イタリアで惹かれるもの。 システィーナ礼拝堂。(正確にはバチカン)中学のころTVでミケランジェロの天井画の修復プロジェクトを見た。あの時、「修復されたら行ってみたい」と思ったのだ。ずっと忘れていたけど旅の計画をしていて思いだし、must go placeに加わった。そして入り口近くのピエタ。美しいぃぃぃぃ…。 でも地下で見つけたピエタのほうがぐっと来た。というのもそのピエタのマリアは老いていた。そりゃそうだ、早婚とはいえ33歳の息子をもつ母がそんなに若々しいはずがない。家を出て人からメシアとまつり上げられていた息子が磔、という重罰で命を落とす。聖書ベースで考えてもかなり苦しい状況。今のような聖書が作られる以前の古代ユダヤ世界で生きたマリアを思えばやるせない気がする。