~青空しょって~ゆっくりじっくり歩こうか

1歳~2歳頃

★☆★~1歳頃★☆★

KOUは歩くのだけは、は~ちゃんより早く
11ヶ月で歩き始めた。その他の面も運動面は
あまり気になることも無く、大きくなった。

は~ちゃんが、その頃トトロやアンパンマンに
強烈にはまっていた事もあって、は~ちゃんに
比べれば、はるかに早い時期からアニメを
見ていたと思う。
同じ年齢の時に、は~ちゃんは例え見せても
あまり感心を示さなかったのに、KOUはどこまで
解っているの?と不思議、いや不安になるほど
必死になって見ていたのだ。

この頃、実は私はかなり煮詰まっていた。
子供は可愛いけど、何故かイライラする事も多く
私自身追い込まれていたんだと思う。
自分一人で居ると、何をするか解らなくて
時々、実家へ行っていた。誰かに介入して
もらわないと、止められないほどの衝動に駆られる
事もあった。焦燥感もあった。

1歳を過ぎてすぐ、は~ちゃんが入院した。
原因は解らないが、アレルギー性紫斑病という病気で
は~ちゃんの場合、下肢全体に紫斑が出た。
即入院で、しかも1ヶ月は必須・・・と言う状態。
は~ちゃんは2歳11ヶ月を目前となったところで
母子入院だった。時期は5月の終わりから6月。
そんな時期だったし、KOUは1歳になったばかり。
気になりつつも、KOUはおばぁちゃんに預けた。

旦那のお母さんが、毎日私のお風呂と洗濯タイムの為
昼間2時間ほど、交代にきてくれるので、その時
KOUの顔を見に行っていた。最初は、別れる時に
泣いちゃ可哀想かな・・・とか思って、極力隠れて
見守ったりしていた時もあった。
おばぁちゃんの話では、ビデオ(アニメの)を見てれば
いつまでも大人しいし、手のかからない良い子だよ
と言うので、ちょっと安心しつつ、
でも反対に、私が居ても居なくても平気なの?と
不安になり、毎日顔を合わす事に変更!
忘れられてしまいそうな気持ちになったのだ。

この時の事を、後になってかなり後悔した・・・。
やはり親子は一緒にいるのが、当たり前の姿。
総合病院のような大きな病院なので、どんな病気の子が
いるのかも解らないし、かえって変な病気でも
拾ったりしたら、と心配するおばぁちゃんの意見も
その時はそう心配してたけど、半日でも
一緒にいるようにすればよかった、と。

でも、は~ちゃんも精神的に悲惨だったので
実際の当時の私には、そんな余裕は無かったんだよね。




★☆★~1歳半頃 ★☆★

一年の間に、同じ病院に二回も入院する事になるとは
思っても見なかったが、今度はKOUに異変が起きた。
高熱が出て、グッタリしている。
かかりつけの病院へ行ったところ、もしかして・・・と
紹介状を持たされた。そこで、は~ちゃんの入院した
病院へ再び、行く事になったのだ。
グッタリするKOUを抱えながら、受診すると、最初に
診察され疑われた通り 『川崎病』 だった。
またも1ヶ月の入院生活が始まった。

ガンマグロブリンの点滴で、見る見る熱は下がった。
もちろん、ずっと点滴したままだ。は~ちゃんと
違い、まだ1歳半のKOUにとっては、動きも制約され
かなり辛い状況だったと思う。
たまたま1日違いで発祥した、KOUより1ヶ月お兄さんの
男の子で、同じ病気の子がいたので、すぐに同室に
なった。その子と、退院までひたすら同じ部屋で
過ごした。KOUはその子のお見舞いに来る親兄弟にも
いつもニコニコ笑顔を振りまいていた。
1歳半、と言う事で男の子なら、言葉が出なくても
あまり不思議に思われない年齢だったのもあった。
となりの子が使っているおもちゃを貸してほしがったり
私が居なくなれば、泣いたり・・・と普通の子と
なんら変わりなかった。ただ、この頃もやはり
眠る時は、抱っこなどはされないで添い寝が1番だった。

幸い、KOUは川崎病でもごく軽い物だった。
実際「本当にそうなのか」ボーダーラインの所にいるような
(症状の出方が)感じだったので、治る過程で手足の皮が
めくれる、という特徴が出るまで半信半疑だった。
その皮のめくれも、同室の子は手も足も、本当にビロビロ
めくれたけど、KOUは手の(ゆび)皮が少しめくれる程度。
週一回のエコーや心電図の診察でも、引っかからず
1ヶ月後、退院となった。

退院してからも、定期的に(3ヶ月、6ヶ月と)検査には
通い、今も1年に一度だが検査に行っています。
これは成人なるまで続く事ですが・・・。

そして、退院してから「就寝儀式」とも呼べるような
角探し、がメッキリ増え、固定していきました。
何かの先っぽ、角を指先でつんつんしたり、頬や鼻に
ツンツンさせながら眠っていくのです。
そのうち、ガーゼのタオルケットが気に入り、寝る時は
それが1番のお気に入りとなりました。
(今も、いろんな物を布団に持ち込むタイプです。
 日によって違ったりしていますが・・・。)


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