草原家の日々

幼稚園教育要領

 幼稚園教育要領 




【幼稚園教育の基本】
幼稚園教育は「幼児に適当な環境を与えて心身の発達を助長する」という目的を達するために、幼児期の特性を踏まえ、環境を通して行うことを基本としています。
その中で重視されるのが幼児の主体的・自発的な活動、つまり 遊び です。
幼稚園は学校のひとつですが、何かを教え込む場所ではありません。
幼児の心身は遊びを通して発達するものだからです。
教師の役割は幼児ひとりひとりの行動を理解・予想して、物的・空間的環境を計画的に構成し、場面に応じてより活動が豊かなものとなるようにすること。
つまり、幼児が自主的に遊び、自ら伸びようとするのをまわりからサポートするということです。
ですから、指導内容について「(幼児に)~させる」という言葉は決して使いません。
「導く」「促す」「援助する」等、必ず幼児が主体となる表現をします。

【ねらいと内容】
幼稚園教育の基本に基づいて展開される幼稚園生活を通して生きる力の基礎を育成するよう、大きく5つに分けられたねらいと内容があります。
「五領域」 と呼ばれるものです。

健康
   健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養う。
人間関係
 他の人々と親しみ、支え合って生活するために、自立心を育て、人とかかわる力を養う。
環境
   周囲のさまざまな環境に好奇心や探求心をもってかかわり、それらを生活に取り入れていこうとする力を養う。
言葉
   経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲や態度を育て、言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う。
表現
   感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにする。

5つに分けられているといっても、学校の時間割のように「健康」の時間、「表現」の時間等があるわけではありません。
遊びを通して、これらを総合的に育成していくことを目標としています。

【教育課程の編成】
教育課程は、各幼稚園が幼稚園教育要領に従い創意工夫を生かして幼児の心身の発達と幼稚園・地域の実態に応じて適切に編成するものとされています。
学年の間に「○○を理解する」「○○をできるようにする」というようなものではありません。







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