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December 8, 2009
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女性指揮者の西本智実さん（３９）が８日、１０年１２月２１日に日本武道館（東京都千代田区）で開く「夢の第九コンサート ｉｎ 日本武道館」で指揮を務めることを発表した。西本さんが武道館でタクトを振るのは初めて。東京都内で開かれた会見で、西本さんは「ＴＯＫＹＯ ＦＭさんが来年、開局４０周年を迎えられますが、私も来年、生誕４０周年を迎えます」とあいさつ。自身にとってターニングポイントと定めた１０年に指揮者として初めて米国に進出することも明らかにした。
西本さんは「私が生まれる５年ぐらい前にストコフスキーという有名な指揮者が武道館で指揮をされています。彼は国籍は英国人ですが、元はロシア系の指揮者でその後、米国に行ってクラシック音楽界で大きな役割を果たされた方。私もロシアから始まって、ヨーロッパに入り、英国を経て、来年、米国に進出しますが、その後、１２月に武道館でのこの大イベントで指揮できるというのは、何か共通するものを感じています」と感慨深げに語った。
コンサートは、７０年に開局したラジオ局「ＴＯＫＹＯ ＦＭ」が、１０年４月に開局４０年を迎えることを記念した事業の一環として企画された。西本さんが指揮し、東京交響楽団が「ベートーベン／交響曲第９番ニ短調『合唱付』」を演奏。約７０００人のリスナーを集めて、第九の歌詞に込められた「人類の平和へのメッセージ」を歌い上げるというもの。
西本さんは１０年４月から、同ラジオ局で新番組「西本智実～夢の第九コンサートへの道」（放送時間未定）のパーソナリティーも務める予定。【西村綾乃】
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