愚者の館 ~くまはちの日々是口実~

愚者の館 ~くまはちの日々是口実~

妖怪探索ツアーin境港 其の肆 (完結)

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妖怪探索ツアー 9月の陣!! 其の肆

愛の逃避行?(笑)


 皆さんで、夕飯食った後で正福寺に移動。
 本日のメインイベントの肝試しでございます…

目玉マスターのレポートも合わせてご覧下さい

 マスターが進路の準備をしてる間に和尚さんにお話を聞かせて貰いました。
 地獄極楽絵図が描かれた六道絵を見せてもらいながらのお話は、大変興味深いお話でした。

 そして問題の肝試し…

 マスターからから 『墓場だけは沢山あるから迷うのに困らないから安心して★』 と、言われたんですが… 安心するとこの論点が激しく違うと思うのは私だけですか?


 夜空には 真っ赤な月 が顔をのぞかせていました。

マスター「おお、今夜は月が赤いですねェ…」
熊八「ホコリっぽいんですね」
マスター「…そう言う、情緒の無いことは言うんじゃありません」
熊八「…申し訳ありません」

赤い月 ってのは化学的に証明されてるとわかってても、こんな企画の時にお目にかかるのは嬉しくありません… だって怖いんだもん!!墓場で肝試しだよ?まさに夜は墓場で運動会なんだよ?

熊八「ほ、仏様のお休み中のとこに、遊びで踏み込むのはどうかと思うのですが…?」
マスター「大丈夫、お盆過ぎてるから皆出払ってるし」
熊八「残ってたらどうすんですかー!?Σ(゚Д゚)」
マスター「そんときゃ、和尚さんがいるし? …てか、本堂の方が確実に何かいるらしいよ? 」


 ※…大人しく本堂で待機っちゅー、選択の余地は無しらしい(TДT)


 お寺の裏口に回り込り敷地の外に出ると、そこは見渡す限りの墓・墓・墓… 私も連れてって泥棒はできないけどきっと覚えますゥゥ(゚Д゚) (←やや錯乱気味)
 そんな私の心の叫びを知ってか知らずか、目玉マスターが寺の一部屋を懐中電灯で照らし出しました。

マスター「え~、こちらがZou-さんが泊まる筈だった 位牌堂 です…Zou-さん、今からでも遅くないから泊まらない?」

 Zou-さん必死で首振って拒否。
 暗かったので部屋のスペースはどれくらいか不明ですが、外から見る限りでも 壁びっしりと位牌が並んでおりました。
 全くマスターは酷いですね、冗談でもあんなとこで寝られないよねぇ?あそこで寝るくらいなら本堂で仏像に見守られながら寝たほうがマシだよね?Zou-さん?(※どっちも酷いです:笑)

 女性はペアを組み、男性は単独で回ります。

・LUNA&正福寺お子様’s (明るい未来の為に禁煙を志すヲトメと境港の明日を担うお子様組)
・may&くまはちペア (パンダ使いに本日お目付け役不在の野生熊。どうなる美女と野獣組)
・Zou-&みなせペア (おっとり癒し系淑女組)  
・SYO (フォトショップの妖怪職人、カメラを持たせるとちょっと危険?)  
・壽亭 (ネズミ男の中身の本業イラストレーター、でも基本的に何でも屋っぽい?)


 手元のルミカライト(軽く折ると発光するペンライト)の僅かな明かりを頼りに進んで行くと、だんだん目が慣れて、落ち着いて着ました。
 取りあえず心の中で必死に 『ご免なさいご免なさい悪いのは主催者(目玉マスター)なんです、俺は被害者です!』 と唱えながら進んだのはヒミツ☆(笑)

 途中で、LUNAさんとお子様組にバッタリ出会ってしまいました。
 お子様のパワフルさにLUNAさん押され気味のご様子。
 それにしてもお子様が元気ですねぇ、お寺の近くで育ってるから怖くないのかしらん?

 そんな事をシミジミと考えてると、お子様達はキャッキャッと笑いながら夜道をダッシュし始めました。
 こら待てアンタら!そんなに走って何処行くのー!?(゚Д゚)

 こりゃアカンと思って、mayをLUNAさんに頼み。
 私は子供たちの後に慌てて着いて行きました。子供達に追いついてみれば、そこはゴール付近。
 さすがお寺の子供達。大人より道に詳しかったです(苦笑)

 そのまま子供について歩き、子供達同士のおしゃべりを聞いてました。

子供A「この先にオバケが出るんだよ~」
子供B「え?今日はオバケ役の人いないよ?」
子供C「違うよ、そのオバケじゃなくて~」
子供A「上から落ちて来るんだよー!」

 何のこっちゃい??
 まさか、お寺の子だからってホンモノが見えるとか言わないよね?
 そんな言われたらオバちゃん泣いちゃうよっっ!?(T◇T)

 そんな事グルグル考えていると、ゴール地点のマスターの姿を発見。
 あぁ~、良かったよぅ。
 道にも迷わず、怪異に会うこと無く無事にゴール出来た~♪… えぇぇ!?(゚Д゚)

 その瞬間、我々を襲ったのは 巨大なてるてる坊主 でした。

 このてるてる坊主、じつは目玉マスターのお手製。
 それを木に引っ掛けて、参加者達がゴール間近で油断したとこに落下させると言う作戦。

マスター、芸が細かすぎで素敵です。

 子供は、てるてる坊主に大喜び。
 さっき子供たちが言ってた「オバケ」はこの事だったのですね。あー、良かったぁ。

 遅れてLUNAとmayがゴール。
 これはちょっとタイミングが外れてしまい、二人はあんまり驚きませんでした。

 LUNAさんとmayは子供達を連れて一足先に本堂に帰還。
 私はそのままマスターとゴールで待機。

 マスターと談笑しながら、残りの方達の帰りを待つ。

 …そう、彼女ならきっと…ふふふ。

 そこに、みなせさんとZou-さんの姿を確認。
 バッチリのタイミングで、彼女達の前に落ちたてるてる坊主! 

みなせ「 きゃぁぁぁぁー!?(T◇T) 」

 うむ!まさに絹を裂くような悲鳴です!
 やりましたねマスター!作った甲斐がありましたね!?

 マスターと諸手を上げて大喜びしてたら、みなせさんに拗ねられてしまいました。
 あー、ゴメンよぅ。もうしないからそんなに警戒しーなーいーでーっっ(苦笑)

 続けてSYOさんもゴール。
 SYOさんもあんまり驚きませんでした。 良かったねマスター?みなせさんがいてくれて…ヽ(´ー`)ノ

 そして肝試しは壽亭を残すのみとなりました。
 彼は現地民の方なので、進路方向を示したビニールテープなどの後片付けをしながら進むそうです。

 しかしその壽亭、中々帰ってきません。
 そうこうしてる内に、マスターに電話がかかってきました。
 最終の壽亭からの電話でした。

 どしたんですか?何かトラブルでも!?

 …え?アイツ、道に迷ったんですか?

現地民のクセに何をしとんじゃ(笑)

 折角なので迎えに行って 馬鹿にして あげようと思い、一人で来た道を逆にテクテクと歩き出しました。
 さっき何事も無くゴール出来たせいか、気が大きくなって今度は1人で墓場の中へ…

 来た道とは逆からの視点のせいか、全く違う道のように見えました。
 ふと気がつけば、虫の音も風の音もしなく無くなっていた…

 元々曲がりくねった山道にある墓場の上、道がいたる所で枝分かれしていたので下手するとこっちが二次遭難者になるかも…と、1人でいる不安も手伝って、その場に立ち止まったまま壽亭の名前を連呼していました。

熊八「おーいっ!壽亭ーっっ!? さっさと返事しやがれ~じゃないとしばくぞ~っっ!?(゚Д゚)」  ←言いがかりです(笑)

 その時、遠くで葉が擦れ合う音と共に、ルミカライトの白い明かりがチラッと見えました。

熊八「あ、いたいた。おーい、どこ行ってたんだよーて…おーいっ!?」

 私の声が聞こえないのか、返事が返ってきません。

 まぁいいか、ゴールは目と鼻の先だし。
 わかんなかったら、またマスターに電話かかってくるだろーし?

 私は壽亭をほっといて、マスター達の待つゴール地点まで帰りました。

マスター「ああ良かった!熊さん何処行ってたんですか!?」
熊八「いや、壽亭を迎えに…」
マスター「何言ってるんですか!彼は(ゴール兼)中間地点だって過ぎてないのにその道から出てくる訳無いじゃないですか!?」
熊八「…え? だって!今その道の奥から物音が!白い光が!?(゚Д゚)」

 そんな言い合いをしてる、まさにその時に ゴールの道の反対の小道 から最終者の壽亭の姿が出現。

熊八「どうしてアンタそっちから出てくんの!?Σ(゚Д゚)」

 突然、私に怒鳴られた壽亭は何の事やらと首をかしげ、目玉マスターはニヤリと笑いながら、

マスター「熊さん… アチラの方 と会っちゃいましたね…?( ̄_ ̄)」

 改めて壽亭を見ると、彼が持ってるライトは 黄色 なんですよ…
 さっき私が見たライトは 白色 だったんですね…

ノォォォォ!! 嫌だ!そんなのはお父さん認めないゾォォ!!??(゚Д゚) (錯乱モード)
 あ、あれは、きっと猫だ!犬だ!狸だ!!(´Д⊂)

 おまけに他の人から見れば、まるで私が何かに引き寄せられるように墓場に入って行くように見えたらしかったそうですわ(´Д⊂)

何処へ逝く…?



 とりあえず、問答無用で壽亭をどついてこの場収める事にしました。
 (壽亭の人権は?:笑)

 何はともあれ、勝手に動いて心配をかけたようで申し訳無かったと思います。
 あと、今だから言えるんですが、この妖怪ツアーが始まる前にメンバーは一同は目玉マスターの携帯番号を教えて貰ってたんです。もし何かあったらすぐ連絡できるようにって。

 …じつは、私…ヽ(・ω・)ノ

マスターの電話番号を携帯に登録するのすっかり忘れてました★

 おまけに墓場の中は携帯のアンテナ立ってなかったんですよ~★
 いやぁ、何も無くて良かった良かった…ヽ(T◇T)ノ

パンダ使いmay



 えー、何とか無事に妖怪探索(肝試し)ツアーを終えました。

 えぇ、墓場で見た 白い光とか白い光とか白い光とかは この際気にしませんともさっっ!

 気がつけば時刻は21時を過ぎようとしてました。

 ホントはもっと早く境港を出る予定でしたが、皆さんと離れるのが惜しくて、この町を離れるのが惜しくて、つい駐車場でもズルズルと立ち話…

 でも帰らなくてはいけません、翌日は仕事なんです。
 無理矢理休みを取ってしまったのです。きっと山のように未処理の仕事が溜まってるでしょう… 

 もうホントに… 仮病だと偽って、何度会社に電話しかけた事かっっ!!
 この日の携帯のリダイヤル履歴は、躊躇いでボタンを押しかけた会社の電話番号で埋まりまくっておりました(笑)

 そして、地元に帰りたくない理由がもうひとつ…
 境港に旅行に出る際、 妖怪より恐ろしい 母上から 『魚介類買って来てね☆』 と、頼まれておりまして…


自宅に帰っても肝試しかよ、コンチクショウ。



 えーと母上サマ。
 貴女のリクエストの魚介類は、先々日の台風で船が出ておりませんので無理でございました。
 代わりに、鳥取県の郷土料理の ののこ飯 を買ってきたので許して下さい。

 …あぁ、分かって下さったのですね。
 うん、ののこ飯美味しかったんだよ…って、何ですか? ついでにその一反木綿の置物も寄越せって? イヤですよ!勘弁して下さいよっ!!(゚Д゚)


 余韻も何もあったもんじゃねぇな、オイ…(苦笑)



終わり





~ちょっとおまけ~
 妖怪探索ツアーが終わって数日後、参加者の壽亭が我々の似顔絵を描いてくれました。

福山妖怪軍団


 ・SYOさん=赤鬼
 ・みなせさん=山姥(鬼嫁?)
 ・may嬢=パンダ廻し
 ・くまはち=幽霊

 ちなみに彼はこの似顔絵を描くにあたって、写真も使わず記憶のみで描き上げております。
 すごいぞブッキー!流石、プロのイラストレーターだね!

 コレ見なかったら 本業がネズミ男だってずっと思ってたかも☆
 (ネズミ男が本職ってどんな仕事だよ:笑)

 もっと色々な壽亭のイラストを見たい方は Abakan へどうぞ。 


 ちなみにこのイラストを見た人に意見を求めると、 『うん、はっちーがイタズラを企んでる顔がソックリ』 と好評。
ボディラインが多少細めに描かれてるのはのはサービスっすか?


 …そうか、私は悪巧み考えてるとこんな顔なのか(^◇^:)





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