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あほう鳥 2002

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2008年02月05日
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カテゴリ: オランダdeno独り言





母の看病をしてくれていた弟から、
電話があった。



その電話の前日=23日。

久しぶりに、家に電話したが、
応答が無かったので、弟の携帯に電話し、
母が急遽再入院していた事を知った。


『心配かけたくなかった。』 弟と、
『早目に言ってくれないと、困る。』 私は、


些細な事...から、言い合いとなり、
父が死んでからは、初めてとなる
 『兄弟喧嘩』を、してしまった。



そんな事もあり、その日の電話では、
落ち着いて話し合い、まず母の状態を確認。


主治医のその日の話では...

『 肝硬変 が 肝不全に進行してるので、
もう時間の問題なので、家族を呼んだほうが...
オランダのお兄さんは、多分間に合わないでしょう...』
との事。



死に目に会えないかもしれない...




そんな緊迫した状況にも係わらず、
奇跡が起きるのを期待したのか、
母が死ぬなんてことは、想像できなかったのか、
未だにその理由は不明だが...



私は 『のんびり』 と構え、普段通りに出社した。



今振り返れば、『昨日の今日』の出来事で、
頭が混乱していたと思う。



会社から再度弟に電話して、
様態を再確認したところ、

『もう、どうせ間に合わないから、
ゆっくり帰ってきたらいいよ...』



その一言で我に返り、仕事を整理し、
チケットを手配し、その日のJAL便で帰国した。


空港での待ち時間 = 2時間
オランダ ~ 成田飛行時間 = 11時間
成田 ~ 羽田移動(リムジンバス) = 1時間
羽田 ~ 自宅まで = 3時間

移動17時間 (プラス) 時差8時間。
都合25時間後の、1月25日の夜に、
やっと母に再会。


なんとか間に合ったが、
既に意識は殆んどなく...
父が死んで以来35年で始めて、
号泣。


...

...



それから丸二日。
我々の不眠の看護の甲斐なく、
27日未明、最愛の母は、35年も前に
旅立った父のところへ...


母さん...
『産んでくれて、本当に有難う。』






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最終更新日  2008年02月05日 21時27分48秒
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