今回の修理は、「 SONY CMT-PX5 MDデッキ搭載オールインワンコンポ(2000年9月発売) 」だ。ソニーの“pepz(ペップズ)”シリーズの一機種で、MDLPに対応し、3CDチェンジャーが特徴の一台だ。
良くできた機種で、メンテナンスもし易く、音もバランスが取れていて、普通に使用する上ではなんら問題のない機種だ。
■故障状況

ねじを外しにかかると、底面からCDピックアップユニットの交換が可能な設計となっていた。後のメンテナンスに配慮した設計に好感が持てる。
カバーを外し、左右のねじ2本を外すとごっそりと底部が外れ、ここにCDドライブユニットある。
とりあえずCDピックアップユニットを取り外し、メンテナンスする。
CDレンズの防塵・防曇のために自動開閉式シャッターが付いた設計となっており、こちらも好感がもてる。以前紹介した「 AIWA XR-FD5 」と同様の機構だ。この設計が功を奏し、やはりCDレンズ部の汚れは軽微であった。
さて、今回の本命となるCDチェンジャーの修理だ。まずはユニットを分解しながら動作を観察し、動作原理を分析・理解する。
すると、ユニット後部にあるプーリーと歯車がCDチェンジやトレーの開閉をしていることが判明。動力伝達には、ゴムベルトが使われている。
指でプーリーをまわしてやると、チェンジ機構が機能し、トレーが排出されることを確認。どうやらモーターの動力伝達に使用されているゴムベルトが劣化で伸びてプーリーが空転し、動力が伝わっていないことが原因のようだ。
早速ゴムベルトを交換してやる。 CDチェンジャーのゴムベルトには大きな力がかかるため、劣化も早いようだ。定期的な交換が必要だろう。
次にMDの音とびを修理する。十中八九、レンズの汚れが原因だ。

案の定、MDレンズが曇っている。録音用の磁気ヘッドにも汚れの付着が認められた。ユニット内の埃を除いた上で、レンズと磁気ヘッドをクリーニングした。
仮組し、動作を確認する。一発OK! 修理完了。
再度バラしてオーバーホール。各部を清掃/調整/注油を行い、最終組上げを行った。
動作確認作業を行う。CDチェンジャーの確認は、特に念入りに行う。正常動作を確認。復旧完了だ。
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