出会い
2001年11月の朝
毎日、「健康でかわいい仔犬をください」と祈っていた。何度かのファウルを経て、某生活情報紙で、「仔犬格安で」ヨークシャー・テリアという広告を見つけたのは、11月の早朝のことだった。すぐ、広告主に電話を入れたら、私が最初のひとりだった。
まだ生まれて数週間なので、親犬から離せるまで、さらに1ヶ月近く待たなければならなかった。広告主の方は、優しい声の女性で、初めての電話だったのに、世間話までして30分はたっぷり話したと思う。
ブリーダーさんではなくて、自宅で飼っていて、たまたま妊娠したので・・・ということだとか。それから、長い長い1ヶ月が始まった。