思春期の君たちへ 

 思春期の君たちへ 

親の在り方



よりかかるべきひとではなく、

よりかかることを不必要にさせるべきひと、

それが母である。

D・C・ フィッシャー



子どもが依存している時間(小さいうち)に

自立力の基礎を身に付けさせることが大切なのですね。

思春期を(10歳位~)を生き抜いていけるだけの自立力の基礎を作るんです。

これを身に付けておかないと、本人にとって不幸です。

このときに赤ん坊のようなか弱さしかなかったら、

学校・社会という大海原に放り出されて、

生き延びられなくても、ある意味当然かもしれません。

人間は自立して、外の世界と絶えずつながりを持ちながら生きていくのです。

だからいつまでも、手を出し、口を出しして、

親がサポートしていてはいけないのだと気づきました。



子どもは親の姿を見て、人生で学ぶべき道を知ろうとします。

親は道案内役なのです。

子どもにとって親は、人生で最初に出会う最も影響力のある手本です。

子育てをする中で、成長するのは子どもだけではありません。

わたしたち親もまた、経験に学びながら変わっていき、

新しい生き方をみつけていかなければならないのです。

 (ドロシー・ロー・ノルト 「いちばん大切なことより)



ビデオデッキやコンピューターを購入すれば、必ず説明書がついてきます。

しかし、子どもが生まれた時には、なんのマニュアルもついてきません。

自動車を運転する時には、免許証が必要です。

ところが、子どもを育てるには、なんの免許もいりません。

私たち一人ひとりの人生の重みを考えれば、

子育てというのはとてつもない大事業だと思うのですが、

そのための訓練も義務づけられてもいなければ、資格試験もありません。

親になってからも、親業について学ぶでもなく、

自分の言動が子どもにどんな影響を与えているかを考えるでもなく、

自分が親からされたことを、知らず知らずのうちにそのまま子どもに伝えていたりします。

あるいは、これも無意識のうちにですが、自分の親のようになりたくないという気持ちから、

過剰にそれとは正反対の方向に走るというアンバランスなこともしてしまいがちです。

問題なのは、失敗を失敗と気づかないこと、

自分は正しいと思い込んでしまっていることです。

これまで自分がよかれと思ってしてきたこと、

周囲がやっているから、親がこうしていたから自分もやっているというようなことが、

ひょっとしたら子どもには思いもかけず障害になっているのではないだろうかという観点から

今一度、直視してみることが大切です。

(機能不全家族より)



本当に良いお母さんは、

子どものために手を焼き続けるのではなく、

ちゃんと、子どもの育ちに合わせて、離れていくんですよね。



『 賢い親は子どもにとっていなくてもいい存在になっていく 』



のだそうです。


干渉を謹んで、親は自分の人生を生きればいいんですね。

冷たくなんかない・・それこそが大切な贈り物になると私は思います。










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