ボクらのカリカチュア

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さいこ@エク

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わたし@ Re: メルの旅 邂逅篇5『鏡と水面』(11/10) 更新頻度の低さで言えば、冨樫かさいこ。
ex燦慈@ Re:動画(08/24) こんにちは、腹を抱えて笑ってしまいまし…
白魔童 @ Re:動画(08/24) o┤*´Д`*├o アァースバラシィー イッチャウヨォ(;…
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2008/10/17
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カテゴリ: クロノス
ヤッチマイナー



ローブの下から武器を取り出した法衣の信徒たちが襲い掛かる。

ブリジット:「マエルさん、ちょっと散らかすわよ」

信徒たちに向けてテーブルを足でひっくり返す。

ブリジット:「ライトニングショック!」

ビビビビ

マクアペル信徒:「ハッ、アアアアアアアア!」

マエル:「どれ、わしも。ライトニングショック!」

マクアペル信徒:「アアアアアアアアアアアアアアア!!」

凶:「ッチ。何遊んでやがんだ」



右ストレートを放つメル。

凶:「うざってえな」

身を屈めて拳を避わす。「とろくせーんだよ!ウォリアー風情が!」

立ち上がりざまにメルの股間を蹴り上げる凶。
後方に吹き飛ぶメル。だが攻撃は避けていて、空中で身を翻して着地する。同時に低く跳ねて、再び凶に殴りかかる。

マエル:「流石。ウォリアーにしてあの素早い身のこなし。おバルさんが育てただけはあるのお」

ブリジット:「あぶないマエルさん!」

メルの戦いぶりを観戦していたマエルは背後を取られていた。

マクアペル信徒:「もらった!」

剣を振り下ろす信徒だが、刃は空を切るのみだった。

アリッサ:「後ろだ!」



マエルに頚椎を殴られ、昏倒する信徒。

ブリジット:「(凄い、呪文の詠唱無しでテレポートしたわ!)」

アリッサ:「流石ですねマエル老・・・いえ、先生」

驚きもせず、静かにフードを取るアリッサ。顔に被さるエメラルドの髪、その奥では緋色の瞳がマエルを見据えている。

マエル:「その髪、その瞳・・・まさかハリッサ、ハリッサ=ラロシュか」



そう言って杖を構えるアリッサから、強大な魔力の潮流が溢れ出す。

ブリジット:「先生ってまさか、あの人教え子なんですか。しかも今ラロシュって」

マエル:「そうじゃ。あヤツはわしの元教え子。カノン魔法学校第731期生、そして彼の偉大な大魔法師・ロア=ラロシュの血筋の者じゃ」

「コエリスへの信仰も厚ったお主が何故!」マエルは叫ぶように言う。

「そこまで語る義理は御座いませんよ、先生・・・」アリッサの、杖を握る手に力が篭る。

アリッサ:「ディーテを囲繞す地獄の劫火よ、我が敵を嘗め尽くせ」

マエル:「い、いかん!マジックシールド!!!!11」

アリッサ:「骸炭と化しなさい、アブソリュートファイア」

ブリジットの前に飛び出し杖をかざすマエルを、石床を破ってあふれ出た炎が包み込む。
尚勢いの衰えぬ炎の波はブリジットを、そしてメルをも飲み込もうと火勢を増す。

ブリジットも、とっさに魔盾を自身の周りに張り巡らす。メルはブードゥーシールドを盾にして柱の影に身を隠す。

燃えるマエル家

ゴアアアアアアアアア

燃え盛るマエルの家を、脱出したアリッサと凶が眺めている。

凶:「てめえ、俺まで焼き殺す気かよ。他の連中なんて今頃中で炭だぜ」

アリッサ:「・・・」

燃え落ちる建物の中から、傾いた梁を蹴散らしたメルが凶に向かって踊りかかる。

凶:「だから遅えんだよ」

凶は呆れたように言いながら攻撃を避けると、彼女の足を思い切り蹴り払う。
仰向けに倒れたメルの首を即座に掴んで、持ち上げながら思い切り爪を立てた。

メル:「っぐ、あああああ」

ブリジット:「そ、その子を放しなさい」

燃え落ちようとする建物の中から逃れたブリジットは、片膝をつきながら、召還した琴平と小手毬に介抱されている。
その横にはマエルがローブを焦がし、煙を上げながら肩で息をしていた。

凶:「ほら、よっ」

メルを思い切り地面に叩きつけ、跳ねた体をブリジットの方へ蹴り飛ばす。
脱力したメルは力無く空中に投げ出され、そのまま石畳の上を転がった。

アリッサ:「もういいわ。早くあの2人を殺しなさい」

凶:「へいへい、了解しましたよ」

ブリジット:「メル!」

マエル:「まさかこんなに早くマクアペル教団が動き出すとは、それにこの力、」

マエルはヒューヒューと喉を鳴らしながら呟く。「止むをえん」そう言って呪文の詠唱を始めるマエル。

アリッサ:「まだ抵抗しようと言うのですか。私の力は先生が一番良く知っているはずですよ」

アリッサが杖を払うと同時に家屋を焼く紅蓮が形を変え、束になってマエルを飲み込もうとする。

ブリジット:「マジックシールド!」

足元に琴平と小手毬を付き添うブリジットが炎を受け止める。

ブリジット:「ぐ、ぅあ」

彼女の胸元で赤いペンダントが鈍く光を放っている。

アリッサ:「アンチファイアペンダントか。だが、いつまで持つかな」

火勢が増し、人型の形代にヒビが入る。

マエル:「ブリジットと言ったか、すまん」

ブリジット:「は、早く呪文の詠唱を。長くは保たないわ」

マエル:「そのようじゃの」

ブリジットと、そしてメルの体の下に魔方陣が青白い光を放って浮かび上がる。

ブリジット:「これは、テレポート?まさか自分以外の対象に発動するなんて。でも、貴方まさか」

マエル:「さっきの魔盾で随分と疲労してしもうての、二人が限界じゃ。あのバカ弟子、流石じゃわい。家まで燃やしおって」

アリッサ:「!?古代魔術か、逃がすな凶!」

凶:「死に損ないが!」

ダガーをマエルに向かって投げつける。

ブリジット:「させない!」

炎を防ぎきったブリジットが寸でのところでダガーを叩き落す。

マエル:「あの炎を、ペンダントの力があったとは言え防いだか・・・お主も磨けば光りそうよのお」

ブリジット:「マエルさん!私の魔力も使えば一緒に」

マエル:「時間が無い。バルドー家の娘よ、」

ブリジット:「ど、どうしてそれを!?」

マエル:「笛じゃよ。あれに刻まれた紋章を見て一目でわかったわい。お主の中にも強大な魔力が眠っておる、ラロシュに負けぬ力がの」

凶:「逃がすかよ!」

マエル:「あの子の事を頼んだぞ。それに、もし出来るならアリッサを、彼女を魔神の呪縛から救ってやってほしい」

ブリジット:「な、何を言ってるんですか?」

「遺言じゃよ」マエルの杖が光り輝く。

マエル:「然らばじゃ!」

魔方陣からあふれ出した光がメルとブリジットを包み込んだ。















































































































ブリジット:「ここは・・・」

目の前に溢れた光が晴れたとき、ブリジットは見覚えの無い森の中にいた。
メルも傍に倒れている。

淡い日の光が木漏れ日となって注いでいる。
枝葉のこすれる音と、サラサラと云う音が聞こえる。近くには川が流れているようだ。

ブリジット:「マエルさん・・・」

杖に刻まれた紋章を見つめながら、草の上にへたり込んだブリジットが呟く。

琴平:「ぶーぶ」(大変な目に遭いましたねえ

小手毬:「ぶぶーぶ」(このガキにはこれ以上関わらないほうがいいですよ

ブリジット:「そうだ、あの子は!?」

琴平:「んーぶ」(気を失ってるけど、ちゃんと生きてますよ

ブリジット:「あんたら、そこの川から水汲んできて」

小手毬:「ぶ、ぶー」(放っておいて早くこの場を、

ブリジット:「いいから早く!」

琴平・小手毬:「「ぶー!」」(はいー!

2匹が見えなくなってから、ブリジットはメルに近づく。

ブリジット:「ほんと。さっさとこのタムハーだけ奪って逃げたほうがいいかも」

マエルの言葉を思い出しつつ、ため息を吐く。

ブリジット:「遺言たって・・・もらったアイテムだけじゃ全然足りないわよ、ったく。それにあのアリッサって女」

「全く歯が立たなかった・・・!」拳を地面に叩きつける。

ガサガサ

草を掻き分ける音が背後から聞こえた。

ブリジット:「ちょっと、早いじゃない。ちゃんと水は」

振り返った先には豚を両手に抱えた、数人の男たちが立っていた。

琴平:「ぶー」(すいません

小手毬:「うー」(捕まっちゃいました

謎の男:「この豚はオマエのか?」



伏魔篇「了」

邂逅篇につづく





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Last updated  2008/10/20 10:23:19 AM
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