☆じゃんきー☆のあふぉな日々(´ロ`;)ノ

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『SILENT☆ANGEL』 1


 原案・原作    二海堂真一   
 脚色・ストーリー じゃんきー


さびれた公園のベンチに一人の男、青年牧師の雪村が足をガタガタと震わせながら缶コーヒーをすすり座っている。雪村のほかには誰もいない。走る足音が聞こえてきた。「ん・・・きたか」そういって雪村は公園に入ってきた男、三原純を見やって言った。「遅いじゃないか!もう20分も遅れているぞ!大体キミはいつも時間の管理が甘いんだよ!」いつものことに少々いらだって言い放つ。「すみません、雪村さん、でも・・・」三原の言葉をさえぎりたたみかけるように「ちょっと待て。雪村さんじゃないだろ?ファーザーと呼びなさいっていつも言っているだろ!」どうでもいいようなことだが雪村には大事なことなのだ。「はぁ・・・すみません」しかし三原にはホントにそんなことはどうだっていい。

「まぁいい」ため息をもらし宙をみつめる、しかし誰もいない公園は底冷えのする寒さなのだが三原にはもうひとつ気がかりなことがあるのだ。「あの・・・今日はボクだけですか?」雪村は気にせず声をかける。「そうみたいだな。・・・さて、キミもこのベンチに腰掛けなさい」三原は自分ひとりだけというのがやはり不満なのだ「失礼します。」不満を顔に出しながらも雪村の言葉に従う。しばらく無言の時間が過ぎていったが雪村は悠然とコーヒーを飲み干して一言つぶやく・・・「20分も待たされてホットがアイスになっちゃったよ」雪村なりのギャグなのだが三原は気づかず言い訳をする「いや・・・今日はバイトでちょっと・・・連絡しようと思ったんですけど、雪村・・・ファーザーはケイタイ持ってないから知らせようがなくって・・・。」

ギャグが通じず少しショックな雪村「もういいよ、言い訳は。」

「今日の集会、ボク一人か・・・」素直に口にする三原。その言葉に少しカチンと来た雪村は声を荒げた「なんだいその言い草は、まるで・・・まるで私が人をひきつける魅力がないみたいな言い方だな」また始まったよ、ひがみっぽいんだから・・・そう思いながら自分もいやみっぽい口調になっているのを気づかない三原「雪村さん、やめてくださいよ。そんな口論はしたくないんでさっさと始めちゃってくださいよ。」マジにムッとした表情を見せ「なんだか気分悪いな。やめようかな。」このふたりはいつもこうなのだ。
まわりに人がいればまたやってるよこの二人なんて笑うところなのだが・・・。

そう、本人たちは気づいてないのだ掛け合い漫才になってることを・・・。しかし掛け合いはまだまだ続く「それはないでしょう急に・・・謝ってるじゃないですか」

まぁこのままやりあってもしょうがないと気を取り直し雪村のアルバイトが始まる「・・・・そうか・・・まぁいい、じゃあ始めよう、今日の集会費は500円だけどよろしく♪」雪村、三原に手を差し出す。「水曜日は300円でしたけど・・・」「値上がりしたんだよ、バイトしてるんだったら500円くらいなんでもないだろ」「・・・じゃあ・・・ハイ」相変わらず掛け合いを続けながらも三原500円玉を差し出し、それを満面の笑みで受け取る雪村なのだった。

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