かつてブルース・リーが出演していたTVドラマで知られるヒーローものの映画化です。
3D版の上映しかなかったので、3D版を観賞。
新聞社創業者の御曹司、ブリット・リードは絵に描いたような放蕩息子であった。
しかし、ブリットの父は蜂に刺されて急死し、ブリットは莫大な遺産と社長の座を手に入れる。
父の葬儀のあと、いったん解雇したものの呼び戻した使用人・カトーの発明の才能を知ったブリットは、あることを思いつく。
それは、悪人のふりをしつつ悪人をやっつけ、正義を行おうとするものであった。
ブリットは「グリーン・ホーネット」と名乗り、カトーを助手として活動を始める。
新聞の報道もあり、グリーン・ホーネットは一躍有名になる。
ロサンゼルスの裏世界を仕切るチェドノフスキーはグリーン・ホーネットの活躍を快く思わず、排除しようと企む。
とりあえず、普通に観ればそれなりに面白い映画でした。
ただ、こういうアクションは3Dに向かないと思う。
ステレオカメラで撮ればいい、といものではないんですよね。
そういう点で、3D版のみの上映というのはものすごく印象を悪くしています。
主人公のブリット、新聞社社長のおぼっちゃま。
しかも、バカで尊大で救いようのない性格。おまけに腕っぷしもダメ。
正義の味方というより小者の悪の首領のような性格です。
人によっては、こういう人物は受け付けないかもしれません。
もう1人の主人公、カトー。
日本人じゃなくて上海出身の中国人。
技術者で発明家で格闘の達人。
ブリットとカトーの関係は『バットマン』のブルース・ウエインとアルフレッドのような関係ですが・・・最大の違いはブリットがカトーがいないと何もできないことを自覚していないこと。
なんでカトーがついてゆけるのか不思議なくらいです。
主人公がこういうコンビなので、基本はコメディーです。
ブリットがバカやってカトーがフォロー。
ヒロインはブリットの秘書・レノアですが、本人の知らないうちにグリーン・ホーネットの参謀役にされています。
が、あまり活躍はしていません・・・
ロスの裏を仕切るチェドノフスキー。
冒頭の爆破とかは、かなり闇のボスですが・・・後半でかぶるマスクがまたバカバカしくていいです。
アクションは主にカトー役のジェイ・チョウによる格闘。
ブリットは倒れている敵に蹴りを入れるだけ。最後に少しだけアクションがありますが。
結局、アクションに3D効果があらわれていないので、何のための3Dかわからないのが観た後の感想に悪影響を与えています。
もうちょっと考えて3Dにしてもらいたいです。追加料金取られるんだし。
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