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偏食の嬢王様

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カテゴリ: 偏食旅行記
イギリスの現代美術を有名にした立役者とも言える
サーチの美術館 が再々オープンした。

最初のギャラリーは確かセントジョンズウッドだったか、
ハムステッドだったかの駅からちょっと歩いたところにあり、

毎週木曜日は入場料が無料だった。

もちろん、木曜日に行った。


2003年、テムズ川のほとり、ロンドンアイ(大観覧車)
の近くにサーチギャラリーも移ってきたが、

SG2


一度も足を踏み入れることなく2005年に店じまいをした。


そして今度が3度目の正直となるか、
チェルシー地区に新しくオープンした。

SG3

今度は入場料無料。そのスポンサー探しが難航し、
開場が一年近く遅れたという噂もあるが、
とにかく彼は2008年10月に再々オープンしたのだ。

SG4

ちなみに3つ目の会場は私たちの結婚披露宴の
会場候補だった場所でもあるので、
勝手なミーハー心ではあるが、なんだか親近感が増す。


オープニングは中国の現代美術展。

現代美術は好き嫌いが激しく分かれ、また、


初めてのデートには向いてないし、
もちろん、親兄弟と行くのも避けたいところだ。

SG5

このタイトルは「裸族」
文字通り全裸のマネキンが天井から逆さ吊りされている。

背中に書いてある文章によると、裸族は中国人の末裔

作っている(これは97体目)。

SG6

芸術家は忍耐が大切らしいということがおぼろげにわかった。


他にもいろいろ写真にとれない・撮りたくないような作品を
次々に見て、最後にやってきたのこがこの部屋。


ワックスペーパーで作ったような、ちょっといびつな建物のミニチュア。

SG1

これを見て感じたのが、中国の若手(30代半ばから
40代が多かったが)現代美術アーティストたちの力強さと、

そのエネルギーをどこにどうやってぶつけたらいいのか
わからずに持て余している様子がありありと浮かんできた。


政治状況や受けてきた教育もあり、
彼らは鬱屈した気持ちを表現できないでいるように感じる。

しかし、それはそれでいいと思う。


きっと日本人も、ヨーロッパ人も通った道。
何も考えず、何にも縛られずに自分の思いのたけだけを
芸術作品に投影できるほど人は単純ではないし、

当然その方が面白い。


自由というのは時に退屈なのだ。

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Last updated  2008/11/21 08:38:42 PM
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