認知療法





認知療法を学ぶ上で先ず初めに心がけておかなければならない
ことは、ひたすらに、とにかくたくさんものを書く人であらなけ
ればならない、ということである。

とりわけ不安、憂鬱、緊張などにおそわれたとき、救ってくれる
のが書くことなのである。

ただし、なんの指針もナシに書いても上手くいかないことが多い
だろう。ここでは、人間の否定的思考が起こっているときに
非常にありがちな不合理な思考のあり方を描写する。不合理な
思考はなぜか人を陥らせ、合理主義者も頭脳派もどういうわけ
だかこの罠にはまってしまう。

それだけ人間の思考にとって陥りがちなパターンということだ
が、それは以下のおよそ10パターンに分類できる。この例を
憶え、知り尽くしておけば、自分が憂鬱な状態のときに考え
ていることがいかに不合理でバカげたことかが分かるように
なる。

1.決めつけ 何かを根拠もないのに決めつけている
2.白黒思考 なんでも白か黒の両極端だと考えている
3.部分執着 全体的把握をせず悪い部分のことばかり考える
4.過大過小評価 自分の良さを過小評価し他者を過大評価する
5.べき思考 ~しなければいけないという義務思考にはまる
6.一般化 統計的根拠などなく少ない失敗ですべてダメとかとする
7.自己関連付け 何でも悪いことを自分の責任や自分の関連とする
8.情緒的理由付け 感情の高まりで考察もなく物事を決めつける

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: