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ciao-chie.

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December 7, 2007
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カテゴリ: MILANO ~ミラノ~
casa di manzoni.JPG

さて、前回のオメノーニの家からすぐ近くの通りに、グレーの石造りの建物の中、オレンジ色のかわいらしい家が建っています。




Alessandro Manzoni.JPG

こちらが、イタリアの文学者であり、現代イタリア語のまとめ役ともなった、A・マンゾーニの住まいだったところ
名前は、アレッサンドロ・フランチェスコ・トマーゾ・アントニオ・マンゾーニといいます(長いなぁ。。。)。ここ、ミラノの伯爵家に生まれ、後には上院議員にもなったというマンゾーニですが、なんといっても私達になじみが深い彼の作品が、
「i promessi sposi(イ・プロメッシ・スポーズィ)、いいなづけ」でしょう♪

ココから見ると、結構こじんまりしたお家なんだな、って思いますが、



マンゾーニの家入り口.JPG

・・・意外と奥行きがありました♪

貴重な直筆の書簡や一族の肖像画などを見ることができます。
現代では隣接する大銀行やホテルなどによって、庭園の一部を買収されてしまったということで、お庭は窓越しにしかみることが出来ませんが、それでも華やかな装飾を施した書斎や、亡くなる間際を過ごした、小さな寝室などを見ると、当時の生活ぶりが目に浮かぶようです。



マンゾーニ家.JPG

マンゾーニ作の「いいなづけ」、ずいぶん前に読もうとしましたが、近代イタリアの歴史大河ロマンということで、そのころはあんまりイタリアの歴史とか興味がなかったので、あまり記憶に残っていませんでした(苦笑)。主人公のレンツォとルチーア、という名前もアヤシイほどでしたので、実は帰国後改めて、本を買って読みました。




マンゾーニ家階段.JPG


果たして、イタリアマニアと化して数年、ミラノと近郊の地図が頭に入った状態で読む「いいなづけ」は、今まで見えなかった、新しい世界を見せてくれました

実直な青年レンツォは、恋人のルチーアとの結婚式の当日になって、司祭から「結婚式を挙げることが出来ない」といわれてしまいます。美しいルチーアに横恋慕した領主によって理不尽にも離れ離れになってしまう婚約者たちと、17世紀のイタリアで起こった歴史的事件を織り交ぜながら、物語は進んでいきます。



いいなづけ(上)


今回私が手に入れたのがコチラ、平川祐弘訳の文庫版。 文庫サイズなので通勤でも読めるし、そしてなにより訳がちがうだけでこんなに読みやすいの!?ってうなってしまうようなすばらしい翻訳でした。



いいなづけ(中)


そして、ちゃんと挿絵も1840年にトスカーナ語版に添えられたという版画がそのまま入っているので、当時の服装や当時のミラノやベルガモ、コモ湖の景色が堪能できるのも魅力☆




いいなづけ(下)


この本に載っている挿絵の原本も、マンゾーニの家で見ることが出来ます♪
実際のミラノにあるマンゾーニ通りからは、ちょっと入った場所にあるので、観光客もあまりいないので、マンゾーニに興味のある方、本を読んだ方はぜひ、ゆっくりとのぞいてほしいと思います♪
・・・私も、本を読んでからはまた、改めて見学に行きたくなっています
19世紀の貴族のお屋敷、という視点でみても十分楽しめますが、やはり「いいなづけ」は読んで行った方が感動しますネ、絶対☆










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Last updated  December 8, 2007 12:34:07 AM コメント(6) | コメントを書く


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