をしているわけだ。自己申告がなく支出が減るか、あるいは、あとになって自己申告があり支出したとしても、目先の支出が減らせる。ゆえに、金利の分だけ国民負担が減る。これはそうした陰謀の一つなのかもしれない。これは1997年の制度導入以前の話なので、若者は批判する必要はないかもしれない。返って騒ぎすぎるとコスト分、将来の受け取りが減るかもしれない。もっとも自分は中年なので引っかかっているが。実際のところ三洋電機の不正会計と同じで、負債を申告するときに申告せずに現状をよく見せかけて、将来、こっそりと消却していこうねという姿勢と同じようなものだろう。右肩上がりの経済を中心経験としている年代は、悪いことはとりあえず隠しておいて、よくなったときに解消しようねというやり方なのだと思う。ということで、おそらく、社会保険庁としてはこっそりと年金支給を開始する年代から処理を行おうということだったのではないかな。そうすれば、現状の仕事量を削減できる。つまり、よけいなことをして仕事を増やしてはいけないというのが基本で、目先の自分のお仕事を減らして将来に先送りするのがお役所的お仕事なのだろう。そういう意味では、最高のお役所仕事をしたということになる。もちろん、それではいけないと思って仕事をしている人もたくさんいるだろう。問題は、まじめに取り組んでいく人をバックアップしてモチベーションを上げるための体制が作りづらいことだろう。よいことをしている役人は積極的に持ち上げ、悪いことをしている役人は徹底的に落とす。選挙がない役人はこれができない。ゆえに、役所ごとのまとまりで叩くしかない。でもメディアもこういう問題を取り上げるとき、社会保険庁という組織を取り上げるのではなく、たとえば 社会保険庁長官 村瀬 清司さんを引きずり出すことによって、個人の顔も引き釣り出すのがよいのではないかと思う。民間出のエリートが長官になったのに、このざまなのだから、ここはちょっと責任とってもらう。たぶん、この長官は退任までに未払い金の取り立てに関しては一定の評価を得るだろうが、受給者のサービス向上の点においてはダメなんじゃないかと。何せ損保業界出身のお方ですから。いざとなると不払い起こした損保業界。そういえば、社保庁後継、公法人名称 「日本年金機構」に。そして、社保庁改革 分割会社規定を削除 新たな天下り先批判。あたりまえじゃん。子会社なんか作らせたら、天下り問題だけでなく、不透明性も高くなる。年金加入記録照会・年金見込額試算・年金個人情報提供サービスを見る。試算結果は 50歳以上でないと郵送されない。これはコスト的なものがあるだろう。みなが使うと郵送料と手間賃が膨大になるから。で、年金簡易試算 を使うと、自分の受け取り額が概算できる。(1) これまでの加入年金の期間と平均給与、(2) これから見込める加入年金と平均給与を入力を入力すると、現状の制度での受取額の見込みが計算できる。現状でいくと死なない程度には受け取れそうだが、やっぱりかなり貯金しておかないと厳しい。やはり、村上ファンドを復活させて年金資金を預け、年率 20% の運用益でも出せば、年金も復活するのではないか、というのは悪い冗談ではある。それでも、年金基金をパッシブに運用するか、アグレッシブに運用するかによっても将来は変わる(リスクも含めて)。このあたりの議論がまだ不測しているように思える。どういう運用されているのかによって将来像は微妙に変わる。債券重視から株式も取り入れてという方向は強まっているとは思うが、株式にしても、どこにどうやって投資するかによって社会を微妙に変えていくことができるので、婉曲的に国民生活の質の向上に役立てることができる。コラム 金融機関のCSR:資産運用における環境・社会・ガバナンスへの配慮 等見ると、資産運用方針においてタバコやギャンブルなどに関連する企業には投資をしないとするネガティブ・スクリーニングの動きは1920年代頃から始まったといわれ、これが60年代から70年代に、米国での反戦運動などと結びついて軍事関連産業への投資をしないとする運動となり、企業の活動などにおける社会的な要素を投資や資産運用方針に組み入れることにつながっていった。そして社会的責任投資(SRI)への動きにつながり、1990年代後半以降世界のSRIの資産規模は成長を続けている。のようにある。じゃあ、年金基金の運用はと 社会保険庁のトップページを見てもない。これが間違いの元なんじゃなかろうか。年金も考えを変えて、まず年金宝くじを作る。当選金は年金を支払ったものしか受け取れない(当選金は未納金に振り向けることは可能)。年金宝くじの売上げの たとえば 50% は年金基金に組み入れ、10% は運用費用、40% は当選金、当選金は最高5億円、とかやればよいのに。年金を払うことのメリットを目先にも見えるようにする。義務として徴収するのが難しければ博打資金を吸い上げればいい。案外、徴収されるのはイヤでも宝くじなら OK という人は多いだろう。未納者は末等であれば未納金を支払って当選金を受け取るよりも、受け取らない方を選択する。当選金の未払いは基金に追加できる。どうせ払わない奴は払わないので、そこから未払い金が回収できたと考えればプラス。多額の当選であれば一括納付するだろうからやっぱりプラス。そもそも、競輪、競馬、ボート、宝くじ、パチンコ、その他諸々で、自治体も金を貧乏人から巻き上げる手段を持っているのだから、これに一つのオプションが追加されるだけ。ヤクザも、案外、そういうところで多額の税金を払っていたりして。公営ギャンブルをある程度制限する理由は、あまりにたくさんあると運営コストが多くなりすぎて、マイナーになったものの収益性が悪化するから。東京都内に公営ギャンブル場を作る分にはよいけど、競馬ぐらいしかないところで作れば、そこの収益性が悪化する。宝くじにしても乱発しすぎれば収益性は下がる。それでも、明確に「賭ける」という意識が不明瞭な宝くじは、ギャンブル性が低いように思えるため、より広い層から投機を集めることができる。話はそれたが基金の運用状況が明確でないところに年金問題の根っこがあるように思える。宝くじはかなりの部分が胴元に取り上げられてしまうにも関わらず買われる。宝くじに比べたら年金は期待値が高いにも関わらず不払いが生じる。その根本は、そもそも掛け率を保証するための根拠が希薄になっているからじゃなかろうかと。不信感を撤廃することなしに年金がまともに機能するようになるとは思えない。
2007.03.04
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米連邦機関,2012年までにITセキュリティ教育に6億9000万ドル出資へ を読む。「米国防総省と民間機関による,ITセキュリティ教育と意識向上プログラムに対する支出は,2012年までに6億9000万ドルに達する」との予想を明らかにした。米国は、何気に膨大な金がセキュリティ関連に投じられている。やっぱり米国防総省が果たしている役割が大きい。元々インターネットも国防の一環から始まっているところが大きいし。日本も防衛省の予算を増額して、こうした分野にも注力させよということではなく、あちこちの省庁でバラバラにやっているセキュリティ対策をもっとどこかの省庁に集中させて一貫性があり、無駄な投資を避けるべき。内閣官房情報セキュリティーセンター のようなものがあり、重要インフラにおける分野横断演習などを始めているのは知っているが、まだまだのように見える。机上の演習だけでは不十分で、むしろ、トレーニングを積み重ねていかなければならない分野だし、権限が分散しすぎていては調整に膨大なコストがかかる割にはたいした進展がないように思える。内閣官房情報セキュリティーセンター関連サイト を見ても 国土交通省 や 内閣府 が入っていないのは明らかにおかしい。金融庁(内閣府)などインターネットの株取引が頻繁な昨今、大いに関係する。医療の世界に IT が持ち込まれるようになっているのだから 厚生労働省 も必要。医療機関のセキュリティなんて重要な課題じゃないだろうか。緊急事態の法的な問題を考えれば 法務省 も必要。端的にまだ緊急対策センターとしては十分に機能するだけの権限が集中化されていないように見える。そういえば、法務省に インターネット人権相談受付窓口を開設しました。 なのね。評論家・池内ひろ美さん脅迫、45歳会社員の男を逮捕 なんていうこともあったからかな。知らなかったので調べてみる。評論家ブログ炎上問題でついに逮捕者 、池内ひろ美ブログ、炎上原因「トヨタを漢字で書けるのか」だけこっそり削除。ブログ炎上について古川享と池内ひろ美を比べてみよう。脇道はさておき、常にあちこちの省庁のサイトを見ているほど皆暇ではないから、やっぱり総合ポータルが必要。まあ、民間の営利団体があちこちから情報を集めてやってもよいわけだけど。電子政府の総合窓口 はあくまで受付窓口や検索窓口で情報提供のポータルにはなっていないし。政府広報オンライン や 政府インターネットテレビなどが直接語りかけるための窓口ということかな。一朝一夕にできることではないにしても、もう少し、分かりやすく利用されやすいような方向を打ち出して利用されるように持って行かないとお金かけても無駄になっちゃう。
2007.03.03
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森永 卓郎氏によると 利上げの根拠は「見かけ倒し」 で、中小企業に大きなダメージとなり、景気回復が底堅ければ、利上げのショックも打ち消せるだろうが、そこまでの体力はないとわたしは見ている。この追加利上げが、景気後退につながる可能性も大いにある。 と読んでいる。これに対して、住友信託銀行の 調査月報 2007年3月号 No.671 を見ると、現在は「一人当たり賃金は横ばいだが雇用者数増加によってマクロ賃金が増加」という形で家計所得が増えているが、これが「雇用者数と一人当たり賃金双方によるマクロ賃金増加」という形にシフトし、家計所得の増加は更に明確になっていくだろう。マクロ賃金増加というのは、個々の雇用者の賃金は上がっていないけれど、失業状態にあった人が雇用されることによって、全体としてみると雇用者数が多くなっているから賃金をまとめみたら増えているということ。だから、個々の家計所得は実は増えちゃいないけど、失業率が 4% を切れば、賃金上昇圧力に変わっていくので、徐々に増加していくはずということ。4-6月期に利上げを行った後も、無担保コールレートの水準は0.75%とまだ低く、この利上げで景気拡大と物価上昇基調が損なわれることはない。このため、日銀は続く7-9月期にも0.25%の利上げを行い、金利の正常化を進めると見込んでいる。とある。2006・2007年度の経済見通し ~賃金回復で物価上昇基調持続~ ということ。藤末健三:「中小企業格差」について考える など見ても、「製造業を中心とする大企業の利益は増えているが、非製造業や中小企業の利益は増えていない」というのが現状なのです。そして、企業(製造業・非製造業合計)の雇用のシェアは約15%、中小企業(製造業・非製造業合計)の雇用シェアは約73%となっています。つまり、大企業が好調でもそれを実感できる人は、多くて15%ということになるのです。ということ。ちなみに、今日経平均が上がっているのは、期末対応の貸し株返却、空売り買い戻し焦点 という需給の問題。いわゆる踏み上げ相場。そういえば、やっと金融庁が格付け会社の規制始めた。遅すぎるけど、やらないよりよいので評価。金融庁が格付け会社「規制」の方向、登録制で監督。はっきり言ってひどいからなぁ。顧客との利益相反や格付け相手の重要情報を悪用しないよう法律で禁じる。ちなみに 銀行が泡立てる再編の連鎖 ビール、百貨店…掻き回すのはファンドだけではない のように今年は業界再編があちこちで起きるだろうが、銀行は証券会社も持っている。再編に絡んでインサイダーし放題じゃん。証券会社の自己売買に関しても監視方法をきちんとしないとアンフェアー。
2007.02.27
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アカチャンホンポ が楽天に出店した。自社サイトでもウェブショッピングが行えるにも関わらず楽天に出店しているところがおもしろい。このパターンは何も、アカチャンホンポだけではなく他にも自社のショッピングサイトを持っているにも関わらず出店していることが多々ある。すでにちゃんと独自のショッピングサイトがあるのであれば、そのサイトに誘導できればそれに超したことはないだろう。利益率の点においても。ところがあえて、よけいなコストを払ってまで出店する。リアルな店舗の場合、あちこちに支店がある。これは実際に足を運ぶ人の利便性を考えたら当然のこと。極端な話、沖縄の人が北海道まで 1000円のものを買いに行くかと言えば行かないのは当然。インターネットでは、そうした物理的な距離をほとんど考慮することなくショッピングができるのだから(送料に違いがでることもあるので、ほとんど)、あちこちに出店する必要はないという考えをする人もいるだろう。ところが、インターネットの場合でも物理的な距離と同じことが、心理的な距離として現れる。心理的に近いところで買い物することが多くなるので、やはり楽天のようなところに出店する意味があるということになる。これをやらなければ販売機会を逃すと考え、出店の運びとなったのだろう。また、独自サイトよりも楽天の方が集客コストが安いという判断もあるかもしれない。囲い込まれたユーザがたくさんいるわけだから。こうした戦略をとった場合、リアルのショップが支店ごとに売上げ品目に差があるように、出店先ごとに品目に差が出てくることをうまく利用すれば、自社サイト同士の食い合いをせずに、それぞれのコストに見合った売上げを上げ、相乗効果を出せることになるのだろう。自社の独自サイトと、あちこちの支店をどう出して維持していくかについて戦略をきちんと立てるノウハウを蓄積しているようなところはどのくらいあるのだろうか。自社ブランドの商品を持っている場合と、そうでない場合では異なる戦略と結果が導かれるだろう。中小企業が独自にショッピングサイトを運営する意義も再度、考慮される時代かもしれない(意味がないのではなくて、戦略が明確でなくてはならないということ)。楽天に出店すると高いから自社でやった方がお得ですよと安易に言えるのか、楽天は集客力があるから独自でやるよりお得ですよと安易に言えるのか。大企業にしても、同じことが言える。あるいは、下手に SEO などにお金を使うよりかは、楽天でポイント何倍とかでセールスをやる方が、効果があるかもしれない。ショッピングサイトを自社で作る場合も、他への出店があった場合の情報更新などまで考慮してあげたシステムを作れるかなどポイントになるかもしれない。話は違うが 試作ドットコム はおもしろい。120社の試作職人ネットワーク企業と専任スタッフが試作品のリクエストに応えるというサイト。商品開発もこういうのが活用される時代になっているのね。ここで開発された商品なんか、楽天にも出店したらおもしろいんじゃないかと思う。
2007.02.22
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やっと利上げか。結局、今利上げしないと参議院選挙までは利上げできなくなるから、最後のチャンスで利上げということかな。ということはさておき、伊藤忠商事が55億円の教育事業ファンドを作ったらしい。大学もニートが増えている現状をふまえて、企業と協力しながら大学生の社会人教育に力を入れる流れ。IT業界は「教育回帰」に向かっている。政府系でも 平成19年度「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」に係る民間コーディネーターの公募について みたいなのも動いている。教育回帰の傾向。教育にお金が流れるということは、余裕ができてきたということなので、景気の先行きは○ということなんだろうか。底上げ教育ってところがあれなんだな。人が足りなくなるのを見込んだ先行投資に意識が向き始めたと言うことか。加えて、団塊の世代の退職後を当て込んだ、生涯教育の一環としての教育事業もお金が回るようになってくる。最終学歴はカリフォルニア州立大学Second Life校?--教育界が注ぐ仮想世界への熱い視線 とかいう話もあるようだ。Second Life のような仮想世界は、これから10年かけて育つところだろうな。人の意識の準備はできはじめているから、あとは、技術的な問題。動きながら進化する時代に入っていると思う。ただ、携帯電話の類を含めて参加できるような仕組みも必要なんだろう。何も 3D だけが仮想世界ではないだろうし。物が動かずに情報だけが動いてお金が動く株の世界だって、一種の仮想世界。仮想世界でありながら、現実との接点を持っているから、現実を動かす。乖離が大きくなりすぎればバブル崩壊のようなことがあるにしても、それは仮想世界でありながら、現実そのもの。というか、現実がお金の数字で肥大化されたものといったらよいのか。Second Life の類の仮想世界も時間をかけて、徐々に現実との接点を強めて現実を動かすような現実の一部になる時代がいつか来るだろう。単なる娯楽を超える時代。まあ、時間はかかるだろうけど、いろんなものが乗っかってくる。ウェブを中心としたネットの使い方だって、すでに遊びの領域を超えているのと同じ。2006年のネット広告費は3,630億円、主要4媒体は軒並み減少。すでに、ラジオの1,744億円は余裕で超えている。雑誌が3,887億円だから、ほぼ雑誌と同じレベルになっている。雑誌を追い抜くのは近い。新聞は 9,986億円なので、まだ新聞に追いつくには時間がかかるだろうが、何年かしたら新聞を抜く。テレビは、2兆161億円でダントツで、まだまだ別格だか。そういえば、テレビ東京もまたインチキ報道やっているのが発覚。情報を売る番組がインチやっちゃいけないね。あるあるの関西テレビは、製作会社訴えてるし。要するに、ああいうエンターテイメントテレビ番組作っている人は、エンターテイナーであって正しい情報よりもおもしろさと、単純なわかりやすさ追求なのだね。でもって教育の話に戻って、世の中を変えていくためには、やっぱり教育は必要かつ重要で、古いタイプの教育から新しいタイプの教育へのシフトが起きる。古い教育ではなく、ビジネスとしての教育が育つ時代。いわゆる実利教育ね。
2007.02.21
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セキュアOS動向解説 想像以上?! お隣韓国のセキュアOS事情(前) を読む。2006年の時点で韓国のセキュアOS市場の売り上げは約213億ウォン以上(日本円で約27億円以上)の実績を残しました。日本の今のセキュア OS 市場っていくらぐらいなんだろう。IPA 韓国における情報セキュリティ政策に関する調査(2004 年9 月) を見ると、国家教育情報システム(NEIS)における個人情報の流出とかクレジットカードのシステムがクラッキングされて顧客情報の流出とか危機的な状況になって、そこから立て直して今にいたるなのね。それはそうと、個人情報を大量に抱える「ゆびとま」など 元山口組系組長が社長になっていたりとか、別の意味で危険な状況にあったりする。アドテックス事件の元組長、新興サイト売却で巨利狙う のように、新興系の IT 企業がいつのまにか広域指定暴力団のフロント企業のようになってしまっていたりとか危険な状況。もっとも、こういう危険性についてはバブルがはじける前から言われていたことだが。一般社員はそんな状況になっていることを知らずにフロント企業に勤めていたりする。株式の時価総額が低いということは、乗っ取りが簡単だということでもあるから株価が上がるように(=株主にとっての価値を高める経営をする)というのは、M & A やグリーンメーラー対策だけでなく、暴力団対策でもあったりする。まあ、一流企業も未だに暴力団との腐れ縁を切れない企業もあるようだし、マネーロンダリング疑惑の銀行もあるし、生命保険をかけて金貸す企業もあるし、保険かけさせるだけかけさせて、いざとなれば払わない企業もあるし、一部上場企業もかなり経済ヤクザ的な手法使っているのね。証券会社も買いだ買いだと煽ってレイティング上げておきながら、裏で売っているし。レイティング下げて暴落したところを逆に買っていたりとか。何を、誰から、どう守れば安心なのかを根本的に考え直さないといけない。その部分が欠けていると、箱物行政のようにセキュアOS を使っているから、それでよしとなってしまう。情報流出が事件になり、株価が暴落して、その隙を狙って株を買い占められて乗っ取りとかいうことも、十分シナリオとして考えられる。ゆえにシステムのセキュリティはそれだけで済まない問題としてもとらえ直されなければならないだろう。株価操作なんて 元幹部に株価操作容疑、パチンコ攻略法の「梁山泊」捜索 みたいのは日常茶飯事のはず。検挙ができないだけ。監視や監査の手法を洗練させなくては、不正を現象のみから早いうちに押さえるのは難しいのだろう。セキュア OS に戻って、何をどのように監視・監査したいのか、どのような不正からシステムを守りたいのかが明確にならないと、単に箱を入れたのだけでは意味がない。そこを考えれば、どうあがいてもロールベースのセキュリティ機構や監視・監査のシステムとかの類が欲しくなるはずなんだが。
2007.02.20
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アクセス数がやっと 10万を超えた(ページの右上のやつ)。5桁から6桁になったのは、なんとなく嬉しい。80,000 から 90,000 になったときより、90,000 から 100,000 になったときでは、どちらも 10,000 増えたということだし、増加率からいったら、80,000 から 90,000 の方が大きいから、その方が嬉しいはずなのに増加率が低い 90,000 から 100,000 の方が嬉しく感じる。節目を超えたら何で嬉しいんだろうか。なんだかよく分からないけど嬉しい。世の中にはそういうことがある。意識の上で勝手に作り出した節目。例えば日経平均が 17,800 円から 17,900円になったときよりも、17,900 から 18,000 になったときの方が意味があるように感じる。これも増加率からしたら、17,800 から 17,900 の方が意味が大きいのに、17,900 から 18,000 超えるときの 100円の方が、はるかに意味があるように感じる不思議。12月30日から12月31日も、12月31日から1月1日への24時間は、どちらも24時間なのに、1月1日への24時間の方が意味があるように感じる。あるいは、誕生日を過ぎたときにもそうだ。節目に意味を感じる心理の不思議。節目に意味を付けることによって、違うフェーズに入っていくことができる人間の心理。
2007.02.16
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アフィリエイトサービス活用実態調査報告書~総合評価1位は「楽天アフィリエイト」、『認知度』『現在契約率』『期待度』はいずれも1位をキープ~ を読む。●アフィリエイト市場規模(アフィリエイターの年間収入額) 平均年間収入:14万9,664円/1人当たり 年間市場規模:124億7,200万円だとすると、1ヶ月あたり、12,472円。途中で止めてしまう人、ほとんど収入がない人がかなりの数いると考えると、普通の人で1万円程度以下。うまくやっている人は月数万円から十数万円。よっぽどうまくやっている人とか、阿漕な手段を使って数十万円かな。これはあくまで直感だが、ほとんどがこの範囲に収まるはず。それ以上は個人のレベルを超えたレアケース。ちなみに、楽天のアフィリエイトの成功事例に出てくるのは月に、数千ポイント程度で、このブログと変わらない。1万ポイントを超えているのは片手。しかし、年間市場規模 / 1人当たり平均収入 = 83,333.33 人なの?「20万人程度とされていたアフィリエイターも最近では100万人を突破したとも言われており」と書かれていて、この調査の推定母数が明確でない。8万3千人と 20万人と比べても少ない。よく分からん。収入がある人のということか。100万人を母数としたら、一人当たりの年間平均収入はもっと少なくものね。アフィリエイター対象のサービス(レンタルサーバーなど)の市場規模からだと 1,989,703.99 と200万近い。これはあくまで潜在的にサービス可能な数か。アフィリエイター対象の情報商材市場規模からだと 19,1453.81人。さてこれはどういう数か。■調査対象者:株式会社ライブドアが保有するアンケートパネル 10代以上のBizMarketingサーベイ会員(全国エリア)■有効回答数:スクリーニング調査回答者 3,116サンプル 本調査回答者 585サンプルんー、こういうの、この程度のネット調査って精度でるかな。それとも私の頭が悪いだけか?? ちゃんと知りたければ調査書を買えって??楽天のパートナー数見ると、約 113万人とか出てる。んー、んー、んー。楽天だけでアフィリエイト数約 113万人なのかな。パートナーってそういう意味じゃないのかな。よく分からん。ちなみに店舗数は約 5万らしい。それより気になるのは、ポイント経済ってどの程度の規模になっているんだろうってこと。ポイント負債は全部足したら数千億円規模になっているようね。でも、ここ見たら 航空業界の『たまったマイルは「80兆円」』(2006年1月10日 日経産業新聞 1面)とかいう話もあるみたいだし。ほんとかい。新しいところでは、週刊東洋経済 独自試算!未使用ポイント負債総額は上場企業で3200億円超!。この手の話を最初にまともにとりあげたのは野村総研かな、ということで探す。「ポイント制度」と「電子マネー」をめぐる法規制の必要性 とか 日本国内の「企業通貨」発行総額は4,500億円超 ~主要9業界の2005年度の発行金額を推計~ とか。『2010年の企業通貨』 -グーグルゾン時代のポイントエコノミー- ( 著者からのメッセージ )
2007.02.14
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オンラインのサービスの利用度が高くなれば高くなるほど、ID を盗まれて悪用されるリスクは高くなる。ヤフー、ログイン履歴の表示でIDの不正使用を早期発見 のようなサービスは、そのリスクを少しでも減らすという意味で意味がある。前回ログインした日時を表示するとともに、ログイン履歴ページにおいて過去60件分の履歴を表示。表示される項目はIDのほか、ログインした日時、利用したサービス、認証形式、IPアドレスなど。Unix なら last コマンドがあってログインした日時を確認できる。ウェブサービスへのログインでもこうした仕組みを組み込む必要が生じてきたということか。しかし、アイデンティティを盗まれるというのは、ネット上だけの話だけでないのは相変わらず。住民票を勝手に移動させてしまうようなことは過去から事例がいくつもあるが、
2007.02.10
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日本市場 ~なぜ、家計部門へのシフトが進みにくいのか?~ を読む。(1)巨大新興国の台頭やグローバル化の進展、(2)団塊世代の退職本格化の2 つが強く影響している。そして、その退職金を目当てに証券業界は動いている(笑)。それはさておき、債券市場参加者の多くは、2 月の利上げを見込んでいるが、経済指標や消費者物価が強い数値になり、説得的な理由が整わない限り、ハードルは高い。徐々に利上げ先送り論が強くなっているような気がするが、じゃあ、年末は何だったのという気がする。タイミング逃しちゃうとズルズルいっちゃう良い例か。そういえば、最近、「市場との対話」という言葉をよく聞くようになった。Google で検索すると、29,300 件だから、まだウェブ上でそれほど大きな位置を占めてはいないが、利上げ断念の敗因は日銀にあり 次は「8月」、政治介入を恐れ市場との対話を怠ったツケは大きいのような感じ。別に新しい表現ではなくて、支店長会議総裁開会挨拶要旨(1998年 4月) とか 最近の金融政策運営について ――1999年10月19日・日本総研における山口副総裁講演 とか日銀のサイトを探しても出てくる。初出っていつ頃なんだろう。
2007.02.05
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マインドマップを Blog で共有できる MindManager 用アドインを無償公開 と マインドマップツール「MindManager」がブログと連携 を読む。ブログに簡単にアップロードできたら使う機会も増えるかな。楽天ブログは使えないか。。。。米国 Mindjet、マインドマップツール「Mindjet MindManager Pro 6」に日本語版 の販売を促進するためにブログのサービスを作ったのかな。ウィルコムのW-ZERO3 用の Pocket MindMap もあるのね。。MindMap は以前からおもしろいなとは思うもののちゃんと使ったことがなかった。人のを見て、おもしろいなと思う程度で。 科学研究費調査から、組み込みソフトに話がずれるが でも 魅力的な例 について書いた。そろそろ自分でもちょっと使ってみようかな。フリーの MindMap のツールもあると思うけど調べるのが面倒とか思って躊躇していた。Mindjet MindManager 6 のページから試用版がダウンロードできるので試してみる。さすがに商用版だけあって機能が充実している。ファイルとの連携なども実用的でおもしろい機能かもしれない。MindManater Viewer 6 でファイルを参照する分には無償なのね。ビューアがあるとアプリを持っていない人に見せたりするときに役立つ。ジャストシステムのアイデアマスター とかでもいいんだけど。買うならその方が安上がり(機能は同じでないだろうが、基本的なことができればいいので)。でも、やっぱり無償で使えるの探すか。
2007.02.05
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米国国防契約管理局が VMware スイートでサーバー インフラを100%近く仮想化 を読む。国防契約管理局(DCMA)が、「VMware Infrastructure」により、サーバー インフラを100%近く仮想化した、と発表した。 米国の国防費には、こうしたシステム開発に関わる費用がかなり含まれている。インターネットの大本にしたって 防衛高騰研究計画局 (DARPA) だものね。Zope にしたって US Navy で使われていたりする。積極的に新しい技術を使って育てている。軍産複合体の国なんだよなぁと改めて感じる。実際のところ、軍事産業がコンピュータ業界の発展にかなり役立っている。 軍事がよろしいというのではなく、軍事産業がかなりコンピュータ業界をバックアップしている側面があるということ。そもそもコンピュータ自体が弾道計算のために予算つぎ込まれてできあがったものだし。日本の自衛隊も多額の予算を使っている割には、コンピュータ技術の発展に役だったという話は聞かない。日本の場合、新興企業をもり立てるよりも、旧財閥系の食い物というイメージがある。新しい企業や産業を育てるのに役立っていないイメージ。そもそもウィニーで情報流出させてしまうような組織だからな。。。。平成19年度予算の概要 を見ると、「より高度な情報通新態勢の構築 1764億円」なんていうのがあるが、どういう成果があがるんだろうか。というより、どこが食い物にするんだろうか、という目でしか見ることができない。防衛費の内訳の中でも、この 1764億円というのは、かなり別格の大きい予算なのだが、ウィニーで情報流出させる組織だからなぁ。。。。個人パソコン持ち込み OK だった組織だからなぁ。これだけ金を使って成果を何も発表しないということはないはずだよなぁ。
2007.02.03
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MS、中小規模事業所のIT活用を支援するサポートサービスを開始 ということで、ちらっとだけ マイクロソフト スマートビジネスセンター を見てみる。まあ、マイクロソフト製品を使うように洗脳するためのコンテンツだけれど、Windows や Office を使っているなら、こういうサイトから無料で知識を仕入れられるのでよいかもね。会社の「見えるか診断」 みたいなものもある。無料でコンテンツをどんどんお金をかけて作って公開できるのは、ソフトを有料で売っているところの強みだな。
2007.01.27
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「三池争議」舞台会社も幕 三井石炭が特別清算申請 負債総額1200億円 らしい。三井石炭鉱業が特別清算を申請、負債1000億円 という報道もあるので、200億円もの差額はなんなのだろう。これほどまでの差は不思議なものがある。月が出た出た月が出たの 炭坑節 の 三井三池炭鉱 を見ると、1997年3月30日 三池炭鉱閉山。三池炭鉱専用鉄道は大部分が廃止されるも、一部は三井化学専用鉄道として残る。2005年4月 三池労組が解散(国内最後の炭鉱労働組合)。すでに、そういう状態にあったが、今回の特別精算申請で三池炭鉱の会社も完全に終焉を遂げることになる。ちなみに 三井三池炭鉱の炭塵爆発は JST失敗知識データベースにも載っている。負債総額が632億円にのぼり、財政再建団体指定申請を決めた夕張市。 も元々、炭鉱の町。こういうものを見ていると、今ある産業も、やがてはそうやって消えていくものがあるんだろうなぁ。終わっている産業とその町を、いかに終わらせるか、あるいは再生させるのか。再生するつもりで、傷を深くするなんていうのもありがちなのだな。これから、まだ夕張のような自治体がたくさん出てくるのだろう。。。。
2006.12.30
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全国52新聞社が連携する総合ニュースサイト「47NEWS」、24日にオープン が始まったのねということで眺めてみる。表は、地域ニュースに気を配りという感じなのかな(それによって、手を取り合うことが可能になったのか)。で、http://www.47news.jp/を見ていると、日経元社員に有罪判決 の記事が目に入った。「懲役2年6月、執行猶予4年、罰金600万円、追徴金約1億1600万円の判決」 という判決だそうだ。5社の株計約9万4000株を約2億4000万円で買い付けた。日経新聞って、31歳で2億4000万円も株を買えるほど給料高いのだろうか?この費用はどこから出てきたのだろうか。これで追求が終わってしまうのだとすると、なんだか解せない気がする。この金はどこから出てきたんだろう。普通に考えると組織的犯罪であったのではということも疑われるのだが。。。。解せないなぁ。なんにせよ日本の証券取引監視はずさんなので、インサイダー取引やり放題だし、株価操作もし放題。これが暴力団の資金源の一部にもなっているはずだ。もっとも 三菱UFJに改善命令 資金洗浄対策不備でFRB とかもある。三菱UFJは暴力団やマフィアの類の資金調達を手伝っているということだよね。お金を稼ぐのは大切なことだけれど、倫理観を失って不正な富を得ようとするなら、暴力団のやっていることと変わらないと思うが。あぁそうか。日本人が暴力団に対して理解があるのは(やくざ物の映画などたくさんある。寅さんだってやくざだからなぁ)、かなりの人間が自分がやくざであることを認識しているからなんだ。東証、暴力団排除を強化 警察庁と情報照合 とかいう話もあることはあるが。こういうのも情報が先に漏れて、事件が公になったときには政治家や官僚、マスコミ関連等の人は売り逃げたあとで、個人は逃げ遅れて死ぬことになる。だいたい 日銀総裁が村上ファンドに出資 していたりとかする国だからなぁ。責任ある地位にある人や企業はクリーンにしなければいけない、という根本的な倫理観が根本的に欠けているようだ。んー、やっぱりヤクザの国だから仕方ないのかな。永田町仕手集団、東京地検特捜部、仕手の現場の仕掛け人真実の告白、マンガ仕手相場
2006.12.25
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この分で行くと、今月のダイエット目標もクリアできそうな感じになってきたので、自分へのご褒美用の食べ物を探し始める。まあ、ご褒美なければ、もっとダイエットの速度も早くなるんだろうけど、無理して短期で痩せてリバウンドするよりかは、毎月少しずつ落ちていけばいいや。達成したら、ご褒美、ご褒美、ということなのだ。3ボス済んで2歩下がるで、1歩ずつ進む今日この頃。1ヶ月1Kgでも、半年続ければ 6Kg だからね。でもって、探しているうちに、バケツプリンなる下品なものを見つける。2リットルのプリンってゴージャスというより下品な気もするが。。。金箔(0.3g)1本入り! ゴージャス名古屋バケツプリン♪ 2リットル 期間限定特別価格 税込 9,975円ところが、こんなもので驚いてはいけない。豪華版 10万円ですか。9リットル。。。。烏骨鶏卵の黄金の バケツプリン 9リットル(金メッキのバケツ・金箔・お皿付き! )税込 100,000円でも、まだまだ甘い。50リットルのプリン。漬物樽入り。なんなんだ、これは、悪のりしすぎじゃないか。。。。漬物樽バケツプリン♪(50リットル・約50kg) 税込262,500円パーティーだって、せいぜい 1リットル+αで十分だろうに。笑っちゃうほどインパクト大!TV雑誌で話題の「バケツプリン」に子供誕生♪いっしょにお届け♪ 税込 4,935 円まあ、おもしろみを含めても、普通の人間が買うのは、こういうやつだろう。TV雑誌で話題のバケツプリンにかわいい~♪ミニタイプ登場♪リクエストにお応えして、単品販売開始!しかも!6個で送料無料! 共同購入 税込556円/税込493円バケツプリン開発物語 を見ると、 「プリンは大きく作った方が美味しい♪」という理由から、ガラスのキャセロール入りの1リットルプリンをオークションにしました。なぜか材料は同じなのに、小さいたまごプリンより味が格段と良くなります!食べ比べましたが、ホントに不思議と大きいプリンが美味しい!とある。いくら、大きく作った方がおいしいとはいえ、漬物樽まで作っている店は、どう見てもやり過ぎだな。まあ、1リットル以上のものは、単なる受け狙いなんだろうが。。。。。楽天のショップでバケツプリンをやっているところは、特選グルメ直行便と釜庄 スイーツと海鮮グルメ専門店の2店が主だったところ。インパクトと差別化のために、変なものまで登場してしまったんだろうか。特選グルメ直行便 の方は、『バケツプリン』は当店の商標登録です!と主張しているから、正当性?を主張するあまり漬物樽までいってしまったり、金箔入りにしてみたり、変な方向に走ってしまったのかな。商品登録 ってだいたいおかしいんじゃないだろうか。普通、登録商標 だろうが。バケツプリンを検索してみると平成17年(2005)5月9日出願で株式会社さんま亭で登録が有効になっている。ということで、商標上は、特選グルメ直行便 が今のところ勝ちだな。ただし、バケツプリン開発物語【2004年3月】で販売スタートしているとのことなので、異議申し立てをするとどうなるだろうか。同じ商品名で、同じコンセプトの商品が楽天で両方とも売られている。これは消費者に対しては非常に紛らわしい状態だと思う。釜庄 スイーツと海鮮グルメ専門店 は登録商標を取り損なっているので、異議申し立てをして登録商標の無効性を訴えない限りは、商品名としてバケツプリンというのを控えるべきということになるんじゃなかろうか。そのうち紛争になるかな。
2006.12.25
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六星占星術と大殺界 を読む。 まず「大殺界」についてだが、これは12年のうち3年間という長い期間が当てはまる。さらに六星占術では、年運だけでなく、月運、日運もある。試しに年と月だけで計算してみると、実に人生の43.75%(12年のうち5年3ヶ月)が大殺界になってしまう。これに「中殺界」を加えると55.56%(12年のうち6年8ヶ月)、「小殺界」まで加えれば65.97%(12年のうち7年11ヶ月)が殺界に当てはまってしまうのだ。わーお。実に殺界というのは、統計的に有利なようにできているわけで、あたるように統計的に考えられたものだったのだ(笑)。胴元が負けにくい賭博のようなものだな。上記のページがある超常現象の謎解き というサイトはおもしろい。次のような錯視図形とかもあるし(A と B の色は実は同じ。詳しくはリンク先の説明参照。実際に画面を mspaint でも使って編集してみると同じ色であることが確認できる。一部をコピペすればいい。これほんとにびっくりする)、UFO、超能力、予言・占い、超古代文明等々の謎解きが書かれている。超常現象の謎解き: 自己紹介 を見ると、こういった懐疑系のサイトを運営していると、昔から超常現象には懐疑的で、詐欺やイカサマには騙されないタイプの人間なのだと思われがちですが、昔はよく詐欺とかに引っかかってました。一言で言えばカモです。超常現象も多くを信じていました。特にハマっていたのは超古代文明やオーパーツですね。はぁ、なるほどねと思った。懐疑論的な立場をとる人って、実は、信じたいのに信じられる証拠が見つけられずに、いわばマゾ的に否定する行為を続けざるを得なくなっちゃうのね。どこかに本物はあるはずなんだ。だけれど、大方は偽物で、偽物をつぶしていけば、いつか本物に出会える。いわば青い鳥を求めつづけるという感じか。この探求の旅が楽しいという。このサイトに コールド・リーディング というページがあるが、これはおもしろい。Wikipedia で コールド・リーディング を見てみると、コールド・リーディング(Cold reading)とは話術の一つ。外観を観察したり何気ない会話を交わしたりするだけで相手のことを言い当て、相手に「わたしはあなたよりもあなたのことをよく知っている」と信じさせる話術である。「コールド」とは「事前の準備なしで」、「リーディング」とは「相手の心を読む」という意味である。ホット・リーディング や ウォーム・リーディングという言葉もあるようだ。最近、ここに目を付けて、書籍など出ているのね。こういう手法はビジネスの場で使える。が、実際のところ、占い師等がこの技術に長けているのは、長年の苦労によるものであることが多いだろう。つまり、理屈で分かるのとうまくそれを利用できるのとは話が別。加えて相手の言葉や所作に対する観察力も高めなければならないだろう。よくあたる占い師や霊媒師はある意味、すごいテクニシャンなわけだから、こういう人種から学べるところは学ぶというのも、よいことだなと思う。破綻を起こしているところを追求すれば、それは逆にボロをださないテクニックを研究することにもなるだろう。
2006.12.23
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科学研究費調査 の平成18年科学技術研究調査 結果の要約 を見る。概要ではなく、統計でみる日本の科学技術研究 も、じっくり見たらおもしろそう。平成17年度の科学技術研究費の総額は,17兆8452億円(対前年度比5.4%増)と過去最高国内総生産(GDP)に対する研究費の比率は,3.53%と過去最高主な産業では,『電子部品・デバイス工業』,『医薬品工業』,『輸送用機械工業』などの研究費が増加重点4分野では,『ナノテクノロジー・材料』,『ライフサイエンス』など,すべての分野の研究費が増加ふーん、GDP費で見ると、日本の研究費って実はダントツなのね。3 技術貿易の動向を見ると、平成17年度の技術輸出による受取額は,2兆283億円(対前年度比14.6%増)と過去最高技術輸入による支払額は,7037億円(対前年度比24.0%増)と過去最高となっていて、輸出額は輸入額の 2.88倍。強いところは徹底的に強いのね。そうすると、やっぱり、強い機械の類といっしょに組み込み型のソフトウェアへの投資を増やすのが、ソフトウェア産業を育成する上で手っ取り早く効果が高いということになるのかな。昨年の時点で、組み込みソフト開発者は7万人も不足,IPA SECが実態調査の結果を公表 (ITPro) とかいう話だったから、今はもっと不足しているのかな。自動車における「組込みソフトウェアの現状と課題」 等見ると、2003年の時点ですでにソフトウェア開発の爆発という視点で捉えて取り組んでいた。トヨタ生産方式の導入によるソフトウェア開発プロセスの革新 とか見ても精力的な取り組みだと思うが、結果として、被害が大きくなるソフトウエアのバグと損害賠償の可能性 にあるようにリコールにつながるようなバグを発生させている。これも古い話だが、ハイテク装備の高級車、トラブルが続出 というのは 2003, 4年あたりから顕著になってきたんだろうか。いよいよ見えてきた、車載システムの標準仕様、名大とトヨタ、車載マルチメディア向けOSの共同研究開発を開始 とか見ても、車ってとっても高度になっていくのねぇと感心するが、開発も大変だろうなぁ。組み込みLinux最新業界動向2006 等見ても、 ここで特徴的なのは、LinuxやWindowsといった汎用OSの増加と、OS不使用の大幅な減少である。なんていうのもおもしろい。新製品のサイクルも短くなっているし、高度化もしてきている。性能さえだせればソフトウェアの部品の再利用が楽な方を使いましょうという流れかな。Google で「組み込み型 ソフトウェア プログラミング」を検索してみると約 15,200程度のヒットしかない。やっぱり人手不足状態は解決されていないんだろうな。@IT, 組み込み開発を見てみる。組み込み開発者の本音トーク(前編) ソフト開発を重視しない業界体質に変革を を読む。わぁ、悲惨。これじゃあ、なかなか若くて優秀な人が行きたがらないかも。やっぱりこの業界もスターを強引にでも作る必要があるんじゃなかろうか。他の業界の人にも知られるような取り扱いで。この人にあこがれて入りました的な。まあ、ロボットとかで少し、そういう方向も希望が持てるようなところがあるかもしれないが、実際、ロボット開発に関わる人は少ないだろうから、普通に組み込みの業界で働いているスターが必要なんだろう。なんてことをぼんやりと重いながら、その他の @IT の記事をあれこれ流し読みしてみて、組み込みの世界も、それはそれでおもしろそうな世界だなと思った。あと25歳若ければ、チャレンジしてみたい分野だな(要するに、今から何かやろうと思わないということだが)。ちょっと違う分野のものをたまに読むと新たな刺激が加わって楽しい。そうした話と関係はないが、マインドマップ で MindMapで書かれているもの って魅力的に感じるときがある。マインドマップを作って、必要に応じて公開できるような無料のサービスとかってないのかな。話を統計に戻して、統計データ・ポータルサイト って、見始めるとおもしろい。景気統計 から主要なものはたどれるのか。景気動向指数の見方、使い方 なんてものもあるのね。グラフが語る日米比較 もおもしろい。民間最終消費支出 を見ると、前年同期比でマイナスになっているのね。新設住宅着工戸数 を見ると、微妙に上がってきてはいるが地を這ったままだし。その割になんか企業は設備投資おさかんねというのは 民間企業設備投資の対名目GDP比率 を見ると分かりやすい。失業率も多少よくなっているものの、4.1% とと高止まり。雇用者報酬(名目、前年同期比)も最悪のところを脱してはいるが、80年代とは比べものにならない。賃金上昇率(産業計、前年同月比) を見ても、最悪は脱したが、やはり希望が持てない状況。家計貯蓄率 も、かつては日本人は貯蓄を十分していてと言われたが見る影もない状況。こうやってみると、好景気というのを一般庶民が実感できないのは当然のことだと思える。結局、今、大企業は最大の利益を上げている一方で、まだまだ、その利益は庶民からの吸い上げによって成り立っているという状況。これが下に落ちてくるには(例えば給与の上昇等)、相当時間がかかる。けど、その前に景気が折れてしまったら、悲惨かもね。と、それは人ごとではないが。。。。
2006.12.12
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やたらニュースに疎い私。NHKに取り上げられた 女子大生のブログ炎上 のことを知らなかった。しかし、 単なる個人のブログだと思って見ていたのが、実は企業のヒモ付きだった事を知った人達は、この放送を見て裏切られた気持ちになったのだろう。ネット上にはカキコミが氾濫し、坊農さんのブログや、「口コミマーケティング」をしていた企業のサイトは大炎上した。まあ、皆分かっているはずなので、単なる祭りでしょう。現実を知らない人っているんだろうか。それはナイーブ過ぎると思う。「Ameba by CyberAgent」はブログを中心としたクチコミ情報メディアです。 NTTPCが考える「クチコミネットマーケティングとは?SNS機能のクチコミメディア利用 ~マーケティングSNS~バズマーケティングとブログを様々なビジネスに活用する方法, クチコミを波及させるバズマーケティング, 実例から読み解くバズマーケティング手法WOMCOM、インフルエンサーを活用したクチコミマーケティングを開始10,000人のブロガーが、一斉に貴社の商品・サービスをブログに取り上げます。 なんて会社もいくらでも今はあるだろう。でも、アフィリエイトの場合は明示的にリンクがあるから、見る側も褒め言葉を差し引いて見ることができるが、リンクで明示的に分からないようなクチコミを装ったものは、質が悪いといえば悪いのは確かだが。そういう意味では、IT関連の記事なんかもそういうの結構あるしなぁ。インフォマーシャルの区切りをきっちりつけるか否か。フィルタリング不可能なところもある。一つあれなのは、金をつかったクチコミ装いブログやアフィリエイトの類で、誇張な表現があった場合、JARO はどういう見解をとるだろうか。アフィリエイトのリンクから購入したもので何か害があった場合、そのリンクを張った人の責任はどうなるのだろうか。製造物責任の他に、紹介責任というのはどういう扱いになるのだろう。おそらく、よほどひどいウソをつかない限りはブログ等でリンクを張った人を訴えるのは難しいだろう。結局、誰が信頼できそうかという感覚を発達させて不条理な買い物を防ぐのが利口なのだろう。でも、これが難しいのも現実。なるべくたくさんのデータが集積されているところで見るのがいいのだろう(そのデータ蓄積者がウソのデータを出さない限りは)。数が多ければ、特定の利害関係者による操作がしにくくなる。
2006.11.29
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これは何でしょう。八卦のようにも見えますが、そうではありません。塩基配列を単純に図式化したものでもありません。これは何でしょう。囲碁のように見えますが、そうではありません。ライフゲーム でもありません。相撲の取組表です。どれも占いがその歴史上伴っているという共通点はありますが。白と黒、陰と陽という表現を使って、そこに何かをパターンを見つけ出して、何かを投影していくというやり方が、とても興味深く思える。将来、囲碁のプロをスパコンが破る日が来るとしたら、ゲノム解析とかやっているような筋の人が作るんじゃないかなという気がする。1ペタフロップスのコンピュータ を使ったデモンストレーションとしては、やっぱり囲碁の名人を破るコンピュータだろう。
2006.11.28
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Blog オーナー専用の FAQ 開設サービス を読む。これとは関係ないのだが、Q&Aでポイントを付けているようなところは、Q&A にリコメンデーションを使えばよいのに。答える側に、この質問に答えてみませんかというリコメンデーション。これがうまく機能するようであれば、社内システムに使えるでしょ。たとえば、社内ブログを知識情報の源にしようとするのであれば、そういう上記のような仕組みとリコメンデーションを合わせ技にして、管理画面かログイン後の画面にくっつければいい。能動的にこの人に聞きたいという場合(KnowWho)が大変なんでしょ。だから、KnowWho の代わりにリコメンデーションを応用して、「その領域について答えてくれる人」の知識をデータ化すればいい。よく知っているけれど滅多に答えてくれない人もいれば、多少知識は劣っていてもよく答えてくれる人もいる。答えてくれる人は答えてくれるけれど、答えてくれない人は答えてくれない。レベルの低い問いには答えてくれないけれど、レベルの高い質問なら答えてくれる人もいる。レベルの高い質問には答えられないけれど、レベルの低い質問であれば親切に答えてくれる人もいる。親切に答えてくれる人もいれば、ポイントだけ答える人もいる。そうすると、質問者側のレベルとのマッチングも必要。一件複雑そうに感じるものの、意外と単純につくっても、ないのに比べたらはるかに有効なものが作れると思う。
2006.11.28
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「解雇された才能ある人たち」を救え! ノーツとGrooveの開発者,レイ・オジー氏大いに語る を読む。「マイクロソフトによるユーザー環境の支配の背景には他者を不利な立場に置いてしまうという従来型のコンセプトがあると言われるが,私はそうは思わない。マイクロソフトの最も大きな利点は,運用環境におけるテクノロジーの支配ではなく,テクノロジーの配布能力にある」「運用環境におけるテクノロジーの支配ではなく,テクノロジーの配布能力にある」という視点はなるほどと思わせるものがある。【どう変わる?Office 2007(7)】Groove編---「Notesの父」が作ったP2P型グループウエア
2006.11.28
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1ペタフロップスの処理能力を持つ高速コンピュータの開発に成功 を読む。理研横浜研究所ゲノム科学総合研究センターが、日本SGI株式会社およびインテル株式会社と、理論ピーク性能 1ペタフロップスの演算性能を持つコンピュータを開発したらしい。1ペタフロップスは、1秒間に1,000兆回の演算を行う能力、といっても、あまりにすごすぎて想像もつかない。超伝導回路を利用して量子物理学を検証する:高い計算能力をもつ量子コンピューターの要素技術になる可能性を秘めた回路が考案された とかいうことだが、将来量子コンピュータが実用化されるとどういうことになるんだろう。よく分からん世界だ。何にせよ演算速度が上がれば、すでに理論上はこう計算すればこういう結果が出せるようになるだろうけど、コストが高すぎて計算できないといったことが可能になるということか。本質的な変化はなくても速度があがるだけで、実用上実用的でなかった計算方法であっても現実的な時間で解を求められるようになる。そうすると、新たな大発見がなくても、革新的なことが結果としておきる。話は変わるが、調達情報等一応ウェブ上にページがあるが、認証基盤システムIDC環境構築・運用業務 みたいなものは、仕様書を公開すればいいのに。こういう機関が出す要求仕様ってレベルが高いはずだから模範的な例になるだろうし。こういうのも、どのレベルのものを買っているのか知りたい。情報公開請求 すれば、落札後には分かるんだろうが、開示請求料もかかることだし、こういう時代なんだから最初から公開できるものは公開すべき。理研は比較的、開示度が低い類の独立行政法人に入ると思う。ちなみに、独立行政法人 理化学研究所 決算公告 を見ると黒字。えぇ? これだけ金食い虫のように見える機関がどうして黒字なんだろうと思ったら、交付金もらっていてそれがあるから黒字ということか。びっくりした。交付金をもらって、初めてなりたつ機関なのだから開示度を高くしないといかんと思う。重要で大金が必要な機関ほど、そうしなければいけない。やっぱり独立行政法人の開示コストを下げて、いいわけができないようにするシステムが必要。
2006.11.27
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特集1:Vistaの新文字セットが引き起こすトラブル 関連のページを読む。現時点でこうした話題を特集として組める日経BP の底力を感じる。分かっている人からすると、この手の問題がやがてクローズアップされざるを得ないことは当然の話なのだけれど、発売より前にあえて特集を組んだところが偉い。当然、企業は Vista の早急な導入を躊躇することにつながるだろうが、それは新しい Windows のバージョンが出る度に起きることで、いつものこと。だから、できるだけ早めにこうした問題を特集として出して盛り上げて対処・健闘ができるような期間を前倒しにするというのは、マイクロソフトだけでなく、産業全体にとっても好ましい話。文字セットや文字コードの話はけっこうやっかいなので、対処や検討に時間がかかったりする(積極的にそれをやったからといって、短期的に目に見えるメリットを得ることが難しいから予算をとるのも難しいとかもあるし、アプリケーションやデータの全体的な見直しも必要になるとかもあるし)。だから、今の時点でこうした問題を出すのは良い感じのタイミングかなと。ここで出せば、企業によっては来年度の予算にそうした対策費用を組み込むこともできるだろう。あるいはクライアントとして Windows はやめて GNU/Linux にしてしまおうとかいう選択肢だってあり得るわけだし。もっとも GNU/Linux を使っている場合にも、外部からこうしたデータが流れてきた場合にどういう影響を受けるかの検討はしなければならないわけだけれど。Web アプリケーションなどもそう。OCR だって影響を受けることがあるだろうし。この問題、複数の問題が複雑に絡んでくるので、これからもいろんな人のインタビュー記事のようなものを載せたり(古川亨氏等読んで歴史を含めて語ってもらうとか、XKP(拡張漢字処理)関連の人とか、あるはオープンソースの鬼車(正規表現ライブラリ)、Samba あるいは、Miracle Linux の人に語ってもらうとか、各スクリプト言語の人とか)、古いネタを整理し直すとか、この手の話題を整理し直して特集記事サイトを継続的に充実させて欲しいなと思う。特集1:Vistaの新文字セットが引き起こすトラブルニュース:日本語文字セットがVista最大の問題として急浮上ニュース:Vistaで追加された文字の利用には注意基礎講座1:文字コード規格の基礎基礎講座2:文字コードの発展経緯から役割と仕組みを学ぶマスメディアとしての底力を見せて欲しいなという期待を込めて。最近、日経BP のサイトは、徐々に充実度増していると思う。もっとウェブのメディアとして充実して欲しいこともあり、期待を込めて褒めておく。出版社の人って、最近特に人の声を積極的にきく姿勢が強いから、こういうブログであっても書いておくと、勝手に検索エンジン経由で見に来て読む確率が高い。褒めるのとけなすのを両方どんどんブログに書いておくと、それがある程度、つもっていくと具現化される可能性がある。ちなみに、こういう問題はテキストマイニングにも影響あるんだよなぁ。
2006.11.24
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プロジェクト管理可能な日本語対応オンラインワープロ「solodox」 を見る。Solodox の クイックガイド も見る。この手のものって、これからどんどん出てくるんだろうな。プロジェクト管理が可能というところがおもしろいので (プロジェクト管理の画面)、ちょっと使ってみることにする。利用規約を見てみると、第七条 開示権 法令に従って要請されたとき、または法律手続上必要な場合、本規約を遵守していただくために必要な場合、第三者の権利を侵害しているコンテンツに対するクレームに対応 するために必要な場合、Solodoxまたは利用者の財産、権利、生命身体・業務等の安全や公益を守るために必要な場合など、Solodoxが必要であると判断したときは、Sol- odoxはコンテンツおよびコンテンツに係る情報を保存し、または開示することができるものとします。とあるので、犯罪者が情報共有するのには適していないだろう。第十一条 準拠法、裁判管轄には、 本規約の準拠法は日本法とします。また、サービスまたは本規約に関連して、Solodoxと利用者の間で生じた紛争について、東京地方裁判所を第一審専属管轄裁判所とすることに合意します。とあるので警察・検察等から要求があればコンテンツ等引き渡す可能性があるということ。なので、犯罪者およびその予備軍はこうしたサービスを仕事?に使わない方がいい。で、とりあえず、実際にアカウントを取って使ってみる。プロジェクト管理は間違って公開してもよいようなものであれば使えそう。ちょっとスケジュールをまとめるときなど便利かも。印刷用の表示や Excel ファイルとしてもダウンロードできるし。作成した文書にタグを付けられるところもいい。サークルの類などグループで何かするときには便利かも。ただし、IE 7 から使うとよいけれど、FireFox だと設定のせいかちゃんと動かないところがある。この手のものって、コンセプトと存在自体は特別ユニークなものじゃないから、どれだけ使いやすくて、パフォーマンスがよいかっていう勝負だなと思う。あとは有料サービスと無料サービスがあればその差別化の仕方。加えてセキュリティの確保の仕方。こうしたものはオープンソースでも出てくるから、サービスとしてどういうものにしていくかといったビジョンも明確でわかりやすいものがほしい。たとえば無料サービスだけれど、コンテンツ連動型広告 が入るならば、その文書は解析されているということになるわけだし。だんだんと、コンテンツ連動型広告=ユーザー全般的なトラッキングからプライバシーをもっと確保したいという方向になって有料型のサービスのニーズが徐々に高まっていくような気がする。オンラインストレージ等を含め、個別のパーツがバラバラとある状態だが、いずれさまざまなサービスが集約されていくことになるのだろう。そのときには、当然 solodox のようなものも組み合わされていく。今は戦国時代なのだな。でも、やっぱりそういう目で見たときにインフラ企業たる Google の存在が一番大きい。あほなお国は Google に勝てるような検索を目指して大金を注ぎ込んでいるようだが、すでにそういう次元からインフラを抑えるという方向に行っている Google に対抗するには、サービス全体を見渡さなければならないと思う。効率的・安価に維持できる分散ストレージとかも含めて。表面だけの検索では勝てない。検索には検索されるものが何なのか、何を検索する必要が生じるのか、そのインフラをどうやって維持するのか、ということも同時に進めなければならないだろう。単に高度な検索というのでは駄目な気がする。例えば Google が YouTube を買った理由の一つにネットワーク接続料金のディスカウントなどもあると思う(ボリュームディスカウントの類で単価が下がる)。ファイルをネットに保存する! オンラインストレージ オンラインストレージを使ってみよう価格.com オンラインストレージ 比較表cocoa ギガストレージJUSTSYSTEM InternetDisk
2006.11.24
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生鮮ナビ を見ながら、なんとなく考える。このシステムは生鮮食品の問題点の見える化(可視化)をするもののようだ。売り場の鮮度が見えていますか?どの位の機会ロスが見えていますか?値引き対象商品が見えていますか?販売期限切れ商品が見えてますか?生産データ、売上げデータをつき合わせて、厨房や事務所に各種情報を提示したり、指示情報を出したりするもののようなのだが、ウェブサイトのコンテンツもこうした視点で何か可視化ができないものだろうかとふと思った。商品特性や参照のされかたによって、あるいは、そのページの位置付け、価値を、ログと突き合わせることによってなんらかの可視化を行い、あるいは、指示を行うようなもの。たとえば、技術性が強いサイトの場合、技術的な定義等が書かれたページというのはグロサリーであり、販売期間は長い。けれども、やはり賞味期限があり時おり更新の必要が生じる。時事に関連する話題についてのページは生鮮食品であり販売期間が短い。それゆえ、何かのページを作ったとしても、うまくそのページに誘導されないと、正味期限切れになってからサイト訪問者がやってくることになる。売り場と商品 vs サイトとページのメタファーでウェブサイトを可視化するようなツールがあると、案外おもしろいのではないかと思う。タグクラウドなどにしても、可視化のひとつではあると思うし、ランキングなどにしても可視化のひとつであり、それ自体が新たなメタ商品でもある。サイトの構成は店内の陳列棚に何をどのように配置するかとダブるところがある。客が店内を歩く様は、ウェブサイトを閲覧して回るユーザになぞらえることができる。導線解析の類のツールもあるが、その可視化には価値観をどの程度反映させているだろうか。単にログを見易くするツールから、なんらかの指示、あるいはアドバイスをしてくれるツールへ。そんなアプローチのサイト、ログ解析ツールなんていうのがあっても面白いと思った。複雑なものを単に分かった気になりたいための安易な可視化というのは興味はないのだが、そこから始まる可視化というのは興味がある。行動のための可視化か。可視化には見えないものを見やすくするための可視化(たとえば流体や温度の可視化)と、量が多い、あるいは複雑でイメージが掴みにくいようなものを簡略化あるいはまとめあげて見やすくするための可視化(統計データのグラフ化、自己組織化マップ等)、本来ないものを見えるようにしてイメージをそこに当てはめさせるための可視化(モデル化とその図式化等)、同時に存在しないものをどういつの図面上に見えるようにする(時系列データの可視化等)、色によるメタファー(赤は危険、青は安全等)さまざまな要請によって可視化が行われると思うが、一見、見やすくて、わかりやすいものが、必ずしも正しい行動に結び付くとは限らない。
2006.11.13
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以前、モードとリアルクローズから というのを書いたが、第2次インターネット革命の衝撃(前編)を見ると、しかしガートナーは,コンシューマ向け技術がエンタープライズ・コンピューティングに大きな影響を与えると考えています。ガートナーは「コンシューマライゼーション(Consumerization)」という新しい言葉を提示しています。コンシューマライゼーションとは,次のような意味です。「ハードウエア,ソフトウエア,サービスのすべては,消費者市場を起源とし,それが企業にも影響を与える」。つまり,コンシューマからエンタープライズへ,というボトムアップの流れを示す言葉です。とまとめられている。さらに第2次インターネット革命の衝撃(後編) を見ると、Web2.0に関してお話します。ガートナーは「Hype Cycle(ハイプ・サイクル)」という考え方を提唱しています。新しいテクノロジーが生まれた後,いくつかのサイクルを通じて,幻滅期,成熟期に至る,という考え方です。株価はハイプ・サイクルの典型例です。インターネットの会社,ヤフーやアマゾン・ドットコムが最初のインターネット革命を起こし,ハイプ・サイクルに突入していきました。そして今また,次のサイクルが始まろうとしています。それがWeb2.0なのです。グーグルは新しいハイプ・サイクルを仕掛けようとしています。「Hype Cycle(ハイプ・サイクル) という言葉が出てくる。そうやって言葉を付けてしまうと、またもやバズワードという話もあるが、言及はしやすくなるなと思った。ハイブ・サイクルというのは、けっこう便利な言葉かもしれない。自分が流行から外れてしまったものを指示するときに、今はハイプ・サイクルの幻滅期にあるだけだよ。もう少ししたら成熟期に入るから、また流行の最先端になるのさと。でも、ハイプ・サイクルが廃部サイクル、または背部サイクルとなってしまう場合もあることに気をつけなければいけないか。ほんとうに廃れてしまうものなのか、一時の停滞なのか。この判断はものによって難しいところがある。この手のライフサイクルの話としては「キャズム」なんてものもあるが、キャズムはメジャーになるところにスポットがあるけれど(「キャズムを超える」というところに力点があるように思える)、ハイプ・サイクルの方はキャズムを超えたようなものにスポットがあたっていると思う。メジャーになれるもの、なったものを対象にロードマップができている。ガートナーが基本的に大手企業が相手だからというのもあるのかな。今さらながらハイプ・サイクルについて調べてみる。2001年あたりにはすでにガートナーはハイプ・サイクルというとらえ方をしているのだな。この間、ハイプ・サイクルを使ってロードマップを作るという姿勢を捨てていない。このあたりがガートナーの偉いところか。あんまり、こういうモデルをころころ変えてしまうと一貫性がなくなってしまうから、いったん提唱したモデルというのは使い続けなければいけない。で、ちょうど、このハイブ・サイクルというのが便利に使える時代が来たということか。この言葉自体、反動期から回復期にさしかかるようなかんじだろうか。で、安定期に入っていくと。Emerging Technologies Hype Cycle 2005のようなロードマップは見ているだけでも楽しいかな。衰退して消えてしまうようなものには目を向けていないし(笑)。"Know Your Blind Spots" のページ。確かに突然蘇ってきたように見えるものも、実は、自分のノイズフィルタで閾値以下に落ちて見えなくなってしまっただけのことだったりする、でも、ここが実は重要だったりするわけだ。やっぱり、こういうモデル化って西欧人がうまいなと思う。一つは、しつこいんだ。モデル化したものは延々とそのモデルを使うことによって納得感が徐々に得られるようになってくる。モデルやロジック、原理を大切にしてこそなんだなと思う。別にたいしたことない話だって言えばたいしたことない話なんだけど、そこに当てはめて説明すると納得感が得られやすいモデルを作って使い続けるというところが偉い。この偉さは並大抵ではない(これは皮肉ではない)。そういえば 温故知新の密かなブーム に自分の中でなっていたのだが、回復期にあるものを再評価しようという動きなのかもしれない。BLIND SPOT に入ってしまっているものが、水面上に浮かび上がってくるような漠然とした予感。それが過去(=BLIND SPOT に入ってしまっただけかもしれない何か) を振り返ることにつながっているのかもしれない。Gartner Column:第9回 ハイプ曲線でITの先を読むGartner Column:第51回 ハイプ曲線再考~ITの「墓場」を分析するハイプサイクルと”ねばる”企業ガートナープレゼンテーション SymposiumEmerging Technologies Hype Cycle 2005Gartner Column:第121回「もはやITは戦略的ではない」との主張に理論武装しておこう「Web 2.0の波は企業にも押し寄せる」:ガートナーGartner:新規テクノロジーの2005年ハイプサイクルを発表ハイプ曲線(hype-cycle)新技術ラッシュをいかに乗り切るか?「幻滅期」迎えるSOA--ガートナーが先進テクノロジのハイプ・サイクルを発表ガートナー、ASP市場の動向を語る:ソフトウェアのオンデマンド化を推進するASP(3)ウインドリバー、米本社CEOの来日記者会見を開催――“DSO”により組み込み機器用ソフトウェア開発の効率化を関口智嗣の「グリッド論」【後編】(4)ガートナージャパン ITトレンド (発行年月:2000年12月)
2006.11.09
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先日、自分で編集する雑誌? と 自分で編集する雑誌?、再考 のようなものを書いたが、自分だけの雑誌を自動生成してくれる (百式の記事) サービスがすでにあるようだ。でもって、IdioMag を試してみるとおもしろい。tag blend というやつでゲージを使って好みを指定してやると、自分の好みが反映できると。雑誌のよいところは、わざわざ自分で探し回らなくても、適当に記事をアレンジしてくれるところ。IdioMag ではプッシュ色がちょっと強いが、具体的なキーワードなども指定することができると嬉しいかな。たとえば題名がキーワードにヒットしたものについては前の方に持ってきてとか。プッシュとプルのバランスがうまく取れるようになるとおもしろいと思う。そういう意味ではメールマガジンだって、プルの部分が入ってもいいと思うのだな。何にせよ、情報収集や娯楽には、あれこれ能動的に探し回る部分と、プッシュされたものの中からおもしろいと思ってスタートする部分があるから、自動的な編集/アレンジ機能というのは求められるところ。検索エンジンなどもそうだが(ゲージを使って好みを反映させるようなものもどこかにあったな)。アレンジの機能は絶対量の調整という側面もある。だから量をコントロールするようなインターフェイスも必要かな。そして、ゲージのような明示的なものは面倒なので、自動的にゲージをコントロールしてくれるような仕組み。固定と自動があればよいか。ぶらりモード(目的が特になく色々眺めてみたい)と精読モード(何か目的があるときに集中してあるトピックを読みたい)といったモードもあると嬉しいか。
2006.11.08
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MicrosoftとNovellが提携、LinuxとWindowsの相互運用性を実現へ ということになったか。すでにサーバメーカーも SUSE へのサポートを強めているし、SUSE の勢力図が一段と広がるということかな。Apple, Sun, Novell がそれぞれマイクロソフトと提携関係にあることを考えると、弱者の面を持つプロプライエタリな製品を持つ企業はオープンソースの部分があってもマイクロソフトと提携していくという構図が一段と強くなった。ちなみにファイルシステムの点からすると SUSE が Red Hat よりよいし、GUI の作りも Red Hat より SUSE の方が Windows ユーザにとっては使いやすいものになっていると思う。アプリケーションが同じものを使えてもシステムの管理面からすると、SUSE の方が Windows ユーザには使いやすい。とか言いつつも自分では CentOS と Fedora Core を今はメインに使っているが。ちなみにおもしろいと思ったのは、特許面では、互いのユーザーに対して特許訴訟を起こさないことを約束する。これには、個人レベルでopenSUSE.orgに参加するオープンソース開発者、報酬を受けていない趣味ベースの開発者も含まれるという。MicrosoftとNovellが提携、LinuxとWindowsの相互運用性を実現へという点。結局、オープンソースのプログラムに対して特許訴訟を起こさないという宣言とも取れる。訴訟を受けたくなければ SUSE で動くようにしておけばよいだけだけれど、他のディストリビューションで動いていれば、SUSE で動くようにするのは特別な困難が伴わないから。結局、SUSE でも動作確認していれば訴訟は逃れられるという点から SUSE の積極利用を促す役目が多少あるのだろうか。加えて OpenOffice に対して訴訟を起こさないという宣言でもあるので、けっこう大胆な宣言。Webサービスでは、Novellの「eDirectory」とMicrosoftの「Active Directory」の連携を容易にすることで、WindowsとSUSE Linux環境で混合環境を管理しやすくするという。極端な話、Samba + OpenLDAP を使われるより、Active Directory を使うことによって CAL が必要になるから、この売上げだけでもとろうという路線か。でもeDirectory のライセンス+ Active Directory のライセンスとなると高い。そのうちライセンスの面でも何か調整を入れるかな。あとは案外 Wine (WINE HQ)に対してもマイクロソフトが積極的に援助することが考えられる。Oracle、SAP、Google が現在のマイクロソフトの仮想敵と考えると、GNU/Linux 方面への対策に力を注いでいるより、むしろ取り込んでいく方面がよいという判断かな。SUSE LINUX 10.1Enterprise Server 9 独習用パッケージ
2006.11.07
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プロバイダーの役割は終わったのか? を読む。まあ、気を引くための題名の付け方は置いておき、ISP に求められる基準が変わっているのは確かかもしれない。基本的に「つなぐ」という部分については、すでに勝負はついているわけで(中小のISPはすでに問題外になってしまって、単なる再販業者でしかない)、あとは何を提供するかというところの差別化の問題。ベースのつなぐ品質にそれほど差がないのだから。とはいえ、実のところつなぐ品質に関してもまだまだ差が大きいのが現状だと思うけれど。「つなぐ」だけの品質にほぼ差がなくなったときに、その上のサービスの差別化の時代にすでに入っている。考えてみると、この回線を使っている人だけに見せるコンテンツという形での差別化を指向していた時代もあると思うが、けっきょく、これは対して成功していない。視聴者を限定することによって広告収入の道がたたれるわけだから、コンテンツの提供コストは上昇する。つまりは、コンテンツ料金を限られた視聴者が分担することになる。方向としては、そうした形のコンテンツ型の差別化ではなく、サービスの差別化の方向が鮮明になってくるはず。この差別化の中には記事にあるように Winny規制のように「XXできないこと」という差別化が存在する。「XXできないこと」という差別化は、セキュリティを簡単に確保する上では好ましいサービスだったりする。シンクライアントにしてもそう。「できない」ことがメリットになる。できなくすることによって、できるサービスの質が向上する。「できること」を無制限に提供するのではなく、「できないこと」がメリットになる時代。逆に「できないことを作らない」というサービスもあり得る。たとえば SMTP を使って外部のメールホストに直接メールを送信でないようにするサービスもあり得るし、その逆もあり得る。集中と選択の点からも積極的に「できないこと」を明確にしていくことにはメリットがあるなんてことも考える。
2006.11.07
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なんとなく、あれこれ調べているうちに 警視庁特別捜査官 という職を見つける。いいなぁ、こういう専門職っていうのは魅力的だな。受験資格があればいまからでもこういう職業についてみたいなんて思った。受験資格にいくつも合致しないので問題外なのだが。。。。。日本における情報機関 に載っているような期間をあれこれ調べてみる。内閣官房情報セキュリティーセンター (NISC: National Information Security Center) なるものがあるのだな。平成17年4月25日に設置。IPAセキュリティーセンター などとの住み分けってどうなんだろう。兵庫県養父市CATVの顧客情報がWinny流出、NISCの指摘で判明 など見ると領域はやっぱりかぶるのかな。各省庁の情報セキュリティ水準を統一へ、NISCが基準策定 が本筋なんだろうが、とりあえず存在感のアピールをさせたのかなぁ。考えてみると、NISCが正式にオープン、国家レベルで情報セキュリティ諸問題に取り組む (2005/04/25) このニュースが出た時期ってあまりニュースを見ているような時間がなかった時期だな。IPA は一般的なもので NISC は政府関連に特化ということなのかな。そういえば、「安全なウェブサイトの作り方 改訂第2版」の発行について 出てる。新たに、CSRF(Cross-Site Request Forgeries/クロスサイト・リクエスト・フォージェリ)とHTTPヘッダ・インジェクションの解説を追加しました。本資料で取り上げている内容は、ウェブサイトに関する届出件数の約9割を網羅しています。 さらに、巻末には、ウェブアプリケーションのセキュリティ実装の実施状況を確認するためのチェックリストを追加しました。第1版は以前に読んだが、第2版も近々読むことにする。最近人生にたいして退屈しているせいか、犯罪捜査とか陰謀ものとかに興味が行く。公安とかも興味津々。なんてことを書いていると、公安のチェックが入ったりしてw。いろいろな調査活動というのは、国家のためにとかいうことを離れて実は調べること自体が楽しくなってエスカレーションしていく面があるんじゃないかなと思う。エシュロンの類にしても、あれは実はかなりの部分がその手の学者たちにとっては調べる手法を研究すること自体の興味に変わってしまっているんじゃなかろうかと。あるいは元フライデーの編集長を尾行していた公安の人にしてもパパラッチ的な面があったんじゃなかろうかと。知りたい症候群。知ることはコントロール感につながる。権力を行使することによって得られるコントロール感(=快感)、知ることによって得られるコントロール感(=快感)。他者をコントロールしていると実感・妄想することによって得られる快感。そして、それが妄想であることを知るときの無力感。快感と無力感のバランス。テロリズムなどの原理としても、こうした快感と無力感のバランスの解釈は必要かなと。次元は異なるが、パワーハラスメントやドメスティックバイオレンスなどもそう。クラッキングなども。
2006.11.04
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インプレス 中国現地法人の設立に関するお知らせ (2006/10/16) を見る。出版業界はウェブメディアで中国に進出する方向が強まるのかな。先細りの日本市場よりも人口が多い中国でと。すでに中国語のインプレスのサイトができている。fx/IT Media News によると、インプレスの100%出資なので不思議に思ったのですが、定款に「出版業」が無いので、ちと納得。紙媒体ではなくWebサイトなら外資100%でも許可が出るのか~………中国共産党の情報政策は不可思議だ。なるほど、出版業が定款にないから規制にひっかからないのか。ふーん、不思議な国。というか、まだ全国民へのリーチという意味ではインターネットは厳しいから主として比較的豊かな層が利用するから規制が緩いのかな。さらに fx/IT Media NewsIDGジャパン「Linux World」「Java World」休刊中国政府系企業との合弁による出版社を中国本土に持っているIDGが、日本市場を見限り、中国市場へのリソース投入を加速するのは当然の成り行きかもしれない。にもすでになっていたから、なるほどそういう流れなのか。人口が多いというのは強みになるし、これからの国に資本を投下した方が資本効率的にもよい。確かに当然の選択だ。日本の出版社のコンピュータ関連の技術書がアメリカの出版社に比べて弱い原因の一つはこの人口のせい。たくさん売れる国の方がたくさん売れる可能性があるから書く側のメリットも大きい。中国はまだまだ貧しい人が多いっていったって、たとえば人口の 1% がかなり豊かであるといったときのその絶対数というのは恐ろしいものがあるんだよね。いろいろ問題はあるが日本もそのうち移民を受け入れるようになるんだろうな。米国の人口が3億人 というのも移民のおかげだし。さまざまな社会問題につながっているけれど、それでも市場が大きくなるということの意味は大きい。インプレスは WAMS というコンテンツ管理の Web アプリケーションフレームワークも作っているのか。課金システムとの組み合わせによるコンテンツ課金はもちろん、コンテンツの共有とコラボレーション、これらがWAMS上では簡単に利用することが可能になります。課金のシステムまで含めたものって地道に強みを発揮しそう。まあ高そうだけど。Q &A サイトの OK Wave をちょっと集中的に眺めてみようかな。(株式会社オウケイウェイヴ って、インプレス、楽天、トランスコスモスが大株主なのね。KDDIとQ&Aサイトの分野で提携 か。OK Wave のサイトは、登録ユーザ数 60万人弱か。ユーザ数 597,760人質問総数 2,237,458件回答総数 7,893,020件平均回答数 3.5件同じようなものとして 人力検索 はてなはどうかなと見てみると、昨年の5月で これまでの質問は10万6000件、回答数は50万1000件、アンケート回答数は137万6000件に上っている。(ITPro)。絶対数としては「はてな」よりも OK Wave の方が大きいのかな。2004年11月あたりだろうか、広告協会では、「登録ユーザー数15万人を誇る巨大コミュニティサイト」と書いている。さて、現在はどのくらいの利用者数、質問数、回答数なんだろうか。まあ、なんにせよ微妙な数だなと思う。これもやっぱりアメリカや中国、あるいはインドのように絶対数が多いところの方が有利だなと思う。たくさんの人に使われた方がプログラムの質も上がるし、そこから得られる利益も大きい。人口の多い国のニッチ市場であっても日本のユーザ数と比べるとニッチよりもメジャークラスということになったりして。やっぱり数の力は侮れない。
2006.10.23
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