ロンドン偏食生活・偏食通信

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偏食の嬢王様

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カテゴリ: 偏食思考
先月の新聞に載っていた記事。

郵便局兼雑貨屋を営む店主が

「英語を話さない客には売らない」

と公言しているそうだ。

Eng1

彼自身、スリランカからの移民で、18年前にイギリスに来た。


イギリスに来てからは英語を勉強し、いや、
英語で勉強して自分の店を持つまでになった。


しかし、最近は英語を話せずに、話さずに日常生活の
全てをやってしまう移民が多いのが気に入らないらしい。



地元のコミュニティーに申し訳ないという気持ちらしい。


「イギリスに来た以上は、私は自分のことを
イギリス人だと思っている。イギリスでは全てが英語。
法律も英語。イギリスにいる限り英語を話すべきだし、
話さない人はきちんとした扱いを受けられなくても当然」


ノッティンガムという、日本で言うと北関東か南東北のような、
東京に日帰りできない距離ではないが、通勤圏ではなく、

その地域の中核都市にバスや自家用車で働きに行くグループが
多い町に住んでいるからだろう、

このような保守的な考え方になってしまうのは。


実際、私も1993年にノッティンガムに行き、バス停近くの

ヴェールをかぶった女性店員にあまりにもじろじろ見られたので

「私、日本人だけど、そんなに珍しいの?」

と聞いたら、彼女は「日本人、初めて見た」とつぶやいた。
日本人からすれば、彼女の方がよほど珍しかった。


ロンドンにいれば、英語が母国語の人の方が少ないのではないか、


もし郵便局で日本語が通じる人が働いていたら、
そりゃーその人に当たりたいと思うだろう
(日本的サービス精神を期待している、というのも当然ある)。


反面、もし中国人スタッフがいて、中国語を話す客と
声高におしゃべりしていたら、きっとムカつくだろうとも思う。


自分のことと人の事は別に考えているなんて「オレって小せぇ~」
と思いつつ、それでもやはり、言いたい。


外国に行ったら、少なくともその国の文化言語風俗習慣を
理解しようとする姿勢はとるべきだと思う。


旅行で立ち寄るだけでも、いや、好きで選んで来ているのだから
むしろ旅行者こそ愛情深いまなざしでその国を見つめるべきだろう。

仕事や親の都合で仕方なくだったとしても、その期間が
どれだけであったとしても、また、未来永劫

生まれた国に住むことがない、できない場合でも、
故や縁あってその国で生きることを許されているのだ、

もっと愛情と敬意をもって、そのコミュニティーに尽くしても
いいのではないだろうか。


それが自分の生まれ育った所なら、なおさら。



一人で徹底するほどの覚悟も度量もないのだが、それでも私は
この人の頑固さにエールを送りたい。


これが 先週言ってた

「先進国で仁王立ちしている、苦痛を与える側にいる」

という意味なんだけど、このジレンマ、わかってもらえるかな?



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Last updated  2009/04/10 12:59:34 AM
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