茶色の細かい毛に包まれたつぼみがふくらんで、花径3cmほどの花が開くと、クリーム色の厚い花びらの縁にほんのり紅をさしていて、完熟したバナナのような香りがしました。
カラタネオガタマ(唐種招霊)は鉢植えで楽しめるモクレン科の最も小さい花で、外側のちょっと大きい花びら3枚はガク(萼)で、内側の3枚が花びらです。
クリーム色の細長いおしべと緑色のめしべ
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カラタネオガタマはプロが育てた最初の年ほど、つぼみがつかないのはしかたないと思っていましたが、春先の天候不順で、数少ないつぼみがみんな落ちて、花はひとつも咲きませんでした。
カラタネオガタマの葉は光沢があり、夏はつやつやしていますが、モクレンのように葉を落とさないので、冬の寒さに少し葉色が悪くなります。
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今年は早々と9月に花芽がついて、冬に向かい花芽が少しずつ増えてきたので、来春は二度目の花が見られて、バナナの香りが楽しめそうです。
カラタネオガタマ(唐種招霊)の鉢植えの育て方
モクレン科オガタマノキ属、中国原産の半耐寒性常緑低木
別名:トウオガタマ、バナナの木
●置き場所:日当たりのよい場所に。半日陰でもOKです。
●水やり:鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。
●用土:水はけと水もちのよい土に。
●肥料:2月に緩効性肥料を適量、置き肥します
●植え替え:鉢から根が出たら、花後か9月に根鉢をくずさないように、一回り大きい鉢に。
●冬越し:寒風の当たらない軒下などに。
花言葉:甘い誘惑
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