中華料理的ラーメン屋大使館へ亡命

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2009.01.04

(12)

カテゴリ：食べ物

ワシと妻は

お昼に決死の亡命の逃亡を企て
中華料理的ラーメン屋大使館に
人目を気にしながら
駆け込みました。

そこには
おせちやハムや魚卵の
熊王国とは違い

金銀のラーメン、珊瑚の餃子
宝石が散りばめられた炒飯等々
夢のような品々の名前が
壁一面に書いてありました。（イメージ）

よ、よ～～し・・・食うど、妻！

あいよ、おまいさん！！

中華料理的ラーメン屋大使館の店主に
新年の挨拶もそこそこに
メニューを睨むこと3分。
カッと目を見開き
声高らかに宣言しました！

そして半チャーハン！！

私は、酢辛湯麺！
そして四川ミニ餃子！！

無事オーダーをして
後は野となれ山となれ。

う～～～！
ワクワクするの～妻。

まったくだねぇ～、おまいさん♪

しばし待った後に
デデーン！とワシの鶏ソバから
持ってきてくれました。

？
何だか、いつも鶏ソバとは
趣が違いますぞ。

いつもは、こ～
白湯のスープに麺、
その上に鶏モモの蒸したモノが
薄切りになって約半分ぐらい乗っているハズじゃ。

見栄えは寂しいものの
上品な味わいが
なんとも鶏好きには
タマランンチ会長なのであります。

ところが、今日のはスープは
白湯がやや濁り
野菜炒めがドッチャリ掛かっておる。

ペロンと捲ると
鶏モモが1枚全部乗っかっておるではないですかい！
そうして、半チャーハンの盛りの良いこと。
お正月大出血サービスじゃろか？？

よ～し、ワシも男！
食ったるで～～！！

箸を取った瞬間
中華料理的ラーメン屋大使館の店主が
こう言ったのです。

サラダも召し上がりますか？
ね～、生野菜もあった方がいいでしょ？

は、はぁ～・・・。

妻のラーメンと一緒に
サービスで出されたサラダの小鉢。
（ワシと妻、別々で2つ）
しかも、妻の頼んだミニ餃子は

全然ミニじゃないぞなもし！！
普通の大きさや～。
しかも8個入り！！
しかもワシが半分食わねばならない！！

食う気満々で亡命してきたのに
食う前から戦意喪失じゃ。
ハァ～、やれやれじゃ。

しかし、中華料理的ラーメン屋大使館の
店主のオッサンのためにも
ワシは食わねばなるまい。
なるまいてよぉ～～。

右手は箸を持ち、ラーメンを持ち上げ
弓手にレンゲを持ち、炒飯をすくう。
順番なんてお構いなしに
次から次へと口に放り込み
脳の満腹中枢が刺激される前に
胃の中に全部押し込んだらワシの勝ちじゃ。

食ってる途中
右足を水に入れて
沈む前に左足を前に出し
左足が沈む前に
右足を前に出すと
水の上も歩けるという
忍者の極意を思い出す。

何事も鍛錬の修行じゃな。

こう、一人つぶやき
ガッガッと完食したのであった。

しかしの～
・・・もうすぐ6時だけど
まだ全然ハラ減らにゃい。

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