愚者の館 ~くまはちの日々是口実~

愚者の館 ~くまはちの日々是口実~

妖怪探索ツアーin境港 其の壱

X





妖怪探索ツアー 9月の陣!!

愛の逃避行?(笑)


日時:2003:9月14日


場所:鳥取県境港



 鳥取県境港の水木ロードへ向かう我々、メンバーは妖怪を愛してやまない SYO さんを筆頭(運転手)に、その奥様の みなせ様 may嬢 、そして ワタシ(くまはち)

 may嬢に至っては、半ば無理矢理拉致したにはなったのだが…まぁ、これも何かの縁って事だ。 いざとなったら君を生贄にして逃げるつもりだしね☆

 SYOさんの車に乗り込み、高速道路を走り出す。
運転手はSYOさんのみなので、寝たら失礼だ、寝たら失礼だ…ZZZzzz…て、イカン!早速寝とるやないか(゚Д゚)
前々日に徹夜して、前日には3時就寝5時起床と無茶苦茶な睡眠ペースだった自分が悪いんですけど…(ノД`)

 車の中で手作りケーキを披露するmay嬢、相変わらずいい仕事するわね、この娘… 
そしてそのケーキの甘い匂いにつられて覚醒する私もどうだろ?(笑)


 今回の境港行きに関しmay嬢は彼氏も連れて行きたかったらしい。 それは俺らに境港を舞台に対決しろと言うことですか?  (※may嬢の彼氏とワタシは色々な意味で対決中:笑)

may「その代わり、コレを俺の代わりに連れてってくれって…」

 と、袋の中からガサゴソと取り出したのは 生茶パンダ であった!!
 いえ、正確にはゲーセンでゲットした、パチモンでニセモノなのですが。

くそう、美味しい! 美味し過ぎるよmay!!  …と、その彼氏。

 彼女のミッションはこの(偽)生茶パンダと一緒に 妖怪カメラ に写る事。 …色んな意味でやる気マンマンですね、貴女(汗)


 高速道路走行中に素晴らしい雲海を目撃、カメラに収めなかった事を悔やみました。

みなせ「飛び込んだら泳げそう~」
SYO「間違いなく地面に激突だけどね」


 あ、相変わらず、奥様には容赦の無いツッコミを炸裂するSYOさん。
余談ですが、妖怪を愛してやまないSYOさんは前々から境港行きに関して奥様に 「寝坊したら容赦無く置いていくから( ̄_ ̄)」 と、奥さんに宣言をしていたそうです(妖怪絡むと真剣勝負ですね:苦笑)

 雲海を眺めながらサービスエリアで朝食を取る我々、でもあのサービスエリアでは綺麗に雲海見えなくて残念。
 朝食を終え、鳥取に向かって出発しようと再び走り出した所に霧が発生、前方の車は見えるけど風景が全く見えない!!(汗)

みなせ「うわ…」
熊八「ねぇ、これ結界!?(゚Д゚)」
SYO「かもねぇ…」
熊八「霧抜けたら、どっか違うとこ着いてたりして~(´Д⊂)」


 実はワタシ、過去に3度ほど境港に行く機会があったのに、全て見事に玉砕してる過去があるのです。それにつけ今回の濃霧…
 これはすでに境港の妖怪に嫌われてるのか、はたまた妖怪たちの歓迎の証しなのか…?

 幸い霧は一区間ほどで治まり、9時前には米子に到着。
久々に見る日本海でございました。普段は瀬戸内海しか見てないので水平線が真っ直ぐ見えるってのは何やら新鮮。

 そして境港・水木ロードに到着しました!!
駐車場に車を停めて、車から降りるとSYOさんは早速トランクの中から、カメラが入った大きなアルミケースと三脚を取り出しました。

 今回、彼の旅の目的は 自分のサイト の更新のネタの為のブロンズ像の写真撮影とは聞いてたのですが…
 ホントにプロ並みのカメラ装備に驚きです。みなせ様が言うには 『SYOさんはこれら全部持って新婚旅行にも出かけたの…』 と、どこか諦めが漂う表情で仰られてました…(苦笑)

 そして我々は、ある人物と落ち合うべく 『手づくり工芸館・むじゃら』 に向かった。
 そもそも、盆を過ぎ中秋の名月すら終わったこの時期に、鳥取県境港まで来て、肝試しをやる事になったかと言うと、全てこの人物の采配によるものなのです…

 …そう、その人は水木プロ公認・水木しげるロード公式HP 水木ロード@コム の管理人 目玉マスター氏 である。

 目玉マスターとは掲示板で何度か話をしたのですが、実物に会うのは今回が初めてなのでした。
 果たしてどんな妖怪なのか…

 マスターと会うまでまだ時間があったので、先に観光センター勤務の LUNAさん にご挨拶をしに行きました。
 LUNAさんも妖怪探索ツアーの参加者の1人なのです。
 まぁ、これがスレンダーで別嬪なお嬢さんでした!! 思わずさらって駆け出しそうになりました。
 SYOさんはそのLUNAさんに何やらお土産を渡していました…え?ワイロですか? …一体、二人の間で何の密約が交わされていたのかは妖怪のみが知るところでしょう(笑)

 それから『むじゃら』に戻り、目玉マスターを探す。
しかし、店内にはマスターの姿が見えない様子。(※マスターの顔はSYOさんしか知りません)

 まだ集合時間もあるようでしたので、その辺りを探索する事にしました。

いえーい♪

『むじゃら』の2階で妖怪カメラに写ったりしましたよ。
撮影は地元で留守番をしてたDACK2姐さんにお願いしました♪

(画像提供:may、画像加工協力:サルヲ)



 『むじゃら』お隣の妖怪神社を挟んで建つ、 『妖怪ショップ・ゲゲゲ』 にも覘いて見ると…

 そこには店主のノノさんこと、野々村久徳さんのお姿が!
おぉ!この人が噂の野々村翁!!テレビや水木ロード◎コムで見た顔そのまんまやー♪(当たり前です:苦笑)

 ノノさんにゆっくりお話を伺ってみたかったけど、一旦『むじゃら』に戻る。

 『むじゃら』の外では、みなせさんとmay嬢が立ち話をしてました。

熊八「マスター来ました?」
may「来た事は来たんだけど、それがね…」
みなせ「駐車場でバックで車庫入れしてたら、自転車の運転してた人に接触しちゃって…」
熊八「はぁ!?(゚Д゚)」
みなせ「怪我は無かったみたいだけど、今SYOさんもそあっちに行って一緒に話をしてる」


  自転車の方と何とか話を付け、SYOさんとこちらに向かってやってくる男性が1人…

マスター「どうも、お待たせしました~」

 苦笑いしながら登場した目玉マスター。
 その姿は俳優の高橋克美さんを丹精にしたカンジで、予想以上に若く格好良い男性でした。
 似てるって言っても、高橋克美さんよりかっこ良かった事は言うまでもありません。

 おっかしいなー? (HNが目玉マスターだから)絶対目玉オヤジさんみたいに頭ツルツルか、髭面の胡散臭いオッサンだと思ってたのにー?(ヒドイ言いようだ:笑)

 まあ、話を戻そう。
 普通ならここで各々自己紹介をするはずなんですが…その前にマスターに問題です♪  目の前にいる女性陣3人は誰が誰でしょうか?

 そんなマスターにSYOさんが助け舟を出しました。

SYO「マスター? この中で 一番一升瓶が似合いそうな人 を選んで下さい。それが熊さんですから」

うん、SYOさん直球過ぎ(笑)  ※何で一升瓶かと言うと こちら を参照の事。


 マスターはしきりに頭を掻きながら 「え~?分からないなぁ??」 と困っていました。

 取り合えず一番最初のヒントは、誰がSYOさんの奥様(みなせ)であるか?
の問いに、暫く考えたマスターが指差したのはmay嬢でした。マスター曰く 「(女性陣)見た目が全員、年齢の幅が感じられないから難しい!!」 だそうです。ありがとうマスター! 絶対私が最年長に見えるのは明らかなのに気を使ってくれて…(苦笑)

 それから、むじゃらの中のパソコンつつきながら皆で談笑。
 私はむじゃらの一角にある、京極夏彦のコーナーのディスプレイの前で、トランペットが欲しい黒人の少年みたくなってました(笑) やっぱりTシャツと豆腐小僧の手ぬぐい買って帰るんだった、あうあう。

苦労人の死神さん これ を読んで死神が好きになりました。



 午後に大阪から到着する Zou-さん 到着までまだ時間があるので、私達一行と目玉マスターは先に 水木しげる記念館 に行こうと言う流れに。

 その前に目玉マスターがイイ物を見せてあげます♪と連れて行ってくださったお店の中に 京極夏彦先生の直筆サイン色紙がっっ!!

 しかも手を伸ばせば届きそうな位置にっっ!何て無防備なのーっ!?(゚Д゚)
 (裏を返せば、境港の人々と町がそれだけ穏やかって事なんでしょうね)

 店の中でアタフタと挙動不審になるくまはち(多分SYOさんもちょびっと動揺してたと思う:笑)
 そんな私に店主(?)の優しそうなお婆様が、

店主「前にね、若い先生様が来てくださった時に書いてもらったんですよ。 …ところでこの方は何の先生様なんですかねぇ?

 思わずコケそうになる我々だったが、人のいい笑顔でニコニコと笑うお婆様の顔を見てたら何も言えなくなりましたよ(苦笑)
 時間が押していたので簡単にお礼を言って店を後にしました…
くれぐれも防犯には気をつけて下さいねェェ!!(TДT)

私、誘惑に負けて思わずサイン持って逃亡しそうになりましたから…

親父さん危うし!?


『其の弐へ続く』




© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: