Sketch Book*

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2004.06.21
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あたしは和歌山にいたんだろうか。
わからないけど、ツグが友達と一緒にいるところをみてて。

その友達みんな携帯の裏側に彼女とのプリを貼ってて
なんでかツグの携帯の裏にもプリが何枚か貼られてて
一人が『お前の彼女ってどれなん?』って聞いたとき
『この右下の子ー』って指先を見るとあたしで
嬉しくてツグに抱きついた。

そこからあたしはあたしとして活動してて
たまに『見てる』側になるんだけどだいたいは自分自身として動いてて。

で、みんなでどこかに行ってるんだけど
ツグとあたしは手つないだりしていちゃいちゃしてて
そしたらそこになんでかスーツ姿のお父さんがいて
みんなで隠れて何だ何だって騒いでるうちにお父さんに見つかった。

お父さんは取引がどうのっていうのをそのビルの人たちと話してた。
聞いてみると新聞を広げて株のところからある会社を指差して『実はココで働いてる』とか言い出して。

そのあと『みんな友達か?』って聞かれたとき
『この人は・・・彼氏サン』ってあたしツグのこと紹介してて。
このときツグ、あたしの肩寄せてくれたりなんかして、夢なのに照れた。

そのあとなんだかんだで帰り際。
みんなで歌を歌おうってなったとき
ツグが『幼馴染み』って人にキスをして唇を噛まれてしまう。

みんなと一緒に歌を歌わずにどこかにいってしまったけど
あたしもなぜか追いかけることをしなかった。

ただ『あたしとはしなかったくせに』とかってショックで


そのまま目が覚めた。

3時間しか寝てないのに、目が覚めた。
そんくらいショックだったんだろうなぁ。

ホントに夢だとしか言いようがない。
だってあたしはツグに逢ったことなんてなければ
触れた覚えも触れてもらった覚えもなく。
でも、にぎった手が大きかったとかって安心感は確かにあった。

お父さんもそんな会社になんて勤めてないし、株の動きすら知らないだろう。
ツグはあたしのプリなんかもってないし、携帯に貼ってあるわけもなく。

最後は後味悪いまま目が覚めちゃったなぁ。

なんだかんだ文句言いながら、あたしはツグの連絡を待ちながら眠った。
それでもこんなに残酷な夢を見るなんて
神様もとことんいじわるだなぁ。

でも、見れなかったよりはマシかもって思ってる自分。
カナリ重症だなぁ。

今日も、ツグの連絡を待ちながら眠りにつこう。





窓から見える屋根の向こう側に四角い空が見えた。

あの人が住んでる遠くのあの町も、ちょっとくらい青空みえるかなぁ。
そんなことを考えながら、涙を2粒だけ流した。

いまになって思えば
君が名前を教えてくれたのはあの3人の中であたしだけだった。

今になって思えば
入院中にあたしのこと考えとったって言ってたのもあながち嘘じゃないかもしれない。

今になって思えば
君だけじゃなくてあたしにも言いたくないことなんてたくさんあった。

今になって思えば

君の嘘すら愛しかった。



窓から見える屋根の向こう側にあった四角い空は
もう曇ってしまった。




今までこんなことなかった。
メール送ったら返ってこなくても夜に電話くれたりしたのに
約4日間も音沙汰がない。

これ以上自分からもどう動いていいのかもわかんない。
エラーメールすら返ってこない。

どうしてあの時冷たくしてしまったのか
どうして甘えられなかったのか
考えたってしょうがないけど
そんなことばっかり考えてもう何もできなくて

こういうところで弱さが出るなぁ。
みんなにも迷惑かけっぱなしで、情けない。

無意味にイライラしてて、落ち込んでて
あゆ、えりか、香生里、桂ちゃん
迷惑かけっぱなしだ。

大切なものがある。

それは友達。
泣かせてくれる場所。

そんでツグ。

大切なんだ。護りたいんだ。

お願い。
迷惑、かけないようにするから
どうかあたしに電話をかける勇気をください。




最終的にあたしに大それた勇気をくれたのはえりかだった。

『今はまだこの前は冷たくしてごめんって誤れる時期だとおもう。』
『メールも拒否ってないなら、本気で縁切ろうだなんて思ってないとおもう。』
『それってスキなんだよ?ほんとにほんとにすきなんだよ。このままでいいの?』

『ダブルデート、するっていったじゃん。』

正直、えりかの言葉にすっごい救われた。
ダブルデートしようねっていってたもんね。

電話、かけました。
『今からかけるから、えりか一緒にいて?』

深呼吸が大切だって思ったのはいつぶりだろう。
電話がコールしているあいだ、緊張の動機は鳴り止まなかった。

『もしもし』
久しぶりにかんじた。
それよりも遠くかんじた。
けど、確かにツグの声。

『もしもし、今大丈夫?』
精一杯の言葉だった。後に続く言葉なんて考えてなかった。

『ムリやね』
一言だけ言って、すぐに電話をきられてしまった。

やっぱりって思ったけど、声が聞けてよかった。
このまま動き出さなきゃ、4日前のツグの声が、最後の声になるところだった。

えりかとハナシをしていなければ、このまま動き出さなかった。

友達という存在は、こういうときにやっぱり大切だって思い知らされる。
画面の前でボロボロになりながら、ホントに感謝した。
それから香生里ががんばったねって褒めてくれた。

ムリって突き放された言葉だけど
たしかに君の声だった。

泣けっていってくれる友達がこんなにいます。
大切な、大切なトモダチです。




もうこのまま連絡がこなくったって
悲しい思いをしたって、寂しい思いをしたって、辛い思いをしたって

あたしは後悔しないだろう。

一時的に後悔したとしても
きっとまだ見えないずっと先で
後悔することはないと思う。

サクのときと違う。
あたしはつぶされそうになりながらも頑張ったもん。
手助けいっぱいしてもらったけど、がんばったんだもん。

この恋を手に入れることが出来なくても
あたしは頑張ってる自分を見ることが出来た。

それでいいじゃないか。

寂しくても悲しくても辛くても
あたしは頑張った。

自画自賛、やっとできた。






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最終更新日  2004.06.21 22:25:45 コメント(1) | コメントを書く


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