最初の出会い
プロテスタント系の中学に進学した私は、
学校で初めて聖書、賛美歌を手にした。
礼拝は毎朝授業前にあり、
先生が聖書の箇所を引用して話をすることもあれば
生徒が持ち回りで話をすることもあった。
オルガンが教卓の横にあって、
ピアノを習ったりして弾ける子たちが
オルガン当番として交代で伴奏してたっけ。
時間割の中にも「聖書」の時間があって
テストの科目にもちゃんと入ってたな。
だからどちらかと言えば義務で、
国語や社会のような科目の１つとして
捉えてる部分もあったけど、
今思うと
中学高校でキリスト教に接することができたのは
よかったと思う。
日曜日は教会に行く日だからということで
学校は中学の時から週休２日制だった。
といっても実際に日曜日に教会に行ってる子はほとんど
いなかったような。
でも真面目な私は、
中学１年生の頃、数ヶ月は
近所の教会に通ってた記憶がある。
その教会は
ほんとに小さな教会だった。
日曜日の礼拝にもほとんど人がいなかった。
横に幼稚園だか保育園だかが
くっついてたっけなぁ。
ともかくそこの教会のイメージは暗かった。
牧師さんも。
そして、他の友達と同じように
私もだんだん教会に行かなくなった。
それでも
聖書の時間は嫌いじゃなかった。
聖書の内容は理解できない部分も多かったけど、
時々
（あ、この節、今の私に必要な部分だ）
と感じることも。
礼拝の雰囲気も嫌いじゃなかったな。
特に講堂での礼拝は厳かな中行われ、
広い講堂で賛美歌を歌うのは気持ちがよかった。
そう、
毎年賛美歌コンクールっていうのもあって
クラス対抗で競い合ったなぁ。
中学３年生の時だったか、
指揮をやったんだよね、確か。
この引っ込み思案の内気な私が。苦笑
そういえば
高校時代の聖書の時間、
担当の牧師先生がとても感じのいい先生で、
その頃両親の不仲に嫌気がさしてた私は
その牧師先生に手紙を書いたことがある。
暖かいメッセージの入った返事が来ることを
期待して。
でも、返事はなかった。
届かなかったっていう可能性もゼロではないけど、
返事をもらえなかったという事実が
私の中ですごくショックだった覚えがある。
そして牧師先生、
加えてはキリスト教に対する好意的な気持ちも
なくなってしまった。
ま、そんなこともあったけど、
６年間
聖書、賛美歌と共に生活してきたことを振り返ると、
改めてよかったなぁと感じる。
あの頃、聖書や賛美歌に接してたからこそ
キリスト教を怖がらず
正面から見ることができるんだと思うんだよね。
ただあの頃は、
私が韓国という外国で再び教会に通うことになろうとは
想像もしなかったけど。。。
２００９/１１/３０
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