ゆるゆる★アーユルヴェーダ

ゆるゆる★アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダ的な生活



アーユルヴェーダ的な生活とはドーシャのバランスが取れた生活との事です。

※「ファンタステック アーユルヴェーダ」(蓮村 奮 著)の本から抜粋して記載しています。


ドーシャのバランスに影響を与える因子は大別をすると4つあります。
【環境】【食事】【行動】【精神状態】・・・この4つです。
この項目をひとづつ簡単に紹介していきましょう。

●【環境】
・環境には『天気』『気候』『季節』『時間』があります。

今回は『時間』について記載をしていきます。
一日を四時間ごとに六つの単位に分けて考えます。

6:00~10:00 カパ
10:00~14:00 ピッタ
14:00~18:00 ヴァータ
18:00~22:00 カパ
22:00~ 2:00 ピッタ
2:00~ 6:00 ヴァータ

上記のように分けて考えています。

日の出を大体6:00頃と考えるとその後の4時間はカパが自然界に優勢となる時間となります。
カパは重い質を持ちますので、朝起きるときはヴァータの時間である朝6:00前に起きるとすっきりと目覚めることが出来ます。

その後10:00~14:00はピッタの時間となります。
一日で一番エネルギーがある時間です。この時間帯に仕事や昼食を頂きます。
お昼時間は一番消化力もあるので十分に満足がいく食事を楽しみましょう。

午後の14:00~18:00の時間帯はヴァータが優勢になる時間帯です。
夕方は瞑想などをしてゆとりを取り戻して仕事を続けることが理想的かも知れません。
たいていの人は瞑想の習慣がないし、習慣を持っていてもこの時間にゆっくり瞑想が出来る人は仕事についていないかも知れません。
ですのでせめてヴァータが乱れることをしないことです・・・。

18:00~22:00はカパが優勢になる時間帯です。
この時間に多くの食事をすると消化がゆっくりで身体が重くなってしまいます。夕食は軽めにしてカパの時間帯に眠ると深く眠ることが出来ます。

22:00~ 2:00。この時間はピッタが優勢です。
皆さんも経験があると思います。この時間まで起きているとだんだん目が覚めてきて頭もすっきりとして冴えてくる時がありませんか?
気が付くとお腹もすいてきて、何かを食べないと眠れなくなるのです。
この時間のピッタは昼のピッタと違って細胞を作るエネルギーの時間帯なのです。この時間に起きていて活動をすると細胞を作る時間がなくなってしまうの注意です。

2:00~ 6:00の時間帯はヴァータの優勢な時間です。
大体7時間から8時間くらい眠るとすっきり起きることが出来るので、前の日22:00頃眠ると6:00前に起きても十分な睡眠をとることが出来るのです。

大体一日の時間割を記載してみました。
私も最初はちっとも出来ませんでした。でもゆっくりと理想的な生活に近づけていけたらと思います。

●【食事】
・食事ではその『量』『質』『味』などがドーシャに影響を与えます。

『量』はなんでも多く食べたり、少なすぎてもよくありません。
適量を頂くようにします。

『質』はドーシャの持つ質のすべてを言っています。
・重い   ・・・カパ
・軽い   ・・・ヴァータ
・熱い   ・・・ピッタ
・冷たい  ・・・ヴァータ、カパ
・油っぽい ・・・カパ
・乾燥   ・・・ヴァータ
などがあります。
例えば、カパを乱しやすい人がヨーグルト(冷たくて、凝固しているもの)を食べ過ぎるとカパが過剰となりカパの異常をきたすことになります。

『味』は6つの味があります。
甘味、塩味、酸味、辛味、苦味、渋味。この6つです。
食事は甘いものから食べ始め、苦いものや渋いもので終わるようにするのが好ましいようです。
日本の食事の最後にお茶を飲んで終わりにする習慣がありますよね・・・。
渋いもので食事を終わらせるとだらだらと食べることがないので理にかなっているといえますね・・・。

●【行動】
・ドーシャのバランスを乱す行動も、やはりそのドーシャの属性に関係します。いくつかあるので一部抜粋をして紹介をします。
【ヴァータを乱しやすい行動】
1、不規則な日常生活(食事時間や睡眠時間など)
2、睡眠不足
3、身体が風に当たり冷えている

【ピッタを乱しやすい行動】
1、過剰な努力。無理。力み。
2、時間に追われている。焦っている。
3、衣類の着すぎ、部屋の温度が高すぎるなど。

【カパを乱しやすい行動】
1、すべてにおいての執着(物の所有、思考、節約)。
2、朝寝坊、昼寝。
3、過食気味。甘い物の食べ過ぎなど。

●【精神状態】
ヴァータが増える  ・・・不安、心配、恐怖、緊張
ピッタが増える   ・・・いらいら、焦り、興奮
カパが増える    ・・・内向的に考える、ひとつのことにとらわれる

上記のようなことが精神状態にあると各ドーシャが乱れやすくなります。

【環境】【食事】【行動】【精神状態】について簡単にまとめて記載してみました。
詳しくは蓮村先生の「ファンタステック アーユルヴェーダ」本をご覧ください。

★ 禁無断コピー:転載




ファンタスティック・アーユルヴェーダ

ファンタステック アーユルヴェーダから抜粋をして書かせていただいております。
興味のある方は判りやすく書いてあるのでぜひお勧めです。


                著者: 蓮村奮
                出版社: 知玄舎 /星雲社





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