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「残された人生でやっておきたいこと」 74歳のイコさんの場合は、
五歳で死別してしまった岡山にある母の生家まで、バイクツーリングをすることだった。
そこで出会ったのは、不思議な少女で……。
やっちゃおうかな、そうよ、私のラストラン!
74歳のイコさんは、真っ黒なライダースーツに身を包み、
真っ赤なオートバイを走らせる。
目指すは、幼い頃に死に別れてしまった母親の生家がある岡山。
東京から約640kmの快適な旅。古い写真を頼りに、
当時の姿で残っている家をようやく探し出す。
そこで出会ったのは、12歳の姿をした母親の幽霊!?
なぜか気が合った2人の旅が始まる―。
『魔女の宅急便』の著者が贈る自伝的小説!
「みんな一緒に年をとりましょうよ」という老人的発想がキライな主人公。
私なんて「一緒に老ければ怖くない」って思っているし
周囲が健康やその他、同じような悩みを抱えているとホッとする^_^;
角野栄子さんは 物語の主人公のイコさんと同様、
5歳で母親を亡くしている。
83歳の今も好奇心旺盛で、行動力抜群で、ミーハーで(すみません!)
本田選手のサイン入りユニフォームを持っているのよと
自慢されているのが可愛らしかった(*^_^*)
「ラストラン」はファンタジーですが
物語の途中にこんな言葉がありました。
「思い出は昔のことなんだけど、昔だけのものじゃない、
これからの力になるのよ」
うん、なるほど!
この本を読んだ時、私のラストランはいつだろう?
最期に会いたい人は誰だろう、と考えたことを思い出しました。
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