オーロラの瞳

オーロラの瞳

ことわざ/社会生活(金銭・実利・富祐)


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   悪銭身に付かず
   (あくせんみにつかず)
    └不当な方法で得たお金は大切にしないから、やがてつま
     らないことに使ってしまい、結局は残らないということ。

   明日の百より今日の五十
   (あすのひゃくよりきょうのごじゅう)
    └明日になってもらえるはずの百両より、今日の五十両の
     ほうがよいという意。明日手に入るかもしれない不確実
     なものよりも、量は少なくとも、今日手に入る確実なも
     ののほうがよいというたとえ。

   阿弥陀も銭で光る
   (あみだもぜにでひかる)
    └仏のご利益も、供える金銭の多少によって違ってくる。
     世の中のすべてのことが金の力で働くものだという皮肉。
     金銭の威力がいかに大きいかをたとえたことば。

   有る時払いの催促なし
   (あるときばらいのさいそくなし)
    └金銭の貸し借りに際して、期限や金利を決めないで、都
     合がついたときに返し、貸し主からの催促もしないとい
     う返済の条件。出世払い。お金があるときに、すぐに返
     せば催促されることはないという意味ではない。

   一銭を笑う者は一銭に泣く
   (いっせんをわらうものはいっせんになく)
    └たった一銭、と笑う者は、その一銭がなくて困るはめに
     陥るということ。たとえ非常にわずかな額でも、金銭は
     大事にしなくてはならないという戒め。また、わずかな
     額でも心がけて節約や貯蓄をするように勧めることば。

   海老で鯛を釣る
   (えびでたいをつる)
    └小さい海老のようにたいしたことのない餌で、大きな鯛
     のように高級な獲物を釣る。少しの元手や労力で大きな
     収穫や利益を得るたとえ。略して「海老で鯛」「海老鯛」
     ともいう。

   栄養の餅の皮
   (えいようのもちのかわ)
    └「栄耀」はぜいたくなこと。ぜいたくに慣れると、餅の
     皮までむいてたべるようになるという意から、度を越し
     てぜいたくすることのたとえ。

   大鍋の底は撫でても三杯
   (おおなべのそこはなでてもさんばい)
    └大鍋の底に残った料理は、軽くよそっても三杯である。規模
     が大きいと何から何まで大きいというたとえ。

驕る平家は久しからず
   (おごるへいけはひさしからず)
    └思い上がって傲慢なふるまいをする者は早く滅びるとい
     う戒めのことば。

   金が敵
   (かねがかたき)
    └金銭がもとになって苦労したり、身を滅ぼすことがあり、
     金が敵のようだということ。あるいは、尋ねる敵になか
     なか巡り合えないように、金銭は手に入り難いものであ
     るということ。

   金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる
   (かねさえあればとぶとりもおちる)
    └「飛ぶ鳥を落とす」は、権勢が盛んであるという意。こ
     の世の中、金の力こそ、、どんな権力、威力よりも強い
     ものであるということ。

   金で面を張る
   (かねでつらをはる)
    └「張る」は、殴りつけて言うことを聞かせるの意。金銭
     の力で反対する者を抑え込むこと。

   金の切れ目が縁の切れ目
   (かねのきれめがえんのきれめ)
    └金があるときには親しかったのに、金がなくなったとた
     ん、つきあいが絶たれ、相手にされなくなること。

   金の光は阿弥陀ほど
   (かねのひかりはあみだほど)
    └金の威力は、阿弥陀の霊力と同じほどであるということ。
     金銭の持つ力を阿弥陀の霊光にたとえたもの。

   金は天下の回り物
   (かねはてんかのまわりもの)
    └金というものは、常に世の中を巡り巡っているものだか
     ら、今は貧しくてもまじめに働いていれば、いつかは自
     分の所にも回ってくるものであるということ。

   金持ち喧嘩せず
   (かねもちけんかせず)
    └金持ちは損得に敏感で、けんかのように損をしても得の
     ないことはしないものということ。また、優位に立つ者
     ほど、小さなことにはこだわらず、ゆったりとしている
     というたとえ。

   漁夫の利
   (ぎょふのり)
    └二者が争っている隙に第三者が入り、苦労もせずに利益
     を横取りすること。

   槿花一日の栄
   (きんかいちじつのえい)
    └槿花(むくげの花)が朝開いて夜しぼむように、栄耀栄華
     ははかなく、長く続かないことのたとえ。

   地獄の沙汰も金次第
   (じごくのさたもかねしだい)
    └「沙汰」とは、裁判のこと。死後、地獄で受ける裁判で
     さえ金銭で左右されるもの。ましてこの世では、すべて
     に金の力がものをいうということ。

   詩を作るより田を作れ
   (しをつくるよりたをつくれ)
    └ものの役に立たない風流なことをしているくらいなら、も
     っと実生活の役に立つことをせよ、ということ。

   銭ある時は鬼をも使う
   (ぜにあるときはおにをもつかう)
    └金があれば、鬼を使って仕事をさせることもできるとい
     うこと。金の力が強大であることをいう。

   銭あれば木仏も面を和らぐ
   (ぜにあればきぶつもおもてをやわらぐ)
    └金ある者には、木仏のように無表情なものでも表情を
     和らげる。金の力になびかない者はないというたとえ。

   損せぬ人に儲けなし
   (そんせぬひとにもうけなし)
    └商売では、損を覚悟しなければ大儲けもできないという
     こと。

   宝は身の仇
   (たからはみのあだ)
    └なまじ財宝を持っていると、そのために自分の身を滅ぼ
     すことが多いという戒め。

   ただより高いものはない
   (ただよりたかいものはない)
    └物をただでもらうのは安上がりに思えるが、恩に着せら
     れたり、義理を果たすための返礼が必要となったりで、
     かえって高いものにつくということ。

   近火で手を焙る
   (ちかびでてをあぶる)
    └近くにある火で手をあぶること。とりあえず手近なもの
     を利用すること。また、目先の利益を追うたとえ。

   長者に二代なし
   (ちょうじゃににだいなし)
    └金持ちの子は甘やかされて育てられ、ろくな人間になら
     ないので、二代目で富を失ってしまうこと。

   得を取るより名を取れ
   (とくをとるよりなをとれ)
    └金銭の利益よりも人としての名誉を大切にせよ、という
     こと。

   無いが意見の総じまい
   (ないがいけんのそうじまい)
    └いくらたしなめてもやめない放蕩や遊興も、使い果たし
     て金がなくなれば、やめざるをえなくなるということ。

   無い袖は振れない
   (ないそではふれない)
    └振ろうにも、ない袖を振ることはできない。援助を請わ
     れても、そのための金銭や能力がもともとないので、ど
     うしてやることもできないということ。

   某より金貸し
   (なにがしよりかねかし)
    └何の某といわれるような家柄や地位が合っても貧しくて
     はしかたがない。金貸しと非難されても金持ちのほうが
     よい。名をとるより実をとったほうがよいという意。「
     なにがし」と「かねかし」の語呂合わせ。

   名を棄てて実を取る
   (なをすててじつをとる)
    └名声や名誉を得るよりも実利を取るほうが賢明であると
     いう意。

   濡れ手で粟
   (ぬれてであわ)
    └濡れた手で粟をつかむと、つかんだ量以上に粟粒がたく
     さんはりついてくることから、苦労しないで利益を得る
     ことのたとえ。「濡れ手に粟」「濡れ手で粟の掴み取り」と
     もいう。

   後の百より今五十
   (あとのひゃくよりいまごじゅう)
    └明日のことは当てにならないから、将来に見込まれる多
     くのものよりも、少なくても今確実に手に入るものを取
     るべきであるということ。

   左団扇で暮らす
   (ひだりうちわでくらす)
    └左手に持った団扇をあおぎながら、のんびり暮らすの意
     から、自分では仕事もせず、安楽に暮らすことのたとえ。

   富貴は天にあり
   (ふうきはてんにあり)
    └人が富んだり尊くなるのは天が与えるものだから、運に
     恵まれなければ、人の力ではどうすることもできないと
     いうこと。出典は「論語」。

   富貴は浮雲の如し
   (ふうきはふうんのごとし)
    └金持ちになったり、高い地位に上がったりということは、
     雲のように、はかないものだということ。

   布施ない経に袈裟をおとす
   (ふせないぎょうにけさをおとす)
    └僧侶が布施がないときは袈裟も着ずに経を読む。人は報
     酬が少ないと、労力を出し惜しみするものであるという
     こと。

   古川に水絶えず
   (ふるかわにみずたえず)
    └古い川は涸れたように見えても、少しずつ水が流れてい
     て絶えることはない。昔から富裕な家には、落ちぶれて
     も何らかの財産、宝物が残っているものというたとえ。

   安かろう悪かろう
   (やすかろうわるかろう)
    └値段が安い分、品質も悪いということ。

   安物買いの銭失い
   (やすものがいのぜにうしない)
    └安物は質が悪いことが多く、結局損をすることになると
     いうこと。

   我が物と思えば軽し笠の雪
   (わがものとおもえばかるしかさのゆき)
    └自分のものと思えば笠に積もる雪も軽く思われる。少々
     苦しくても、自分のためと思えば何事も苦にならないと
     いうたとえ。


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