PR
Calendar
Comments
昨日の構図から少し変化。
墨で書いているせいか、恐いぞ。
グルグルは、既にわたしの気持ちが迷走に入っていることを想像させる。
気を取り直して・・・
縦書きに書いた「かな文字風英文」はそのままにして、
極力薄い和紙を買ってきて、文字を透かして見せることを思いついた。
かな文字風英文にこだわりすぎか・・・・と感じ、
同じように書いた文字と重ねてみる。
レイヤーって方法ですね。
でもなあ、なんかまとまりに欠けるような気がする。
そこで、
これで、どうだ!
透ける効果を残して、もう少し大胆に。
多少は一体感は出たかのか・・・。
でも何だかつまらんぞ。
これもつまらんなあ~。
いっそのこと、かな文字風英文に戻ってみるか・・・とできたのが、
最初に考えていた「にじみ」の効果を出し、
墨の濃淡で、繊細さと力強さをだせるかも・・・
ココまで来て、ようやくこの写真をイブッチ宛てメールに添付した。
このブリュージュの展示会は、
個々の作品をプロのカリグラファーのアドバイスを貰いながら完成させ、
それをブリュージュに飾るという企画なのだ。
プロのカリグラファーは、イギリス人、アメリカ人、ベルギー人といろいろ。
各カリグラファーが4~5人の受け持ちで、生徒に5回までアドバイスをする。
で、ワタシにアドバイスをくれることになったのは、イブッチ。
イブッチには、最初にご挨拶メールと、
先に批評を貰っていた作品についての質問のメールを秋にしていたが、
それっきり音信を途絶えさせてしまった。
わたしが迷走していたからなんだけど・・・。
クリスマスに、イブッチからメールでグリーティングカードが届いた。
おう、気のまわる人だ。
それに対して、気の利いたカードを書いて送るなんてこともできず・・・
だって、迷走中でそれどころじゃなくて。
一応、簡単な味も素っ気もないお礼メールだけ送った。
こんなときに、英語が堪能なら・・・とつくづく思う。
まだ書けてない言い訳をたくさん言えるのに・・・・。
ひたすら迷走していたのは、12月から。
そして、上の状態まで出来上がったのは4月半ば<昨年の4月の話>
締め切りは5月。
そうです、上の状態を5ヶ月も引きずっていたわけで・・・。
4月に、ようやくイブッチに第一回目のコメントいただくため
画像と共にメールした。
そのメールに打つ英文を考えるのも一苦労。
英語が堪能な旅友に助けを求め、
プライベートで習っているオーストラリア人に助けを求め、
ようやくメールをイブッチに送ると・・・・
あっさり、次の日の朝には長ーいコメントが届いた。
決して「あっさり」ではないのかもしれない。
内容は、すごく親身になってアドバイスをしようとする姿勢が
垣間見られていて、一刻も早くアドバイスをせねば!という
優しい先生心なのだと思う。
でも、返事が早すぎて、
休むまもなく、わたしはまた作品の直しに取り掛からなければいけないのだった。
迷走はまだまだ続くのだ・・・。
ひ~。