日台国際結婚  in横浜  withワンちゃん

日台国際結婚 in横浜 withワンちゃん

 「雑踏と静寂」 第9号 



 アーバンライフ 台北!

  ミニと外出する時に、いつも距離感の違いを感じさせられています。台湾でのアーバンライフの最大の醍醐味は、大通りは都市的な施設があり、一本路地へ入れば、安価で物がかえる飲食店、雑貨屋、生活するのに便利な施設が軒をつられている。とくに台北は、コンパクトにまとまっており、そんなに移動しないでも、生活するに困らず、また都市的なサービスも受けられるのです。台北は生活しやすい街だという感じがしてきます。

  この違いは、都市構造の違いに現れているといっていいと思います。日本の都市、また見本としてきた西洋の都市は、近代都市計画の方法論により、機能分離という概念を徹底的に追求し、商業エリア、住宅エリア、工業エリアと分けてきました。居住者にとっては、良好な環境を確保してきたのはいうまでもありません。郊外に環境の良い住宅地を形成し、都市の商業地へ1時間、2時間かけて出勤する。また、人々も当然のごとく受け入れて、この巨大なシステムのうちに組み込まれていっている。けど、頭をリセットして、自然に考えると、そこまでして働かないといけないのかと首を傾げたくなってきます。環境さえよければ、職住近接、近くに便利な公共施設があり、様様なサービスを受けられるほうがいいに決まっています。

  実際、日本へいらしてる台湾人に聞くと、通勤で1時間、2時間かけるのは信じられないという答えが返ってくる。また、勤務地が横浜。アフターファイブに渋谷(徒歩も含めて50分)で飲んで、帰る家が相模大野(徒歩も含めて1時間半)なんてことは、信じられないことなのである。まぁ、ちょっとハードではありますが・・・

  日本でも、地価の落ち着き、またマンションの大量供給により都心回帰、都心居住がもてはやされてますが、それでも、台湾の都心居住とは、趣を異にしてます。台湾も規模こそ違いはあるかと思いますが、政策的には用途分離を基本としてやってはいますが、やはり日本の都市とは違います。やはり、都市に歴史あり、文脈ありでしょうか?(2005.1.2)

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