楽しいこと見~つけた!!

楽しいこと見~つけた!!

見て見て!!お母さんできたよ!!


上手にできたと自分で感じたら、くるっと向きを変えて周囲の大人に「できたでしょ!!」と確認をしてくれます。
保育所の先生や、お母さんは、「上手にできたね。」と応えます。その笑顔に、自分もにっこり。自信が顔にあふれています。

大きいと小さいが分るようになったら、大きい自分にあこがれるようになると、前頁で書きました。

大きい自分とは、できる自分のこと。

youちゃんも、上手にできたと感じると、マムを振り返るようになりました。
『見て見て!!お母さん、僕できたよ!!』
youちゃんの瞳が、そうマムに語りかけてくれます。
そのとき、「上手にできたね。」とマムが応えると、youちゃんも、にっこり。

『できる自分』というのは、『価値のある自分』になって来るみたいです。
youちゃんの園外療育のとき、クッキングと分ると目の色が違います。
そんな風に、やる気がでる、頑張れることには、『やったらできる』と言う経験が積み重なる必要があるようです。

これだけは自信があるということがあることは、子どもに、頑張る勇気を与えてくれるようです。
そして、ちょっと苦手なことにもチャレンジできるパワーを与えてくれます。
そのちょっと苦手なことができた日にゃ!!それはそれは、自信がつくことでしょう。

でも、悲しいことに、できる自分が分るようになると、できない自分にも気づくのです。
人と比べて、不器用な子どもは、周囲の子どもに比べて、自分のできないところに傷つきます。

マムは、できるだけ、ryoちゃんもyouちゃんも、人と比べるのではなく、昨日の自分と比べるように話しています。

確かに、シビアな子ども社会では、人と比べてどれくらい自分がいいか・・・と言うところが勝負のようですが、そうするってぇと、不器用な子は、人より走るのが遅い、人より九九を覚えるのに時間がかかる・・・みたいに、人より負けていることが多くなるのです。

できない自分は、小さい自分。とても悲しいことです。頑張る勇気もしぼんでしまいます。

今ブームの「勝ち組・負け組」と言う言葉・・・マムはあまり好きじゃないです。

人と比べればしんどいけれど、昨日の自分よりできることを探すのは、スタート地点が違うので、どの子にも狙うことができるハードルとなるのでは無いでしょうか??
どこにハードルをおくかで、自分なりの勝ち(価値)を見出すことこそ、大事なような気がします。

ryoちゃんとyouちゃんにも、オリジナルの『できる』を一杯作ってあげたいなと思っています。
そして、『できる』をたくさん経験して、自分の価値を、高く高く持ってほしいと思っています。

自分の価値を高く持てる事は、すなわち、自尊感情がもてると言うこと。
自尊感情のある子は、大好きなことで勝負しているから、大好きを知り、我慢を知っている。
だから、すぐに切れずに、周囲と折り合うことができる。

たった2歳のときに、目覚める感情を大事に育てることが、いずれやってくる思春期を上手に乗り切る力になるとは、思わなかったのですが、これは、思春期の子ども達にとって大切な、折り合う力になっていくそうです。

思春期に向けて、どんな子育てをしたらいいのかを模索していたマムにとって、大事な指針をいただきました。(ちなみに、これは敬愛する白石正久先生の講演会で学んできたお話です。)

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