Lake Moraine ~Book Cafe~

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2007.12.31
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広域暴力団の大幹部が殺された。容疑者の一人は美しき男妾あがりの男・・・
それが十年ぶりに麻生の前に現れた山内の姿だった。事件を追う麻生は次第に暗い闇へと
堕ちていく。柴田ミステリの最高傑作、ついに文庫化!!



54・55冊目 
 はっきりいってフライング寸前ですが 今必死に上下巻読みまくってます。
除夜の鐘前に読み終わるのか~

ひたすらがんばります

なので感想 バトン 年明けに、、、、 やっぱりぎりぎりであたふたする私しょんぼり

~後記~

絶対読み始めたら最後まで止まらない、い~や止めたくなくなると思って
時間をゆっくりとれる時期をねらっていましたが

本編のみで上巻641P 下巻555P さすがに短編2編は一回寝てから読みました。

柴田作品はこれまで
花咲慎一郎シリーズ3巻まで、村上緑子シリーズ2巻までと
”聖なる~”と関連ある作品しか読んでないのですが 花ちゃんの方はいいとして 
緑子シリーズは読後が重いというか後味が悪すぎてひきずるので 
この作品も読後を心配してたのですが、、、 良かったです。
さして解決してるわけじゃないのに、、、、

話が実に綿密にねられているので とにかく物語として面白いです。
そしてミステリー部分もギュウギュウと詰まっていて
謎だらけでありながら糸口がそこここに見えるようで目が離せず、
なおかつ”冤罪”という重いテーマがあり、

人の弱さ、ずるさ、強さ、潔さ、なにかを違えたら自分にもふりかかるであろう悲劇。

 正直読んでいる最中はひたすら面白いから読み続け 読み終わった時は 
「う~ん ちまたで騒がれるほど”すごい”って気がしないな~」と思ってちょっとうしろめたかったんですが(未読の方々、この作品はそれぐらい熱狂的ファンが一杯です)
 感想をまとめようとすると どどどっと感情の波がおしよせてきました。


KIYO☆様から  バトン  いただいたので こちら もよろしく

上巻収録 Side Story 歩道 犯罪に巻き込まれる以前の
練がもうどこにでもいる気弱な学生 読んでいて泣きそう号泣になりました。





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最終更新日  2008.06.30 01:02:53
コメント(8) | コメントを書く
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Re:聖なる黒夜 by 柴田よしき(12/31)  
ふゆゆん  さん
「猫探偵正太郎の冒険」
をずっと枕元に置いたまま読まないでいるのですが、
うむむむ。
読みたくなりました。

最近、マンガしか読めない感じなんです。
ぱーっと頭を空っぽにしたいみたいです。

それと、時々外国のものを読みたくなります。
実生活から遠いほどうれしいみたいです。
(2008.01.04 02:46:11)

Re[1]:聖なる黒夜 by 柴田よしき(12/31)  
Lake Moraine  さん
ふゆゆんさん
>「猫探偵正太郎の冒険」
うう~む。 探偵が猫なんですか ”冒険”という響きはワクワク感をもたらしますね。

>それと、時々外国のものを読みたくなります。
>実生活から遠いほどうれしいみたいです。
 海外ものっていいですよね。息吹がちがうというか、推理小説家の故小泉喜美子氏も海外ミステリーに関してお洒落な言葉を残しています。 (2008.01.04 16:48:38)

Re:聖なる黒夜 by 柴田よしき(12/31)  
ふゆゆん  さん
「猫探偵正太郎の冒険」も、柴田よしきさんの小説なんです。
母の蔵書でした。

>故小泉喜美子氏も海外ミステリーに関してお洒落な言葉を残しています。

おや。
どんなおしゃれな言葉なんでしょうか?
海外ミステリに?
興味むくむくです。
(2008.01.05 01:40:00)

ふゆゆんさんへ  
Lake Moraine  さん
>「猫探偵正太郎の冒険」も、柴田よしきさんの小説なんです。
そうなんですね。amazonで検索して 驚いてました。
こちらも本格ミステリですね。雰囲気的に明るそうですよね。

>どんなおしゃれな言葉なんでしょうか?
>海外ミステリに?
正確には忘れたんですが、たしか「下着と同じようにミステリーもやっぱり海外物がおしゃれでいいと 日常生活から切り離されて、、、」とやっぱりうろ覚え~ 私も気になっているんで今度調べてみますね。 彼女の作品も泥臭くないお洒落な雰囲気の作品でした。その彼女の言葉に習うようにしばらく海外ものばっかり読んでいたある時 逆に土屋隆夫のべったべった日本の日常に土着型ていうミステリーを貸してくださる方がいて戦慄を覚えたのを思い出しました。面白くてはまったんですが良質なミステリーなのに身近すぎて開放感が得れませんでした。 柴田作品とはまた違いますが

>興味むくむくです。
-----
(2008.01.05 07:54:21)

練の学生時代!  
ふゆゆん  さん
文庫にはそんな美味しいものが載っていたのですか!
私は単行本を読んだので、知りませんでした。

この話は熱狂的ファンが沢山いるんですか。
全く何も知らずに、たまたま図書館の本棚から取って読みました。
辛かったです。色んな面で。
実に盛り沢山の濃い話でした。

Lakeさんは一晩で読んだんですか!
それはすごいですね。
私は3週間くらいかけてじっくり読んだので、
毎日じわじわと責められました。

練が好きです。
悪者になり切れず、健気で。

トラバ頂いて行きます~~♪
(2008.03.11 22:29:05)

Re:練の学生時代!(12/31)  
Lake Moraine  さん
ふゆゆんさん
 はい、私はネットの読書感想で柴田よしきの名を知って”花ちゃん””緑子”と読んで、多くの方が絶賛している「黒い聖夜」にまさしく満を持して(ジークかい?!)向かい合いました。大げさですが人によってはこれくらい意気込んでもいいほどです。
 柴田作品といってもこの連鎖した一連のシリーズしか読んでないのですが、読むのをやめられないので一気に読むことにしてます。花ちゃんは別として つらいし、感情をもってかれてしまってしばらく引きずってしまうので がんばってとっとと読んでしまうんです。
>練が好きです。悪者になり切れず、健気で。
自虐的なのかと思うと きちんと料理して麻生に食べさせたりとか甘えたりとか まさしく”いけず~”な存在ですよね。

(2008.03.13 15:18:08)

あらやだ  
ふゆゆん  さん
私、こちらで「聖夜・・」の感想を読んで読む気になってメモしておいたのでした・・・・・(倒)

なのに1ヶ月でメモした理由を忘れて、そこに題名があったら借りた・・・のでした(バッタリ!)

やだわ。
そうだったわぁ。

いえ、返事はいりません。
すみません、大事な時間を使わないで下さい。
うううううううう。

記憶がヤバイです。。。 (2008.03.14 22:40:56)

Re:あらやだ(12/31)  
Lake Moraine  さん
ふゆゆんさん
 私も他の人のブログでおもしろそうって思って本を手に入れて読んでから、もう一度感想読みたくなっても、どこのブログかさっぱり?といことはよくあります(苦笑) (2008.03.17 22:43:50)

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