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2009.02.06
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カテゴリ: 家族

家族はもろい、もろくなる一方である。

どうしてこうも家族意識は希薄になっていくのか。

かつて住まいの中には仕事場があった。

農家、商店、町工場、職人の家。

祖父母、父母、そして子どもたちも加わった一家総出の作業、

まだ仕事に加われない幼子は囲炉裏端からそれを眺めていたのだろう。

そのとき家族は仕事を通して好むと好まざるとにかかわらず結びついていた。

家族は老人から子どもまで労働力そのものだったのである。

住まいの中に仕事場があり、働くことを通して家族が成立していた。

みんなで働かなければ生きていけなかった。

そんなとき「最近、うちの家族はコミュニケーションが少ない」

などという悩みがどれほどあったのだろうか?

かつて子どもは店番をし、掃除をし、手伝いをしながら

親の働く後ろ姿を見る時代があったのだ。

いまは家族は労働を通した身体的なつながりをなくしてしまった。

よく子どもが親の職場を訪ねるという試みがニュースになる。

何のためだろうか?

働く親の姿を見ると、普段はダラダラとテレビを見ているだけの父親が、

少しは偉く見えるということなのだろうか?

そんなことではムリだろう。

住まいの中に仕事場があった時代の良さは、

働く親の姿を見せられるという点にあったわけではない。

子どもも働かなければいけないという厳しい現実が

家族の結びつきを強めていた。

必要なのは子どもに親の仕事をかいま見せることではなく、

一緒に働くことだったのである。

そのことで、家族という人間関係が身に染みついたのだ。

だがそれは今日、ほとんど不可能といっていい。

いまの家族は家族の結びつきとしての共同作業を失ってしまった。

日本の子どもたちは世界で最も働かない子どもたちだと言われている。

こんなに働かない子どもたちがいるなどと、世界の誰が信じるだろう。

経済力が弱い国では、子どもはいまでも一家にとって貴重な労働力だ。

一方、欧米諸国では子どもに家事の手伝いを積極的にやらせている。

父親と共にペンキを塗る子や芝を刈る子、食事の手伝いをする子の姿、

日本の親子には見事に何もない。

(家族を「する」家 著・藤原智美 より抜粋)

これは、「住まいと家族」の現実を、

3年間の取材と思索を経て書き下ろした本です。

一見、なんの問題もなさそうな家庭の「良い子」が起こす事件。

この複雑で不可解な問題も元を正せば、家族関係に根本は帰結する。

日本の家族が抱える問題を

「家族とその住まい」の関連性にこだわって書いてある、

ちょっと面白い目線の本でした。

子どもに個室を与えることについてや、夫婦の寝室が別ということなど、

いま、日本の家庭のおかしさを様々な目線で分析していて、

ちょっと考えさせられました。

あっ、ちなみにウチは夫婦の寝室は別です(^^;)・・・

母親の法律にも、「朝のないない戦争はしない」の項目で、

環境の整備というのがありますが、

「住まい」という視点からも、家族の在り方を見直してみたいなと思いました。

そしてしつこいようですが、

家族で家事をすることは、やっぱり大事なことだなぁと思いました。

まだもう少しだけ、家事のことは書いていきたいと思います。

もういい^^;?すみません。






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Last updated  2009.02.06 13:31:43 コメント(2) | コメントを書く
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