学校に行く意味
学校に行く事を「勉強」をする、という意味で捉えている場合、
学校に行かないという選択肢があるのかもしれません。
確かに、塾だってありますし、家庭でやることも可能ではありますから。
また、ひどく体調が悪い場合、悪質ないじめなどの問題が絡んでいる場合等も、
学校に行かない、行かせないという決断が必要な時もあると思います。
ただ、そうではない場合、学校に行かないことの一番の問題点は
「コミュニケーションの不足」だと思います。
成長期の子どもが同世代の子どもと過ごす時間を持つということには、
コミュニケーションを学ぶ上で重要な意味があります。
また、集団生活のルール等を学ぶという点でも重要だと考えます。
子どもにとっての学校は、これから出ていく「社会生活の練習をする場」と捉え、
その意味では重要な役割があると思います。
学校は小さな社会です。学校という場所で、失敗や成功を繰り返しながら、
人間関係を学び、自分を守ることを覚える必要があります。
何故なら、子ども達がこれから出ていく社会というものは、
決して自分に合った、居心地の良い場ではないからです。
意地悪な人もいるし、やりたくないこともしなくてはいけないし、
嫌だからといって責任を放棄することは出来ない場なのです。
でも、その中には良い人もいて、楽しいことや嬉しいこともあるんだということを
知って欲しいのです。
人間関係や社会生活の勉強、
つまり「生きる力」を身に付ける事こそがが、
学校へ行く一番の理由だと、私は思います。
色んな子がいていいし、みんなと同じでなきゃいけないなんてことはない。
確かにそう思います。
でも、出来ることなら、親がいなくても、どんなところでも、
雑草のように逞しく生きていける、強い身体と心を育ててあげたい。
そのために、学校には行くべきだと私は思っています。
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