思春期の君たちへ 

 思春期の君たちへ 

食べ物の好き嫌い



せっかくバランスを考えて一生懸命作った食事を残されると、

本当にガッカリしてしまいますよね・・

私もそれが嫌で、気づくと子どもが食べてくれる好きなものばかりを

作るようになっていました。

そのせいで、子どもを好き嫌いの多い子にしてしまいました。


そして、1年前、自分の対応の仕方が間違っていたことがわかり、

色々勉強してきました。

どういう対応をすれば良いか?

私が学んだ方法を書きますので、

良かったら参考にして下さい。


まず、 「食べさせようと思えば食べなくなる」

ということを頭に入れておいて下さい。

そして「お母さんは作る人、子どもは食べる人」という解釈が基本前提です。


お母さんは家族みんなのことを考えて料理をします。

色々なものが食卓に並びます。


そして大事なことは

「食べる食べないは子どもの問題」

と考えることです。


要するに、お母さんは、

色々なものを食卓に並べるのが仕事だと考えるのです。


当然、子どもは食べないかもしれません。しかしそれでもいいのです。

ともかく並べること、

そして、お母さんやお父さん、他のきょうだいが、

それを美味しそうに食べているのを見せてあげればいいんですね。


その時、「来年でも食べられるようになればいいわ」くらいに

大らかに構えることが大事です。


「栄養があるんだよ」「野菜を食べないとダメだよ」等と言わずに、

これを守っていると、いつか食べられるようになります。

ウチはこの方法で、それまでの異常な偏食がかなり改善されてきました。

今でも普通の子に比べると多いですけど・・・



あとは経験ですね・・

偏った食事をしている時に、

体調不良を起こしたとか、ニキビが出来たとか、肌があれたとかで、

自分で「このままではまずいな」という体験をすることですね。



親が言わなくても、子どもはもう、

「好き嫌いがいけないこと」は、充分にわかっていると思います。

でも、体験が少ないんですね。

食べなかったらどうなるかを体験していないので、

実感がないんです。



ちょっと体調が悪いとか、足がつったとか、ニキビが出来たくらいで、死ぬわけじゃないので、

これくらいはすべて、良い経験です。


ともかく「このままではまずいな」という体験をすることが大事です。



あとは、雑誌やTV番組、友達からの情報で、

ビタミンを摂るのがいいとか、

ステキなモデルさんが野菜を多く食べているとか聞いて、

「自分で感じて、自分で考えて、自分で食べるようになる」のですね。


それを親があれこれく口うるさく言ったり、

どうせ食べないからと、子どもの好きなものしか食卓に並べなくなるのが、

いけないんだと気づきました。



言われて食べても美味しくないし、

言われれば言われるほど、食べる気をなくしたりするんですね。



私もここは「忍」の字で、

バランスを考えた食事を食卓に並べていきたいと思います。







© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: