楽しいこと見~つけた!!

楽しいこと見~つけた!!

レポート発表


皆それぞれ、今までの子育てを振り返って、皆の前でお話します。発達の課題は違っても、しんどさは同じで、涙・涙の感動の発表でした。

障害児さんを育てるにはコツがいるし、覚悟がいる。

「この子を育てられる!!」と言う確信て言うか自信もいる。

そんなことが、初めから身についているお母さんなんて、誰もいないのです。

ある日突然、「ナンカおかしい・・・。」と思って、市の保健婦さんに相談すると、「耳が聞こえてないかもしれないですね。」と言われ、なんとなく療育の道に入っている人が殆ど。
その中で、七転八倒しながら、先生に支えられて、おかあちゃん仲間で支え合って、何とか前進しているうちに、我が子の障害さえも受け止められるタフなお母さんに年々鍛えられていく。そんな自分を振り返って、レポート発表するのです。
どのお母さんも、我が子の異変に気づいて、あちこちの療育期間や、乳児健診などで、「どうか間違いでありますように!!」と願うように聞いて歩く時期があって、人の話なのに、我が事のように涙があふれてきます。
もちろん、マムも間違いであって欲しいから、療育機関に通っていました。たとえ、重たい課題を背負っているにせよ、療育期間で専門の先生について子育てしていれば、いつか、 発達して、発達段階も追いついていくだろう・・・そんな根拠の無い希望にすがって、精一杯療育していました。

でも、現実は、マムの思う通りには行かないのです。
「障害があって、分らないことだらけで、できない事だらけで生きていくのはしんどすぎる。そんな人生は悲しすぎる。いっそ、この子を殺して自分も・・・。」なんて、ドラマだけの世界だと思っていたのだけれど、普通の人でも生き抜くのはしんどい社会で、障害者の人が生きていくのは大変だと言う現実や、どんなに丁寧な療育を受けさせても、障害が完治することなど無いんだと言う現実を突きつけられたお母さんなら、真剣にその思いに駆られた事があるのでは無いでしょうか。
でも、実際に手をかけたお母さんの話は聞かない。
なぜなら、どの人にも等しく、幸せになる権利はあるし、幸せの形は、エリートコースを突っ走ることにあるわけじゃないことに気づくと、障害があっても幸せになれるために・・・と言うことを考えるようになるから。

皆それぞれが、しんどい思いをして、苦労して、障害児を育てるコツや自信を身につけてきました。そして、それぞれが、そのしんどい時代を共に支えあった仲間を持っていました。

『しんどい子育ても、仲間とやれば、苦労は半分に・・・、楽しさは二倍に!!』

マムの持論です。
共感しあって、受け止めあって、これからも、仲間達と元気に楽しく子育てしていきたいと思いながら聞きました。

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