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2009.02.17
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カテゴリ: 家族

昨日、gooニュースに、こんな記事が載っていました。

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20090216dde041100020000c.html

出産・育児を経験した1年後、

妻の夫への愛情は、4割に減少していることが、

ベネッセ次世代育成研究所(東京)の調査でわかったとのこと。

妊娠中は妻の7割が夫への愛情を実感しているそうですが・・・

夫への愛情を維持していた妻の7割以上は、夫が

「家族と過ごす時間を作っている」

「私の家事をよくねぎらってくれる」と回答。

一方、愛情が低下したと回答した妻の夫の4人に1人が、

「ほとんど何もしてくれない」と答えたそうです。

夫の家庭生活への関与や関心の度合いが、

妻の愛情を左右していることをうかがわせる調査結果ですね。

「生まれ変わっても今の配偶者と結婚したいですか?」

という調査が、11月22日の夫婦の日に発表されていましたが、

男性は生まれ変わっても今の配偶者と

もう一度結婚したいと答えたのが多いのに、

女性は生まれ変わっても今の配偶者と結婚したくない、

別の人と結婚したいと答えたのが多かったそうです(^^;)

「今の配偶者と結婚したい」率は、

年代が上がるごとに減少傾向にあることを考えると、

やはり、夫の家族との関わり、家事・育児等への協力と理解が

妻の愛情に反映されているように思います。

人生80年以上ということを考えると、

濡れ落ち葉、熟年離婚、亭主在宅症候群なども、

他人事ではないなという気がします(^^;)

夫がもう少し、家庭を顧みることが出来る社会になれば、

妻の家事・育児・介護などの精神的・身体的負担は減ることになり、

妻はその分、夫とのコミュニケーションや、

社会(仕事や地域等)に目が行くようになり、

そしてその分母親は、子どもに過剰な注目を向けることもなくなり、

で、子どもはストーカーのようなお母さんから解放され(^^;)、

結果、み~んなハッピーになる!

と思うんだけど・・(^^;)極端かな?

子育ての混迷や子どもの不幸は、

すでに生産的な仕事が残っていない家庭の中にとどまって、

母親が子育てにのめりこんでいる現実からきている。

常識では考えられないほどの時間が子育てに費やされるようになり、

子どもたちの「生きる力」はそのなかでどんどん衰弱していく。

ここ30年来幅を効かしている、間違った育児論に基づく子どもの甘やかし。

子どもに手をかければかけるほどいい母親、

何でも受け入れ、受容してやりなさいという徹底した甘やかしのすすめ。

結果子どもは「自分はこの世の王様だ」と思い込むようになり、

「生きる力」の乏しい、ルールの守れない駄々っ子が育ってくる

というしくみが全国的にはびこっている。

子どもの欲求はすべて満たしてやるのを「善」とする

この風潮が何をもたらすのか。

子どもはますます家庭の王様になり、

母親はますます小間使い役に埋没していく。

その結果子どもたちの「生きる力」の乏しさは、もはや限界を超えている。

(主婦の復権はありうるかより)

母子密着、子どもの生きる力の衰弱、

中年男性の鬱病、自殺、

離婚率、熟年離婚の増加、

何かぜ~んぶつながっているように、私には思えます。

先月読んでいた「シングルペアレント」という本。

奥さんに捨てられてしまった重川治樹さんという方が、

かなり前に出版された本なのですが、

そのまえがきを、ちょっと紹介しますね。

離婚を経て父子家庭6年になりました。

今ようやく過去を振り返る余裕が出来ました。

一番大きかったのは、親子3人生きてゆくために

私がいやおうなしに、家事を「しない男」から「する男」に

変わらざるを得なかったことでした。

そして家事がいかに大変で、しかも重要な仕事かわかりました。

離婚直後から始まった生活は、

打ちのめされて惨めに凍え、孤立して何処にも救いのない

絶望的に暗い淵の底でした。

私は不安と崩壊感覚に押し潰され鬱状態が続き、

自殺や親子心中の誘惑にかられたことも何回となくありました。

ところが不思議なことに家事を続けていくうちに、

おぼつかない足取りながら、生まれて初めて

誰にも依存しない独立した人間として生きていることに気づきました。

自分の腹を満たすものを自分で調達し、

自分が汚したモノや場所を自分できれいにするという、

人間として当たり前の、本当の意味での自立を果たしたのです。

家事は一人の人間にとって、

生きることそのものと言える大事な営みです。

それを他者に依存することは、

自分の生が曖昧でいい加減なものになるということです。

同時に自分の一個の営みをしている他者の自由と時間を奪い

大変な負担を負わせていることもわかりました。

物心つく頃から祖母、母の手厚い世話を受けることを

当たり前のようにして大人になってしまったために、

他者の辛さ、痛みを理解出来ない身勝手な

半人前の坊やであったに違いないかつての自分が見えてきました。

そういう男が結婚すれば、自分の安逸を支えてくれた

家事奴隷としての祖母、母の代役を

妻に求めるのは自然の成りゆきです。

妻である女性が逃げ出したくなるのも、また当然です。

離婚で私が打ちのめされて惨めに凍えたのは、

女性に育児家事を押し付け、

一方で女性よりもエライのだという思い込みに

安易によりかかっていられる「男の特権」をいっぺんに失い、

旧来の男としてのアイデンティティが崩壊したからでした。

家事を「する男」に生まれ変わり、

ようやく一個の独立した人間としての誇りを回復しました。

古びて硬直した、男らしさの鎧(よろい)を

脱ぎ捨てることができたからでもあります。

私の不幸は、他者に生活のすべてを依存して

独立できない「しない男」であったことに由来します。

自分のことはすべてやり遂げることのできる独立した人間になるために

自分を変えていこうとしない限り、男たちは私の二の舞を踏むことになります。

熟年離婚など妻たちの静かな反乱が、

そのことを物語っています。

男が自己変革できない限り、

「夫の抑圧の下に埋もれていた自分」を発見した女性は

何歳になっていようと、夫を振り捨てて、わが道を歩むでしょう。

「シングルペアレント」 著・重川治樹 まえがきより






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Last updated  2009.02.17 11:00:02 コメント(3) | コメントを書く
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