晩夏から秋に、細長い葉のわきに花穂を出し、艶のある固い鞘(さや)の中の雌花と、その先に垂れ下がった雄花が咲き、雌花を包む鞘につけた緑の実は黒く熟し、灰白色になって落ちます。
10月10日の誕生花は、実りの秋の水辺のアクセサリー、ジュズダマ(数珠玉)。
花の名は、固い種子の花軸が通る中心の穴に糸を通してつなぎ、数珠を作ったことから名づけられました。
英名のJob's tears(ヨブの涙)は、旧約聖書ヨブ記の中の「わたしのために執り成す方、わたしの友、神を仰いでわたしの目は涙を流す」からつけられています。
花言葉「祈り」は、数珠玉のように連なる実からお経を読むときの数珠を連想してつけられたのでしょう。
花言葉「成し遂げられる思い」は、次々と咲く花の傍らで緑から黒、灰白色へと実の色が変化して、表面につやが出て落ちていくまでの姿をたとえたのでしょうか。
ジュズダマの実を包む固い皮は葉の鞘が変化した包鞘(ほうしょう)で、緑から茶褐色、やがて黒っぽくなって光沢のある灰白色になり、根元からはずれてそのまま落ちます。
ジュズダマは最近見かけなくなっていましが、休耕田に数株生えていたものが数年で側溝の中や田のあぜなど周辺に広がっています。
ジュズダマはハトムギの原種で、種子は川穀(せんこく)といい、煎じて飲むと美肌保全や解熱、利尿などの薬効があり、ハトムギの種子のヨクイニンの代用にされているそうです。
イネ科ジュズダマ属、非耐寒性多年草、原産地:熱帯アジア別名:トウムギ(唐麦)
ジュズダマ(数珠玉)の花言葉:祈り、恩恵、成し遂げられる思い。
ジュズダマ(数珠玉)の誕生花:10月10日、11月9日
流通時期:ポット苗を春に見かけます。
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