黒パンダの旅行記

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Kuropanda

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2006/02/20
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テーマ: 中国&台湾(3344)
カテゴリ: 雑文 - 軽い話し
日本人向けフリーペーパーを読んでたところ、
東京医科歯科大学が昨年8月に行った中国駐在員の健康診断で、上海の日本人駐在員886名を検査した所、64名に寄生虫が確認されたとのことです。また無錫では同173名中、20人に感染が確認されたとも。大体1割のヒット率ですね。

むし.jpg

これは昨年と比べ、急激に増えているそうです(→過去との具体的な比較値は無し)。その大きな原因と思われるのが、ここ数年で増え続ける「日本食」を出す店。
そして、そこで供される、「 刺身 」と「 生野菜 」ではないかと。

(※西洋料理店のサラダやサンドイッチなども相当怪しいと思われますが)


元々、数多くの先達が「 食っちまって死んじまった 」結果の集大成である食文化。中国大陸に生食の習慣が無く、必ず火を通してから食べるのも、合理的な理由があってのことです。


今まで必ず煮て食ってた川魚を、日本人に高く売れるからと刺身にしたらどうなるか?
今まで油でがんがんに炒めてた野菜を、水道水(当然生水)でパリっと洗って出したらどうなるか?

わかりませんよね。やったこと無いんだから。
考えないですよね。自分が食うわけじゃないんだから。

これは調理する連中のレベル云々よりは、衛生責任者の管理項目でしょう。

昔からの地場の料理にはない「生食」に手を出した結果が、寄生虫患者の増加となって現れているようです。


ではさて、もし虫を拾いたくなかったら?

外国に来たんだから、その土地の料理を食べれば良いのでは?

正論です。私も基本的にはそれが正しいと思います。


ただし、困ったことが二つ。


2.どうしても、目の前にあると食ってしまう。


1.生モノを食わないといけない時がある。

 特に仕事相手が” 気を遣って ”招待してくれた中国人経営の”日本風”料理店で、良く出くわすシチュエーションです。中国人経営店の生モノが危ないのは、もう諦めるしかありません。
 理由は前述の通り「食文化の違いから来る無警戒」です。元々素材が生食用に出来てないところを、文化が違う人が管理するんですから、そりゃ無理です。稀に、まともなところもあるんでしょうけど。。。まあ。

 しかし、そこで出た刺身、貴方は”危険だから”、”不味いから”と言って箸を付けずに帰れますか?小心日本人の場合、嬉しそうに食べて「いやー不錯(=いいね!)」とでも言ってしまいます。(しかも酔っ払ったら、もうどーでも良くなってしまいます。はい。)



2.どうしても、目の前にあると食ってしまう。

 多すぎです。「日本料理店」。

 何故多いかと言うと、需要があるから。
 何故需要があるかと言うと、日本人が多いから。

 今の中国には、これまで海外とは全く縁が無かった人間が、どんどん駐在員として送り込まれてます(=私も)。さらに、品質管理や、総経理クラスで来られるのは年配の方も多く、油きときとの中華飯なんて、命の為にも、毎日はとても食ってられません(避けても避けても、会食などで中華を食う機会はいくらでもあります。。。)

 自然と、日本人同士で食べるときは日本料理店、となります。

 また、そういう時は比較的高めの、日本人経営の店に行くので、雰囲気も味も悪く無く、つい刺身なんぞも食べてしまいます。

 日本食、なけりゃ要らないけど、あったら食う、そんな人も多いはずです。
 私のように雑食性(別に日本食が無くてもOK)の動物でも、やっぱり近所にあったらレパートリーに入れます。日本食。
 で、目の前にあったら食いますよ。刺身。人間そこまでストイックにはできてません。

 上海で日本人が日本食&生モノを避けて生きるのは実質的に不可能です。


 ただ「日本人」経営店でも問題なのは、日本人の「質」。
 確かに、日本人が管理してる方が、安全度は格段に高いと思われます。

 とはいえ、現在流入してきている多数の調理師/オーナーが、日本で成功した/充分な経験を積んだプロばかりではありません。一旗揚げようと飛び込んできた人も多いかと思います。
 そしてもう一つ深刻なのが、駐在員と同じく、日本では充分なレベルのプロフェッショナルも、「中国人スタッフの教育」に関しては素人だと言うところです。

「中国に来たばっかりの時、いきなり部下の教育/管理って上手に出来ました?」と聞けば、殆どの駐在員さんは「いやぁー」と苦労話の100や200はできるはずです。自分が散々苦労したことを「飲食店ならできるんじゃない?」と思いますか?

 特に、日本人調理師が常に現場で目を光らせて いない 料理店は、中国人オーナーの店+α程度の管理水準と考えて良いと思います。
 日本人責任者が居ない日は、通常スタッフはだらけます。厨房でポケットから携帯出してメール打って、手を洗わずそのまま刺身盛ったりもします。

と、ここまで書いて、今更ながらに思いましたが、


中国では「日本食 危ない」んでしょうか?「日本食 危ない」んでしょうか?


中華料理でも、思いっきり手鼻かんだあとに、何食わぬ顔で麺を打ち続けるおっちゃんとか、濁った水に浮かべてある何の肉だかわからない肉団子とか、便所で大をした調理師がエプロンでごしっと手を一拭きして出て行った、など、素敵な光景は刷いて(吐いて?)捨てるほど見ています。


日本人にとってはこれも充分危ないので、 リスクは一緒 のような気もしますね。


要は、
ロシアンルーレットの

かもしれません。



さて、この2年間、不健康極まりない生活で周囲が確実に太りゆく中、私は全く体重が変わっていません。と言うか、減ってます。(元々が身長に較べ「痩せ過ぎ」の状態にも関わらず。)

中国に来て1年経過時の健康診断では、
「中性脂肪多いです。食べ過ぎに気を付ける必要があります」
「体重軽すぎです。もっと食べる必要があります」
と禅問答のような結果が出て、産業医と二人で悩んだりしました。

そして、2年経った今も、中国入国時と体重変わらず。。。何ででしょうね。



どうも帰国諸手続きの資料を見ると、虫検査も義務付けられているようです。

なにが出てくるか?ちょっと楽しみです。





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Last updated  2006/02/20 11:18:32 PM
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