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2013.01.09
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カテゴリ: アドベンチャー
インディ最後1


                            1989年 アメリカ映画

製作総指揮 ジョージ・ルーカス
監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演 ハリソン・フォード ショーン・コネリー リバー・フェニックス
 ジョン・リス=デイヴィス デンホルム・エリオット

 前回の記事のため、ショーン・コネリーの007を見たら、そういえばインディのお父さんで、彼がいい味を出していたなあ、と思い、この映画をまた観てしまいました。


 1938年、冒険家として、また考古学教授として多忙な日々を過ごすインディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)に、大富豪ドノヴァンから相談が持ちかけられます。イエス・キリストの聖杯の所在を示す重大な遺物を手に入れたが、調査隊の隊長が行方不明になり、それを探して欲しいというのでした。

 インディは、父と旧知の仲である副学長のマーカス(デンホルム・エリオット)とともに、父が最後に消息を絶ったヴェネツィアに向かうのでした。

インディ最後2

 この映画、なんといってもショーン・コネリー演じるインディの父、ヘンリー・ジョーンズに付きます。
 次から次へ続くアクションで、ジェットコースタームービーだった前作「魔宮の伝説」との差別化を図るためにか、今回はアクションは控えめで、どちらかというと、お父さんを登場させて、その絡みをコメディタッチの描くことに重点が置かれているようです。
 このお父さんヘンリー・ジョーンズ・シニア(実はインディの本名はヘンリー・ジョーンズ・ジュニアだったのです。お父さんからジュニアと呼ばれるたびに嫌がっており、その呼び方を嫌い、自らインディアナ・ジョーンズと名乗っているようです。)は、長年、イエス・キリストの聖杯を研究しているようで(その研究成果が詰まっている彼のメモ帳が、今回の重要アイテムとして登場します。)、インディのような研究者兼冒険家ではなく、文献などでとことん調べる、書斎派の研究者の様です。
 研究一筋で、世俗に疎いタイプの天然ボケキャラで、敵(もちろんナチス)の隠れ家で軟禁されているという状況にもかかわらず、助けに来たインディから、聖杯の在り処がわかったというニュースを聞き、興奮してしまったり、敵の戦車の中に捕まっているマーカスを助けに来たのにもかかわらず、久々の再会にはしゃいでしまい、脱出できずに自分も捕まってしまったり、ナチスの飛行船から脱出用の小型機に2人で乗り込み逃げ出した時も、後部座席の機関銃で、敵機を撃つようにインディに言われますが、勝手がわからず、自機の垂直尾翼を撃ってしまったり、というように、天然ぶり全開の描写が目白押しです。
 そんなヘンリーの天然ボケに、せっかちなインディが突っ込みを入れるといった感じで、2人の会話はまるで漫才の様です。
 もう完全に、「ヘンリー・ジョーンズの最後の聖戦」という題名の方がふさわしいような、存在感に、さすがのインディも終始食われっぱなしです。まさに百戦錬磨のベテランの存在感でしょうか。
 しかし、実はこの2人12歳しか離れておらず、ちょっと親子というには歳が近すぎます。若く見えるハリソン・フォード(たぶんここでは30代ぐらいの設定でしょう。)と、老けて見える(特に頭部が)ショーン・コネリーなので、大丈夫なのでしょうね。

 また、今回は、冒頭でまだ少年期のインディ(リバー・フェニックス)の活躍が描かれているのも見どころです。
 そこで、カウボーイハットやムチ、蛇嫌いなどのインディの特徴の由来が明らかになるところは、ファンにとってはたまらないものがあるでしょう。
 もちろん、まだまだ若い少年ですから、いつにもまして体を張ったアクション全開で描かれており、冒頭のつかみとしては満点です。

インディ最後3


 「ロード・オブ・ザ・リング」のドワーフは低身長の種族なので、CG処理で、終始、120cm位になっています。(フロドたちホビットよりは大きいですが。)
 でも実際は、インディよりも大きい大男だったんですね、

 ということで、コメディ感たっぷりで、シリーズ4作中、僕が1番好きな作品を、今回は紹介しました。後の3作も、またいつか紹介しますね。

 ところで、副題に“最後の”とあるので、シリーズがこれで終わりなんだと勘違いしている方がたくさんおられるみたいですが、聖戦(ここでは十字軍のことですかね。)が最後という意味なので、シリーズが最後という意味ではないはずです。その証拠に第4作が作られていますからね。第5作はちょっとハリソン・フォードの歳を考えると、難しいですかね。





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Last updated  2013.01.09 06:41:02
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