赤や黄色に熟した実が、ギザギザのある濃い緑色の葉の上にちょこんとまとまってのっているセンリョウ(千両)は鳥からよく見えるので、晩秋になると真っ先に実を食べられてしまいます。
初夏に咲くセンリョウの花は萼(ガク)や花びらがなく、茎先に黄白色のおしべが緑色の球状のめしべの横から直接出て、夏の終わりに直径5~6mmの丸い緑の実をつけます。
花軸についている緑色の玉がめしべで、めしべの横に飛び出ている黄白色がおしべ
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センリョウ(千両)はお正月の寄せ植え用の小さなポット苗が樹高50cmほどの大鉢になったとき、黄色の実がなるキミノセンリョウ(黄実の千両)は椿の下に、赤い実のセンリョウは南の花壇の片隅に置きました。
常緑広葉樹林の下などで自生していて、強い直射日光や西日が苦手と知らなくて、お正月の縁起植物なのに、赤い実のセンリョウを枯らしてしまい、がっかり。
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お正月を待たずに落ちて黒くなった実
センリョウは地際からほとんど枝分かれしないでまっすぐ伸びるので、枝数が多くこみあっているとき、実がなっている枝を切って、お正月の飾りに利用していました。
昨年は冷夏でしたが、山に鳥の好む実がたくさんあったらしく、珍しく鳥が食べに来ませんでした。猛暑だった今年は山に食べ物が少なくて、鳥たちが食事しにくるかな・・・
センリョウ(千両)の育て方センリョウ科センリョウ属、常緑低木、原産地:日本、中国、インド
●置き場所・植え場所:直射日光の当たらない明るい日陰に。冬の寒風に注意します。
●水やり:庭植えでは必要ありません。鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと。
●用土:水はけのよい肥沃な土に。バーク堆肥や完熟の腐葉土をすきこんだ土に植えます。鉢植えは赤玉土8、腐葉土2の混合土に緩効性肥料を適量、混ぜます。
●肥料:2~3月に寒肥として、緩効性肥料を置き肥します。
●剪定:剪定をしなくても、自然な樹形になります。
●植え替え:新芽が伸びてこなくなったら、4月頃に一回り大きな鉢に。
花言葉:裕福、財産、恵まれた才能
お正月に欠かせない縁起樹センリョウ(千両)樹高20cm前後 ポット苗 縁起の良い樹を飾りましょう!【あす楽対応_九州】
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