しかしナチスが政権をとると、ユダヤ人として迫害されます。最初のうちは前線で戦った兵士だということでなんとか大学からの追放を免れていましたが、レーヴィット自身、「これを名誉と感じたためしはなくて恥辱と感じており、また、自分の大学教員としての資格は、自分自身にとっては、軍服を着ていたこととは全く関係がない」と主張していました。ナチスのイデオロギーの一翼を担ったカール・シュミットへの批判論文を書いたこともよく知られています。 『ナチズムと私の生活──仙台からの告発』、秋間訳、法政大学出版局、1990(Mein Leben in Deutschland vor und nach 1933)