春の気配に敏感な山野草ですが、暖かい日は暖かすぎ、寒い日は寒すぎるという繰り返しにあわてたのか、つぼみがついたと思ったら、十分花茎を伸ばさないうちに、花を咲かせてしまいました。
イワウチワは、昨年はちゃんと茎を伸ばして、3~4cmほどの大きさの淡いピンクの花を咲かせましたが、今年はつぼみの数が多く、なぜか鉢の左右の縁で、花が咲いています。
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岩場に生えていて、光沢のある固い葉の形が団扇に似ていて、イワウチワという名前がついたそうなので、夏の暑さに弱いと思いましたが、椿の木陰で7年も夏越ししています。
イワウチワは葉の縁に、波状の鋸歯(きょし)があります。
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フリンジフリルのついた5枚の花びらに5本のおしべ。
花の終わりには、めしべを残してポロリと花びらが落ちます。
イワウチワは昨年のように涼しい夏だと株が増え、一昨年のように猛暑日が多いと株の数が少なくなりますが、毎年春に花を咲かせてくれます。
イワウチワ(岩団扇)の鉢植えでの育て方イワウメ科イワウチワ属、日本原産の耐寒性常緑多年草
●置き場所:日当たりと風通しのよい場所に。花後~初秋まで、涼しい半日陰に。
●水やり:土の表面が乾いたら、たっぷりと。
●用土:市販の山野草の土、水はけのよい土に。
●肥料:ほとんど必要ありません。花後お礼肥に薄い液肥を。
花言葉:春の使者
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