恋☆いろいろ☆★☆

恋☆いろいろ☆★☆

どろどろ(苦笑)


           今思えば、ただ単なる”優柔不断”だっただけなんだけどね。

 彼は、6年生の誕生日に
  6人の女の子から誕生日プレゼントを貰った。
          K君を好きだった私も何故だか6人に含まれる(笑)

      お返しは一律、みんな一緒。
  ただ、私のだけが、みんなと色違い・・・。
       Hちゃんの怒りはそれはもう”ヒドイ”ものだった。

    別に、お母さんに買ってもらっていて
 中身を知らない彼が配っただけの話だったとおもうんだけれど・・・。
                          真意のほどは定かではない。

  彼からのお返しの品なんて、全く覚えていないんだけれど
    私が彼に贈った品は、よく、覚えている。

            なぜなら、それは・・・失敗作だったから。

 当時、手芸を得意としていた私は、
  彼に手作りの、結構大きめな人形(マスコット?)を贈った。
    普段、私があまり使用しないような色のフェルトで作ったもの・・・。
       ちゃくちゃくと出来上がっていって、「もう少し!」という所で
            納豆の鉢に落としちゃった・・・。頭部を・・・。

    普段、使わない色だったのと、
 誕生日に間に合わせようと作ってしまった事が災いし
      (今思えば、間に合わなくても良かったんじゃん!なんだけど)
  汚れた部分を隠すために、妙な形へと変化した頭部を
                        そのままつけちゃったの・・・(T_T)
       で、結局、失敗作(自業自得?)

優しいI君はそれでも、「ありがとう」と喜んでくれた。
           きっと、他の5人にも同じだったと思う。
        「ありがとう」と笑顔で。そいういうところは変わらず、ずっと魅力的。

               彼の”薔薇色(?)”の誕生日は
          6人の女の子のどろどろした舞台裏があってのものだ。


     K君を好きな私が、何故、I君にプレゼントを、しかも、手作りで
  したかと言えば、私が、ノリ易く、Hちゃんへの”当てつけ”みたいな事であったと
   今ごろ思い出しては笑えて来る・・・。
             別に、I君が誰を好きでも良かったんだけれどね。
                  (自分であれば尚良しくらいな・・・。くすくすっ)

            性格悪いなぁ・・・・・・ぼそっ。

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