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2011.12.07
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カテゴリ: SF


監督 ブレット・ラトナー
出演 ヒュ-・ジャックマン パトリック・スチュワート イアン・マッケラム 
   ハル・ベリー エレン・ペイジ

 以前、はまってしまったと語ったX-MANシリーズの完結編です。「1」「2」とみて、非常に面白かったので、今度はDVDを買ったのですが、観てがっかりして、すぐに売ってしまいました。今回、この記事を書くにあたって、かなりの内容を忘れていたので、DVDを借りてきて観ました。(なんとアホなことをしているのだろう。)そして、やっぱりがっかりしました。以下、どんな点にがっかりしたか語っていきましょう。

 まず、冒頭からがっかりしたのが、前作で仲間を助けるために自ら犠牲になり命を落としたはずの、ジーンの復活です。
 前作の最後で、自らの危険を顧みず仲間を助けた彼女の姿に、感動し涙を流した人も少なからずいたと思うのですが、「なんだよー、感動して損した。」と思ってしまったのではないでしょうか。
確かにミュータントの能力は底知れないものがありますが、死まで超越してしまうのはやり過ぎなのではないでしょうか。
 しかも、復活したジーンが、化け物じみた超パワーを発揮します。実は、彼女の心の奥には、すごいパワーを秘めた別人格(“フェニックス”という名だそうです。)が眠っており、プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)が押さえ込んでいた、といういかにも後付な言い訳がなされていますが、ちょっと違うのでは、と思ってしまいました。まあ、確かに、「2」では、ジーンの超能力はすごいことは見受けられますが。

 前のジーンとは別人格なんだよということをわかりやすく描きたかったのかと思いますが、「1」「2」と、X-MENの主要メンバーでありながら、ほとんど活躍の場が無かったスコットに、追い打ちをかけるようにこの仕打ち、彼があまりにも不憫でなりません。
 そして、またまたまた、しかも、ジーンは勢い余ってウルヴァリン(ヒュ-・ジャックマン)に色っぽく迫り、プロフェサーをぶっ殺し、マグニートー(イアン・マッケラム)の側の女王様になってしまいます。
「こんなの、きれいで優しかったジーンじゃないよー。」と思った方が多かったのではないでしょうか。

 次に、前作、そのテレポート能力を生かしたホワイトハウス襲撃で華々しく登場したナイトクローラーはどうしたのでしょうか。全く姿を見せないというだけでなく、その存在すら語られないのは、いかがなものでしょうか。いくら役者の都合ができなかったとはいえ、何かしらの一言があっても良かったと思うのですが、なまじ、前作でかっこよく登場しただけに、彼の活躍が見られなかったのは、悲しい限りです。

 それから、今回新登場のミュータント、主要なところでは、背中に大きな羽を付けた“エンジェル”、壁抜け少女キティ(エレン・ペイジ)、青い肌で毛むくじゃらな“ビースト”がいますが、気になったのは“ビースト”です。
 プロフェッサーやマグニートーと同世代らしい彼は、政府の高官ミュータント省長官として登場してきますが、いったい政府でどんな仕事をしているのでしょうか、見たところ、マグニートー率いる“ブラザーフッド”に対する対策を担当しているだけのように見えます。
 前作で、ミュータントの人権が認められ、差別や偏見をなくす方向で政府が動き出した、その表れとして高官を置いたという流れだと思うのですが、この映画で描かれている“新薬”の開発に対する対応などは、まさに彼の担当になるのではないでしょうか。一民間企業の仕事といえども、彼が全く知らなかったところからこの“新薬”が出てくるのは、政府として、あまりにも無策なのではないでしょうか。
 そして、大統領のコロコロ変わる態度も非常に疑問です。ミュータントの事を認めて担当の長官を置いているほど、理解が深まったのだなと思っていたら、“ブラザーフッド”が例の“新薬”の研究所に攻め入ったら、「ミュータントを殺せ!!」的な発言を見せ、最後、X-MEMの活躍で事件が収まったら、またにこやかにビーストと握手をしています。いったい、彼の本性はどこにあるのでしょうか。

 そして、何より、この映画最大の疑問は、ミュータントを治すという“新薬”です。
 ミュータントは、その言葉通りの解釈からすると、DNAレベルでの人類からの変異のはずです。それを注射1本で変えてしまう“新薬”というのはどんなものなのでしょうか。しかも、ミスティークが劇中でこの“新薬”を打たれたところから見受けるに、非常に即効性のある薬のようです。打たれたそばから、みるみる彼女の姿が変わっていきました。
 この“新薬”の開発には、ミュータントの力を無力化する能力を持つミュータントの少年が関係しているようですが、彼の能力は、自身の周り1mぐらいの範囲にしか及ばないようです。

 あの大リーグボールだって、ハイジャンプ魔球だって、スカイラブ投法だって、一応の理屈付けは、話の中でされているのです。いかにももっともらしい理屈を付けてごまかされているだけなのですが、せめて、観客をごまかすだけの理屈を用意してほしかったです。

 ということで、改めて見直しても、やっぱりがっかりした、ちっとも完結していない完結編でした。

 ところで、タイトルクレジットでは、かなり後の方で、複数名で名前が出ていた、壁抜け少女キティ役のエレン・ペイジですが、非常に出番が多く、アイスマンを誘惑し、ローグの心を惑わし、最後には“ジャガーノート”を手玉に取り、例の少年を救い出してくるという大活躍でした。
 やはり、この子は将来大物になるということを、監督が見抜いて、異例の大抜擢ということでしょうか。
 ちなみに、「JUNO」は、この翌年公開です。





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Last updated  2011.12.08 14:48:07 コメント(1) | コメントを書く


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